父と兄がインヴェーダーになっている
2010.03.15
夢 父と兄がインヴェーダーになっている。そしてテレビの「インヴェーダー」を見ている。テレビの中でインヴェーダーがやられると兄の顔色が変わったのでわかった
河合隼雄『影の現象学』より
著者はこれをある離人症者の夢、として紹介しているが、なるほどそんな感じである。河合も後述しているが、これは「カプグラ症候」をも連想させる。
「カプグラ症候」はたとえば有名な本の中では、『脳のなかの幽霊』で紹介されている。 自分の両親が、自分の両親のように「感じられない」などと訴える障害である。
そっくりだが、ちがう。なぜそっくりな姿格好で、自分を騙そうとするのか? などといったり考えたりする。
よく言うように、「一度くらいは自分が、自分の家の子ではないかもしれないと、誰しも疑う時期がある」のと、深い関係があるのはもちろんだが、心の底からそう感じることがあるという点で、両者は異なる。
一般的には、「そういう可能性を完全には否定できないではないか」と知的に考えるのであって、 そのような「感じる」わけではない。カプグラ症候のある患者は、この逆のことを言った。「知的には自分の両親だとわかっているのだが、感覚として受け入れられない」と言うのである。
父と兄がインヴェーダーというのは、これとはまたちがうが、 感覚的な強い違和感を覚えているということが、共通してある。
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.03.15 17:16
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