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あまりにフィードバックがよすぎると

2007.09.20

フィードバック」という概念ははっきりしたものなのですが、これに関する定義はちょっと分かりにくいと感じることがあります。

たとえば、音響設備がもう一つのコンサートホールだと、オーケストラの演奏が芳しくなくなる、という報告があります。その理由はおそらく、「自分で自分が聞けない」からでしょう。

このように、自分のやっていることが適切であると確認することで、つまり適切なフィードバックを得ることで、モチベーションを高めることができるという考え方があります。

確かに、のれんに腕押しといいますか、自分がわざわざ行動を起こしているというのに、その反響がまったく得られないのでは張り合いがないというものです。

しかし、適切なフィードバックが得られれば、モチベーションが上がるということから、フィードバックがあまりにも得られ過ぎると、モチベーションに歯止めが利かなくなるという問題も、指摘されています。

その例で登場するのが、「テクノストレス」という一時流行った言葉です。
PCは非常にフィードバックがよく得られる装置のため、ついつい「のめり込んで」しまいがちです。コンピュータ操作中、人間の時間感覚は、かなりの狂いが生じると言われています。

私自身はプログラミングなどはできませんが、たとえばブログのデザインをいじったりしていると、時間が異常に速く過ぎ去ります。あっという間に2時間などといったこともあります。私の2時間の集中力にしては集中度が高すぎます。

そうなるのは、デザインをいじった結果が非常に素早く得られるために、どんどん新しいデザインを試したり、細かい部分に手を入れたりしたくなるからです。

けれども、普段の2倍もの集中力で作業にたずさわっていては、充実はしているにせよ疲れもします。そういうことを続けていれば、心のエネルギーを消耗しがちになるものでしょう。SEさんという職業で、うつのような病気が多く出るのも、分かるような気がします。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.09.20 23:37

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