TOP > 作家の作業日報 > 2007年12月

あすなろBlogger

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「面倒くさい…」

2007.12.28

今日で2007年最後の「メンタルハックス」とする予定ですが、何ら特別でない記事で締めくくりたいと思います。

面倒くさい」という気持ちの発露は、色々なところで、微妙に仕事を滞らせます。ちょっとした調べ物、ちょっとした作業、ちょっとした掃除を先送りし、徐徐に徐徐にためていった挙げ句、手に負えないものにふくらませてしまうのです。

「面倒くさい」という気持ちは軽いものですが、たとえば「掃除ができない人 」の惨状を思えば、軽く扱うべきではないのかもしれません。「操作にちょっとした手間がかかる」ために、良いツールなのにまったく不人気になってしまうこともしばしばあります。

今回は「内観」してみました。「面倒くさい」という感情に関する心理学的分析を調べるかわりに、自分の「面倒くさい」を内省してみました。その結果

・「面倒くさい」という気持ちは、肉体からの信号
・とくに若干のトラブルを抱えている部位から発せられやすい
・たとえば腰痛(私の場合)
・しかし、強引にねじ伏せるとおさまることが多い
・そういう意味では「仮病」と似ている


こういう流れが一つ。もう一つあって

・「面倒くさい」という気持ちは、身体操作の変更に対する身体からの抵抗感
・身体は寝ているときは寝続けたがり、歩いていると歩き続けたがる
・しかしPCの操作などでは、作業が大きく変更しても、身体操作には変更がないことが多い
・たとえば「請求書を書く」のと「原稿を書く」のはまったく違う作業なのに、身体操作としては変わらずタッチタイプとなる
・この現代的状況に身体がついてこられず軽い混乱を起こす


この二つの流れが「面倒くさい」の発生にはあるようです。

これらを解決するための方法として、

・「仮病」なら無視するか、
・水を飲む
・腕立て伏せをする(10回くらい)


などを私は選んでいます。作業が変わるたびに、いったん身体操作をしてやるとよいと思うからです。

今年一年、ご購読いただいた皆様、ありがとうございましたm(__)m
来年また、お会いしましょう。
 

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.28 14:35

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

時空間を空けておく

2007.12.27

脳科学者の池谷裕二さんは今年の年末「ヨガを試してみよう」と思っているらしいですが、人間というのはどんな時間でも、「何もしないでいる」ということはできません。

どんな時間でも必ず、何らかのことをして過ごしています。生産性が全くない時間の過ごし方をしていても、何もしていないわけではないからです。

そうでなくても現代人は、あらゆる時間帯に色々なことを詰め込んで生きています。やれることもやりたいことも昔に比べて非常にたくさんある一方、一日の時間は江戸時代から変化していないからです。

これはちょうど、本好きの人がどんどん書籍を買い込んでいるのに、本棚は全く増えていないのと一緒です。そんな今では書棚はキチキチ。でも本棚と違って時間を使う行為は「はみ出す」ということはあり得ません。25時間目の時間を使うことは不可能だからです。

「ぱんぱんに入った器から何かを外に出すんや。そしたら空いた場所に新しい何かが入ってくる。」

4870318059夢をかなえるゾウ
水野敬也
飛鳥新社 2007-08-11

by G-Tools

 
これは最近話題の本の中で、神様のゾウさんがおっしゃっていたことですが、時間でも空間でも同じです。

「入ってくる」と言っても、それは結局「自分で入れる」のですが、まるで「入ってくる」かのように、空いた時空間の引きつける「引力」は強力なのです。

今、年末大掃除にいそしんでいる方は多いでしょう。空けっぱなしにしておけるはずもない空間を一箇所だけ、無理をして空けておいてみましょう。そこに何が「入ろう」とするか。ウォッチしていたら面白いことが起こるかもしれません。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.27 11:08

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

小さい仕事をためない

2007.12.26


最近、いただいた名刺の整理が終わりました。

これは前から思っていたことですが、まとめた時間をとって100枚くらい一気にデータ登録するのと、いただくたびにこまめに情報登録するのと、どちらのやり方がいいのだろうと?

