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大谷 弘喜
2006年11月16日
本質的にはそれほど変わっていないかもしれませんが、やっぱり最近の開発はおじさんたちにはつらいかもしれません。一昔前のアプリケーション開発だと、Cとか、VBとか一つの言語さえできれば、なんとかなっていました。さらにデータベースの知識があると完璧です。一昔前のWebアプリケーションもJavaやPerlなどの言語とデータベースの知識だけで何とかなりました。HTMLも単純なものだったので、ソースコードの中にHTMLの断片が散在しても、それなりに機能していました。
最近のWebアプリケーションの開発ときたら、データベースの知識、Javaの知識は当たり前として、JSPやタグ、JavaScriptに、HTML+CSS。さらに最近流行のDIを使えば、XMLで知らないうちにオブジェクトができて、オブジェクトのライフサイクルは DIコンテナがブラックボックス化しています。それなりの知識がないとどうやって、インスタンス化すればいいのかさえわかりません。
いろんなものがXML化されて、単純なXML-RPCからSOAPになったり・・・。細かいところを言えば、本質は変わらなくても小さな技術が生まれるスピードは10年前より速くなっているかも。
5年前のWebアプリケーションの開発に比べると、プログラミングの比重はJavaScriptやUI関係に移ってきています。Javaでコードを書きますが、全体の作業時間からするとJavaが2割で残りがUI関連です。ツールが進化したからJavaでの作業時間が減ったんじゃなくって、UIへの比重が上がっただけだと思いますが。あとは、ぼくが今携わっているプロジェクトが、データベースやらCRUDやら、めんどくさくて単純な作業はすべて共通化して、隠蔽しちゃっているからかもしれません。
さてさて、そんな状況の中でぼんやりしていると、経験のある人でもやっぱり置いてかれて、開発できなくなっていきます。10年前のCをやっていたころに十分な基礎が身についていなかった人たちは、今の変化についていけず、右往左往しています。それでいて、10年前より10歳年をとっているので、それなりのものを要求され、引き出しがないので困ってしまいます。今の若い人も10年後にどうなのかと言うと、結局同じかもしれません。
基礎がないまま、開発しかできない状態になっているとつぶしがきかなくなって、会社も本人もこまります。基礎があると、たぶん、なんとかなるんでしょう(なっているんでしょう)。これから先はわかりませんが。
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