「書き出すと頭がスッキリする」のはなぜ?
2009.09.24
ライフハック心理学
「書き出すと頭がスッキリする」のはなぜ?心理学
メタ記憶が解放されるからノート
佐々木正悟×堀E正岳 ライフハック・トーク第9回「記憶を脳の外に出せば効率が上がる」でも話題にあげたとおり、「気になっていることを紙に書き出す」「すべて洗い出す」というライフハックは、基本中の基本と言っていいほどのものです。
しかし、これが効果的なのは、どうしてでしょう?
「ストレスフリー」や「頭の中を空っぽにする」というのは、あくまでも比喩であり、しかも目標ではありません。「頭の中が空になる」ことを、字義通り目標にする人はいないでしょう。それでは何もできなくなってしまいます。
・記録にして記憶をたしかなものにする
・覚えておけない多量の情報を扱う
これらも、「書き出す」(記録する)ことの重要なメリットではありますが、たとえばGTDを開始したところで、すでに得られる快感は、「記憶が確かなものになった!」というようなものではないようです。それよりは確かに、「頭の中が空っぽになってスッキリした!」という感想の方を、よく目にします。これらの人にとっては、何かが解放されているのです。
解放されているのは、メタ記憶です。私たちがGTDやその他の仕事術において、「洗いざらい書き出してみよう」という時に、ただしりとりをやるみたいに、単語を列挙していくわけではありません。
「やらなくてはいけないもの」「準備しなくてはいけないもの」などを、連想的に思い出していくはずです。その時、頭では記憶をただたんに想起しているのではなく、操作しているはずです。
たとえば、何の記録手段もないお風呂場などで、この作業をやると、不安になることがあります。この場合の不安は、メタ記憶的な働きによって引き起こされる感情です。「これで全部じゃないかもしれない」というのは、記憶についての記憶。すなわちメタ記憶です。
そういう心配がなくなるということは、メタ記憶的な部分の自信のなさが問題にならなくなったという意味であり、こうすることで現実の活動が、新たな段階へと進めるわけです。
▼参考
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| メタ記憶―記憶のモニタリングとコントロール | |
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2009.09.24 16:38
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