一見したところ、二人の方の名刺を5分ずつ毎日登録するよりは、50枚程度をまとめて登録する時間を用意する方が、合理的な気がします。けれどもそれは間違いでした。

これは情報等録に限った話ではなく、家計簿でも、メモ処理でも同じ事になるのですが、「あとでまとめてやる」というのは余計な手間を発生させます。一つ一つの情報源を扱いにくくなりますし(レシートなどだと日をまたいだり、なくしたりする)、PCにマクロ処理させたとしても、PCが間違えたりしてくれます。(そもそも1つずつならマクロを作る手間もありません)。

逆にたとえばレシートが1枚だと、日付を書き換えるとか、並べ直すとか、スキャン範囲を指定するといった手間が全部なくなります。

だから、「まとめてあとで」というやり方をするのは、一見合理的なようですが、そうでもないのです。そもそも、1日にごく少量の作業をこなすだけなら精神的苦痛はほとんどゼロのため、これを100日続けても精神的苦痛は発生しません。

でもこの作業を一度に100倍の量をこなそうとすると、精神的苦痛が発生します。ここにも何とはなしに、余計な労苦が発生しているわけです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.26 23:11

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

年末大掃除のきっかけに

2007.12.25

4163690204片づけられない女のためのこんどこそ!片づける技術
池田 暁子
文藝春秋 2007-04

by G-Tools

本書は、掃除ができなくて、かなり切実な気持ちになっている人のための本です。でも年末の大掃除にも使える本です。

私は、片づけも掃除も整理も嫌いではないため、ここまでいってしまう方のお気持ちというのが、正直分かっていないと思いますが、「整理ハック」として読んでも、読みやすくまとめられています。

「女のための」とはありますが、男が読んでももちろん参考になります。「ためるもの」の種類が違っても、「捨てるときの躊躇」には似たようなところがあるはずです。

また本書はマンガであるため、「掃除ができない結果」のおぞましさをビジュアルで確認できます。絵はなかなか丁寧に書かれてあって、なるほどモノが貯まっている部屋というのはこんな感じになるだろうな、というイメージがわきます。

部分的に片づけようとしてみたり、お掃除グッズを買い貯めてみたり、棚ばかりがあったり、テレビが変なところにあったり、開けてもいない買い物袋の山があったり、便利そうな小物の山が積まれていたり、服の山雑誌の山に埋もれていたり。これらを絵に描いてみれば、それが「片付かない部屋」でしょう。

そして私は、本書を「タスク」に応用できないかなと感じました。部分的に手がけてみたり、ライフハック本を買い込んでみたり、仕事のツールばかりがあったり、おかしな仕事が優先されていたり…。

一度「タスクの大掃除」をしてみたら、その後の作業がスッキリして、年明けは気持ちよく仕事が進められるかもしれません。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.25 17:15

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

今年のイチオシ心理学本

2007.12.22

昨日に引き続き、「今年一年を振り返って」。

今日は読書感想文にしたいと思います。 「今年のベスト10」などにすると、分野もばらけるし、リストも七番目くらいになると、読む方も面倒くさくなってくると思いますので、分野を心理学に絞り、ベスト1だけにします。

と思ったのですが、どうしても1冊に絞りきれませんでした。なので、単行本1冊、文庫1冊の、計2冊ということにします。

まずは単行本の方から。

4767804906社会化した脳
村井 俊哉
エクスナレッジ 2007-10

by G-Tools

あまり知られていない本ですが、大変素晴らしい本です。

そもそも、社会的生物としての人間を、脳科学的にどう捉えるかというテーマで書かれた本自体、多くはないのですが、本書はそれらの中でも群を抜いて読みやすく書かれています。

しかも個々の事例に統一的展望を持たせようという強い意図が実を結んでいます。おかげで、「上側頭溝周辺皮質」とか「前部傍帯状皮質」などという言葉が、解説された内容とともに自然と頭に残ります。ふつうは、読んだときにしか意識できないような難解用語なのですが。

社会脳科学を専攻している人はともかく、本書で読者にさらりと与えられる脳の「社会的側面」を一望することは、脳科学の専門書を読んでいては、ほとんど不可能と言っていいほどです。本書は、苦痛がほとんどないわりに知識が急速に拡大していくという、コストパフォーマンスが非常に高い本です。

 

次に文庫の方。

406275598X精神鑑定 脳から心を読む (講談社文庫)
福島 章
講談社 2006-12-15

by G-Tools

それほどの単行本がありながら、ベスト1に絞り込めなかったわけは、この本の存在です。

福島章先生は、「精神鑑定」関連書籍の第一人者といってよいかと思いますが、その福島先生が「精神鑑定というものについて」解説された文庫がこれです。

本書は内容的に見れば「面白いというよりはためになる」本ですが、それでいて大変読ませる内容になっています。

おそらく一般の方にとって「精神鑑定」というのは、テレビドラマに出てくる時にだけ意識する程度の、決して身近とは言えない話題でしょう。

専門家の手によってもきわめて困難な作業であり、しかも専門家の間でも見解の相違が時に甚だしいという、一般的に周知されにくい話題だとしてもやむを得ないところがあります。

