性格のタイプと人生のタイプ
2007.09.05
「そこに山があるからだ」登山家への質問に対する答えとして、これは有名ですが、出所を私は知りません。
心理学で、この答えはひとつの「性格類型」を表すものとして紹介されることがあります。
人によって、自分の行動を起こす理由は様々です。ということは、自分の行動を起こさない理由も同じくらい様々です。
「なぜ山に登るのか?」
「そこに山があるからだ」
という対話が成立するなら、
「なぜ立ち止まっているのか?」
「そこに山があるからだ」
という対話だって、十分成立可能でしょう。
もちろんこれは「性格」ですから、どちらがよりよい考え方だということにはなりません。でもおそらくは、自分と似た動機や価値観を持っている人の方を、人は高く評価するでしょう。
次のやりとりはいかがでしょうか。
兄「おまえは、どうして飲んだくれになったんだ?」
弟「オヤジが、飲んだくれだったからだよ」
弟「そういう兄さんは、どうして飲んだくれにならなかったの?」
兄「オヤジが、飲んだくれだったからさ」
「性格類型」に対して価値付けをすることに、あまり意味はありません。それでも、「性格類型」とある種の病気には、強い関連があるという証拠は、わりとあります。(たとえば「タイプA」と「心臓病」)。
少なくとも、「性格」は人生に大きな影響を与えてしまいます。そしてそれが悪い影響であれば、多少とも「人生への性格の与える影響」をマイルドにすることも、心理学のひとつの活用方途です。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.09.05 17:48