それでもこれまでは、まあそれで良かったわけですが、今後大きく事態が変わる可能性があります。陪審員制度が導入されるからです。

むろん専門家ほどには「被告の精神状態」などの判断について責任を負うことにはならないでしょうが、「精神鑑定なんて、宛にならねえんじゃねーの?」では済まなくなるかもしれません。

私たちは、「他人が「正気」かどうか」をどうやって科学的(客観的)に分別しようとしているか。あるいはそもそもそんなことをしようと努力しなくても良いのか。ということを話題にした本としては、現時点では最高の一冊です。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.22 15:18

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

今年はまったオンラインツール

2007.12.21

あちこちで似たような記事が書かれていますが、年の暮れということで、あいのりしてみようかと思います。

ということで、

■Femo
http://femo.jp/

このツールでは、流行の「タグ」を使うことによってメモを管理できます。一口に「タグが付けられる」と言いますが、その機能にはいくつか違いがあります。

1 タグが付けられ、名前を変えることも、統合もできる。該当記事がなくなれば、タグも一緒に消える。

2 タグは付けられるが、一度付けたら名前は変えられないし、統合もできない。ただし該当タグがついている記事がなくなれば、タグはなくなる。

3 タグが付けられるだけで、名前は変えられず、統合もできないし、該当記事がゼロになってもそのまま残る。


良い順に上から1→2→3です。
「名前を変えられる」方がいいのは、名前を変えたくなったり、「記号」を利用することでまとめたくなるからです。

また、「統合」がやりたくなるのは、表現揺れの問題があるからです。
(ただしこの問題はペースターなどで部分的に解決可能ですが)。

以上のどちらもできないとしても、該当記事がなくなったら、タグも消えて欲しいとは思います。

ちなみにFemoのタグ機能は2番だと思います。しかしFemoには「日付をタグにできる」という素晴らしい機能が備わっています。

さらに詳しいことがお知りになりたい方は、大橋悦夫さんが「シゴトハック」の中で非常に詳しくわかりやすく説明されていますので、詳しい使い方はそちらをご覧ください。
といっても、メモツールなので使い方は簡単です。
http://www.itmedia.co.jp/bizid/articles/0711/09/news034.html

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.21 18:41

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

PCとのじゃんけんにまで気をつかわない

2007.12.20

人間が感じるストレスというものは、対人関係から来るものがとても多いのは、皆さん経験的にご存じの通りです。

その理由のひとつとして、人間は、ある現象が人間を原因としているものなのかそうでないかによって、反応や態度を変えるということがあります。

そもそも相手が人間かどうかを感知する前に、相手が生物が無生物かを認識します。頭上から鳥の糞が降ってきたのか、ハチが自分を襲っているのかでは、対応の仕方を変えなければいけません。

鳥の糞ならとにかくよけるべきですが、ハチならむやみに動かない方がいいかもしれません。意志を持つものと持たないものとでは、予測される動きが全然違います。

中でも人間は、色々なことを「やって」きます。行動パターンを読んで対応していても、今度はこちらが「読んでいる」ことに気がつき、相手はそれを逆手にとるかもしれません。競争はエスカレートし、心労も増大します。

心理学の実験で、PCとじゃんけんするというゲームがあります。被験者のグループを二つに分け、一方のグループにはPCとじゃんけんしていると教え、他方のグループには、画面の向こう側には人間がいると告げました。オンライン型対戦ゲームだと偽ったわけです。

どちらの場合も実際には相手をしているのはPCで、じゃんけんはランダムで行われたのですが、勝負をした人間の頭の使い方は変わりました。相手が人間だと言われると、「次の手」や「パターン」を読もうとするわけです。

このとき活性化されたところは、前頭葉の内側のところです。こういう部分を使うときには、必ずと言っていいほど、リスクに対する予測がからんできています。

人が他人の心をおもんぱかったり理解しようと努めるのはよいことだと思いますが、私たちはしばしば行きすぎてしまうようです。これは実験であり、被験者はいわばだまされていたわけですが、大した意図のないところに意図を深読みしてしまうことは、現実にも少なくありません。

でもそれをやってしまうと、脳の中の比較的ハイスペックな場所を過剰に働かせる結果となります。「心を読む」のはきわめて高度な知的活動です。この機能の過剰使用を控えるだけでも、少しはストレスが軽くなるはずです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.20 16:40

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

ネガティブなモチベーションはどこまで使えるか

2007.12.19

世の中、というよりも人間、表があれば裏があります

私は「やる気」に関する本や記事をあちこちで書くなどしてきましたが、それでもあまり表立ってとりあげなかったものがあります。「裏側のモチベーション」です。

例えば私は「やる気」を出すための三項目としてよく

・承認欲求
・見通し
・フィードバック


などをあげます。切り口や文脈によっては他にもあげられないことはありませんが、だいたいこういったものです。つまり「表」のモチベーション対策なのです。

では「裏」とは?
たとえば、

・嫉妬
・復讐心
・憎悪
・抑えがたい生理衝動


などといったものです。

こういったネガティブ・モチベーションを素直な形で表現すると、ほとんど犯罪、もしくは完全な犯罪行為になってしまいますが、これを裏側に隠し持ちつつ、ポジティブな生産性へとつなげることは、あり得ることです。

たとえば強い嫉妬心を心に抱きつつ、爽やかな笑顔で猛勉強や猛練習に励むとか。(競技はなんでもかまいません。同じ事です)。

あるいは、同僚や上司に「殺意」に近い感情から、け落としたいという気持ちを仕事のモチベーションとして活用するという、方法と言うよりも現実もあるでしょう。

むろんこういった感情を長く持ち続けるのは、本人の肉体・精神衛生上あまり好ましいことではありません。ただし、普通この種の感情は、十日と持続しません。三十日も六十日も当然のように持続しているとすれば、油が延々注がれ続けているためです。

この種の感情は、長期間継続しない代わりに、理不尽なほど強まることがあるので、「起爆剤」としては使えることがあります。「裏モチベーション」の1つの特徴として、承認欲求も見通しもフィードバックも、必ずしも必要ないというところです。

前向きな「やる気」には全然なれない場合には、こういう起爆剤で自分を乗せてしまうきっかけを得る方法もあるでしょう。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.19 16:24

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「サグ」を探せ

2007.12.17

 「渋滞学」という学問があるようです。同名の本も出ています。

なぜ「渋滞」という現象をわざわざ「学問する」のかといえば、「渋滞」という現象は、必ずしも既存の「物理学の運動法則」に従わない現象だから、ということのようです。

非常に簡単に言うと、たとえば自動車は高速道路で、相当の車間距離をとって走ります。まだ教習所に通っていたころには、100メートルの距離をとるようにいわれました。 ですがたとえば首都高速などでは、もっとずっと短い車間距離で、時速70㎞以上で走るなどしています。

あまり良いことではないと思うのですが、現実にはそうなりがちです。 ただそこで、ちょっとした何かが起きますと、渋滞してしまいます。それまでビッシリ混んでいてもなんとか流れいたわけですが、ちょっとしたきっかけによって、みんなで時速70㎞から、みんなで時速15㎞程度のノロノロ運転へと、一変するわけです。

このきっかけとなるのが「サグ」です。わかりやすいところでは、長い上り坂など。他に「渋滞学」の研究で面白いと思ったのが、アリさんの行列です。あれにも「渋滞」が発生するようです。

「サグ」は滞りを作り出す何らかの「問題点」なのですが、これは「仕事の流れ」にも影響を及ぼしている気がします。 私の場合には、どうも「昼食あたり」に「サグ」があるようです。

「昼食」に前後して「流れ」が滞り始めると、「渋滞」から逃れるのが難しいのです。昼食前後にどうってことのない仕事で延々時間をムダにして、ああまた…と感じます。

自分のデータを色々集めてみてから、「仕事の流れ」を妨げる「サグ」をつぶしていきたいと思うわけですが、ひとつのポイントは、「サグ」の存在に予め気づいておくことのようです。 「上り坂 減速注意」などと、高速道路にもありますね。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.17 13:40

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「時間貯金箱」

2007.12.15

ドラえもんの道具のひとつです。
http://www.youtube.com/watch?v=WG4q48_Pz5k

こんなのがあったらさぞ便利だと思うわけですが、「時間は貯めておけない」というのが現実。

にもかかわらず、「時間を惜しむ」といった表現があるように、何か時間を金銭のように扱いがちな心の傾向が見られます。おそらくこれは、心理的に一種の「メタファー」として時間を扱うクセがついているせいでしょう。

時間を物質的に、あるいは空間的に扱うことで、ある程度うまく扱えますが、あくまでメタファーはメタファー。時間はお金ではなく、ガソリンとも違いますから、「惜しむ」とか「節約する」という考え方自体が裏目に出ることもあります。

たとえば休日。せっかくの休日なので「あれもしたい。これもしたい」と、時間貧乏性な気持ちから、いろんな計画を詰め込もうとすると、何もできずに終わってしまったりします。

お金は使わなければその分貯まりますが、時間は、何もしなくても流れ出していきます。お金は、「計画的に使おう」と思えば、ある程度は好きなように配分できますが、時間を「計画的に使おう」と思っても、なかなかうまくいきません。

使わずにおくことができないことと、使うための必要なエネルギーがお金の比ではないことなどが、その原因です。

ですので、時間を計画的に使うのは難しい。最近私は、時間というものを、「消費計画を立てるためにも出費しなければならず、消費時に体力を消耗し、価格が不安定なものを買う場合のお金」のようなものと、イメージしつつあります。

これでそれなりの買い物をしたいとなれば、余剰のバッファと余剰の体力を備えておく必要がありそうです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.15 13:47

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

仕事の「重量」を考える

2007.12.14

私は、ひとつの作業にかかりそうな時間の見積もりと、実際の実績を記録し続けているのですが、これをやっていると色々なことが見えてきます。

先日から実験的に、比較的やさしそうな仕事をeasy、難しそうなのをHard、どちらとも言えなさそうなのをNeutralと分類し、予定表をこの難易度分類にしたがって色分けするようにしています。

そうすると、どうしても中程度のNeutralに分類しがちになりますが、Hard(黄色)と色分けされざる得ないものも、出てきます。

いうまでもなくこのHardがくせ者です。できるだけこのような作業は朝昼晩と万遍なく振り当てるようにしてはいるのですが、どこへ入ってもあまり好かれません。恐れられているためか、何となく「最高のポジション」をとるように取り扱われます。

それでも、Hardがどうしても近い位置にこざるを得ないような場合があります。見ていますとそういうタスクは、決まって後回しにされるか、必要以上の時間がかかってしまいます。近い位置に2つのHardがありますと、後ろの方のHardには手をつけたくないわけです。

だからといって、やたらとHard同士を遠くに置けばいいというものではなく、そんなことをすれば夜中近くに黄色のタスクがひしめいてしまって、すべてを翌日にしてしまうでしょう。

ですが、こういう風に「目に見える位置に敵を置く」ようにしていると、色々と対策が立てられるようになってきます。

私が今やっていて最も有効だと思える対策は、Hardは基本的に休憩後(またはeasy後)にスタートさせ、Hardな仕事の最も面白い点を、意識的に記録、または記憶しておくようにし、Hardにとりくむ直前に、「どうやれば楽しくやれるか」をイメージするという方法です。

このようにして、いくつかのHardをNeutral(薄水色)に変化させることもできました。こうなれば一日の仕事がずいぶん楽になります。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.14 14:06

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

カレンダーに欠けているもの

2007.12.13

年末と言えば、昔からカレンダーがどっと出回る時期ですが、近年はそれにしても大量のカレンダーが売られています。

先日、雑誌の取材をうけました。テーマは、「どういうカレンダーが良いでしょう?」というものでした。「ライフハック」にちなんでということでしょうが、私自身は、箴言とか諺にそれほど重きを置かないので、「日めくりライフハックカレンダー」といったものに、強い興味がありませんでした。

そこで、個人的な話を致しました。まずは日付が大きいこと。これは遠くからでも見えるように。それからできれば3ヶ月分の情報が出ていること。当月以外は小さくでも良いですが。

たとえば↓
http://www.clickshoppers.net/lifezakka_hands/hands_calendar/index-item158.html

私は、以前からカレンダーには1つ欠点があると思っていました。仕方のないことなのですが、「今日が何日」かという情報が、示されていないところです。なので、記憶から「今日が何日であるか」を考え、推定しなければなりません。

デジタルなら、こういうものもあるのですが。
http://www.humancalendar.com/

そんなことを答えるうちに、「うんと安い電子ペーパーのようなものでカレンダーが作れたら、色々と便利な情報が盛り込めるでしょうね」という「未来の話」をちょっとしてみました。

そう、今日が何日かはもちろんのこと、たとえば天気情報やニュースを乗せたり、RSSから情報を流し込んだり、自分のOutlookやグーグル・カレンダーと同期してみたり、だからアラームがついて、メールも読めるようにできたり、事故渋滞や沿線の運行状況がテロップされたり、「自分に最適化された広告」も…。

いや、意外に便利なようで、悪夢かもしれない。
それに、すでにPCを使えば上記大半のことはできますね。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.13 14:48

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「1日30分」――それが問題だ!

2007.12.12

2007-12-10(月)の大橋さんの「SOHO考流記」を読んで、さっそく試してみたのですが、なるほど驚きです。
こちらで紹介されていた、MIT(マサチューセッツ工科大学)開発の「MIT Lecture Browser」(授業検索エンジン)について。

特徴をざっとまとめると次の通りです。

 1.Web上に公開されているMITの授業アーカイブ
 2.現時点(2007年11月)で200以上の授業が検索可能に
 3.講師が話した内容をもとにキーワード検索が可能
 4.検索結果は、該当箇所に検索語がマーキングされて表示
 5.その場所から授業内容の音声を聴くことができる

キーワードから「聞きたい授業」をヒットさせて、その授業を該当の英文付きで聞けるとは。ある意味で、私の留学体験よりも、日本にいながら深いところまで理解できます。

サイトの目的から用途がずれている気もしますが、私が思うにこれは、英語学習(特にリスニング)にうってつけのサービスです。苦手な人は、とにかく、自分の興味が持てる講義を聞き流すだけでも良いと思います。

英語と言えば、他のところで書いたのですが、iKnowというオンラインでの英語学習ソフトを連日試用しています。これのすごいところは、毎日やりたくなるところです。休日までも。

技術革新のおかげで、私たちの体験可能性はまさに革命的な広がりを見せていますが、問題は1日の長さです。これは江戸時代からなんの進歩も遂げていないため、やりたいことが多い人は、時間が足りなくなる一方。

古市先生は、「「1日30分」を続けなさい!」とおっしゃいますが、たしかにそうしたいのは山々ですが、「30分」は今や、膨大といっていいほどの時間です。

どこにそういう時間を確保するか。睡眠時間を削ることは、私としては最後の最後の最後の手段なので、なんとかして他の方法を考えたいものです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.12 15:36

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

人は認知で生きている

2007.12.10

先日妻が、「紙コップは、自動販売機から出れば綺麗なコップに見えるけど、トイレにあると(たとえ清潔でも)全く別のものに見える」というエピソードを読み、ひどくおかしかったと言いました。

こういった「認知で世界が変わる」ことの興味深さについて、つい考えてしまいます。人間は、他の動物もそうですが、とびきり認知と解釈を活用する動物。

休日とは言え空気が赤くなるわけじゃないとか、国道に入っても道路は緑に塗られていないなどと、わざわざ再確認することにすら、意義を認める生物です。

先日、本屋さんで『ツレがうつになりまして。』の続編が出ていたので買って読みました。

その後のツレがうつになりまして。その後のツレがうつになりまして。
細川 貂々

by G-Tools

マンガの中に、「うつ」がだいぶよくなった「ツレ」さんが、奥さんと一緒に両国国技館に行くエピソードがあります。 これは「人混みでも大丈夫かどうかを試してみる」という試みでした。

初めのすいているうちは大丈夫なのですが、幕内の土俵入りが終わったところで、ダメになります。 たくさんの観客が土俵の周りを埋め尽くした光景に

あの土俵に自分が立たされて せめられているような気持ちになりつらい 

 

と考えてしまうらしいのです。

これが「認知」というものだと、実感させられました。たしかに「ツレ」さんは病気ではあるわけですが、それでもある光景に、人が何をどう見るか、本当に多様な解釈があるものです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.10 19:11

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「後でやる」ことは悪ではない

2007.12.08

「作送り防止法」とか「今すぐやる技術」のようなハックスが強調されますが、「先に送る」というやり方自体、1つのライフハックです。

「先送り」はどんな場合でもやってはいけないことというわけではないし、そんな規律を設けることは、全く非現実的でしょう。

「先送り」はしかるべき時期に送り、その時がきたら必ず着手するという見通しがある限り、なんの問題もない、むしろ活用するべきスケジューリング技術です。

「先送り」は、「後でやる」のであって「いつかやる」のではないわけです。この意味で、日付も時間も何もない「タスクリスト」(Todoリスト)は、トラブルを招きやすいツールです。

今はできないから、来週火曜日の10:30から着手しよう」と、リ・スケジュールするのは立派なハックですが、「今はできないから、また明日」というのでは、明日になっても同じ事を言いそうです。

もう一つ、「先送り」と似て異なるものとして「先延ばし」があると思うのですが、個人的にはこれもやはり1つのライフハックだと思います。

「先送り」を「今は着手せず、別の日程で」取り組む時間を割り当てることとするならば、「先延ばし」は、「今は全部はやりきれないから、さらに別に時間枠を設けよう」ということです。

ここでも、「何月何日の何時に取り組むか」を決めておく必要があります。そのうえ、「今は終わらなかったがここまでやった」ということを、日付・作業時間とともに記録しておいた方がいいでしょう。

このような「手当」を施すこと習慣をつけると、「先送り」や「先延ばし」をする度に覚える不安を、いっさい感じなくてすむようになります。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.08 14:23

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「負の強化子」のもとを作る

2007.12.07

最近話題のレコーディング・ダイエット大橋悦夫さんの「禁煙ハック」などは、基本的には心理学で言うところの「負の強化子」を応用した事例でしょう。

「負の強化子」とは、「何かイヤなことをしないで済む」という「ご褒美」を利用することで、特定の行動動機とすることです。ふつう、「ご褒美」といえば「何かを与えられる」(正の強化子)ことですが、「何かをとり除かれる」というご褒美もありますね。(トイレ掃除免除とか。)

レコーディング・ダイエットでは、食べたものを片端から記録するという習慣を、まず形成する必要があります。そうした後に、「食べなければ記録をつけなくても済む」という動機になりうるわけです。

大橋さんの「禁煙ハック」では、たばこを吸う片端からメールを自分に送信しなければなりません。そうした習慣を形成した後に、「吸わなければ自分にメールしなくて済む」という動機が形成されます。

もちろん家計簿にも、同じような効果が期待できます。お金を使わなければ、家計簿に付けずに済みますね。

それにしても、初めのうちはどうして、食べたものを記録したり、たばこを吸ったことをメールしなくてはならないのかという、「習慣を形成する問題」が出てくることは出てくるかもしれません。

こちらは「正の強化子」つまり、「やったことにご褒美をともなわせる」ことで習慣化します。つまり「たばこを吸ってしまったらメールする」のではなく、「自分にメールしたら、そのご褒美としてたばこを吸っていい」ことにするのです。

ちなみに私自身は、「自分にメールしたら、ジュースを一本買っていい」ことにしてから、(ジュースを買うタイミングと、メールするタイミングを逆にしただけですが)、メールするのがはるかに楽になりました。

これは一〇回も続ければ、すぐに習慣になります。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.07 11:54

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

やる気を起こす心の鏡

2007.12.06

人間とにかく、何かをやるからには、それをやったという証拠が欲しくなるものです。古い言い伝えですが、言うことを聞かない囚人を参らせるために、穴を掘らせてそこを埋めさせる作業を、何度も繰り返させたそうです。

自分がやっていることは全く意味がない――そう思うとどうしても人は落ち込み、やる気などなくなってしまいます。逆に、自分がやっていることが、鏡像のようにはっきりしていると、少なくとも続けていられる気がします。

良い例がキーボードで、タッチタイプの音が心地よいと、文章を書いていてあまり疲れません。これが、タイプしても音が出ない製品だと、やはり微妙な感じがしてきます。そういうものを重宝する場合もありますが。

自著の中で述べたことですが、「やる気」というのは、たとえ「私のやる気」であっても、完全に「私のもの」ではなく、ある程度以上脳や神経系によって管理されています。ですから、脳に「やる気をこのくらい出すように」と提案して、それを納得してもらわなければなかなかやる気は持続しません。


見た目感じの良さそうな、あるいは使い心地がとても良さそうな製品がよく売れるのは、きっとこのことと関係があります。あるものを操作しているとき、自分がそれをいじっているときのイメージというものがあります。その自己イメージが良好でないような行為には、すぐに嫌気がさしてしまいます。

そんな活動に対して、脳がやる気をくれないのでしょう。脳は、「私のため」を思ってエネルギーを活性化してくれるので、私がやっていてイヤになるような活動に、エネルギーを回したくないわけです。

そういうわけで、仕事中に使うグッズやツールには気を配りたいものです。仕事をしている自分は好きになれずとも、せめてそのツールを使っている自分は、好きになれるように。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.06 14:36

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

たしかに不思議

2007.12.05

記憶がなくなるまで飲んでも、なぜ家にたどり着けるのか?
川島 隆太 泰羅 雅登
4478000891

ビジネス書ではありませんが、自分自身でも学生時代に実体験したことであり、たしかに不思議だと思っていました。

アルコールが回ると、脳の中では記憶製造所として有名な「海馬」の機能が衰退して、酔っている最中の出来事は、長期記憶化できなくなるということは知られています。

ただし、少なくとも「意識のある」状態であれば、短期記憶は作動します。ですので、「さっき、会計済ませたっけ?」と自問し、「済ませた済ませた!」くらいのことは、考えられるわけです。

家にたどり着けるかどうかという問題は、このこととは少し違います。「どう家にたどり着いたか」は、泥酔していれば覚えていなくても不思議はないでしょう。長期記憶に失敗しているからです。

そうではなく、「どうたどり着いたか」をあとから思い出せなくても、玄関先で寝ている自分を発見したときには、少なくとも「泥酔しながらも帰宅はできた」ということになります。

これを実現させた「脳力」がポイントです。本の中では「脳ナビ」と呼ばれています。 それはどういうものか。ぜひ書籍をお読みいただきたいと思いますが、人間の脳力というのは、すばらしいものです。

こんなすばらしいものが自分の頭にもちゃんと入っているのに、どうも自分はつまらない問題で足を取られがちだなあ、といくらか残念にもなります。 あるいはそう思っていることも、「つまらない」問題ではないのかもしれません。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.05 16:59

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

自分に対してマメになる

2007.12.03

やっぱり「マメな男性はモテる」そうです。

まず夜、女性と食事などをした後に、「無事にお家に着きましたか?」と、紳士的なメールを送りましょう。次は翌朝の出勤時です。「おはよう! 昨夜は楽しかった。今日も頑張ろうね」と、続けてメールをする。このマメさがポイント。
やっぱり「マメな男性はモテる」んです♪

やり過ぎると「微妙」な振る舞いとも思えますが、心がけておくにこしたことはないでしょう。「そんなこと、考えてみたこともない!」という人には、非常に有効なアドバイスかと思われます。

ただし、私はこうした記事を読むと、「他人への気遣い」や「まめまめしさのススメ」のようなアドバイスは溢れているのに、自身への「気遣い」についての言及は少ないなーと思ってしまいます。(ゼロではないのですが)。

私たちは「自己中心的」であり、「自分のことばかり気にかけて」いると、とみに指摘されるところではありますが、そのわりに自分に対する扱いというのは、これが恋人に対する態度なら、とっくに振り捨てられているだろうと思われるほど、ひどいことがあります。

・朝がつらい→自分の身体にむち打つ
・時間がない→食事抜き!
・締め切りに間に合わない!→徹夜!
・朝イチに気のりしないクレーム対応→とりあえずメールチェックで気を紛らわせ、未来の自分に託す
・プレゼン資料がそろわない→プレゼン本番の自分にがんばってもらう


この中の一つや二つは、自分にやってしまったことがあるでしょう。でもこれを他人に、たとえば彼氏や彼女にやっているとすると、次のようになります。

・朝がつらそう→むち打つ
・時間がなさそう→食事抜き!
・締め切りに間に合わなさそう!→徹夜させる
・朝イチに気のりしないクレームに、自分が対応しなければならない→自分はメールチェックをし、クレーム対応は彼氏や彼女にやらせる(やってくれないでしょうが)
・プレゼン資料がそろわない→資料なしでぶっつけ本番


べつに自分に「おはようメール」を打とうとは思いません。それはあまり有効そうではないし、いささか気色悪そうです。

しかし未来の自分に時間を多めに確保しておいたり、有用な資料をメールしておくような「気遣い」をしておくと、あとあと非常に助けられた気分になれます。

「自分がされて嬉しいことを、人にもしてあげなさい」というのは、有名かつ有益なアドバイスだと思います。しかしそれよりランクが落ちても、「自分がされて嬉しいことを、未来の自分にもしてあげなさい」も、心がけたいところです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.03 22:42

facebookに投稿 このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーを含むはてなブックマーク このエントリーをはてなブックマークに追加 この記事をクリップ! livedoorclip ユーザー数 BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク この記事をtweetする

「3つめの理由を思いつくのが難しい」理由

2007.12.01

2007.11.29のSOHO考流記で、大橋悦夫さんが

どうして3つめの理由を答えるのが難しいのかについては、そのうち佐々木さんが心理学的に掘り下げてくれるかもしれませんが、それまでの間に私の方で答えを出しておきます。


とせっかく書いてくださってので、ちょっと考えてみました。

お題は、「コーヒーを好きな理由を3つ考えて」というものでした。ポイントは、2つまでならわりあい簡単に思いつくのに、なぜ3つめ以降が難しくなるか?という点だと思います。

1つ目の答えとして、私は「香りがよい」をあげました。とにかく尋ねられれば飛び出してくる答えです。なんの努力も払わずに、出てきます。今尋ねられてもやはり最初は「香りがよいから」と言うでしょう。

認知心理学の用語を無理して使うなら、「ポップアウトする答え」ということになるでしょうか。

2つめの答えは、記憶を探れば飛び出してくる答え。記憶を探ったときに「ポップアウトする答え」です。今でもやはり、「香りがよい」と答えた次に、記憶を探るとすぐに飛び出す答えが「食後などスッキリしたいときに飲む」です。

いきなり尋ねられて、いきなり答えなくてはならないとき、私たちがまず頼りにするのは「ポップアウトする答え」です。第1に、聞かれてとっさに答えられること。第2に、思い出そうとすればとっさに出てくる答え。これで2つ。3つめは探す場所がないのです。

もっと記憶から探ればいい」。それはその通りです。でもそうしようとすると、「ポップアウトする」答えに邪魔されがちです。記憶を探る度にしつこく「スッキリする!」「スッキリする!」が飛び出してくるので、それをかき分けて別の答えを探さなくてはなりません。

それは少々面倒で、時間がかかるのです。

 【参考】色分けによるポップアウト

55555   55555
55555   55555
55255   5555
52555   5555
55555   55555
 

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.01 13:31

カレンダー

<< 2007年12月 >>

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最新のエントリー

最新のトラックバック

最新のコメント

Tag

バックナンバー