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「3つめの理由を思いつくのが難しい」理由

2007.12.01

2007.11.29のSOHO考流記で、大橋悦夫さんが

どうして3つめの理由を答えるのが難しいのかについては、そのうち佐々木さんが心理学的に掘り下げてくれるかもしれませんが、それまでの間に私の方で答えを出しておきます。


とせっかく書いてくださってので、ちょっと考えてみました。

お題は、「コーヒーを好きな理由を3つ考えて」というものでした。ポイントは、2つまでならわりあい簡単に思いつくのに、なぜ3つめ以降が難しくなるか?という点だと思います。

1つ目の答えとして、私は「香りがよい」をあげました。とにかく尋ねられれば飛び出してくる答えです。なんの努力も払わずに、出てきます。今尋ねられてもやはり最初は「香りがよいから」と言うでしょう。

認知心理学の用語を無理して使うなら、「ポップアウトする答え」ということになるでしょうか。

2つめの答えは、記憶を探れば飛び出してくる答え。記憶を探ったときに「ポップアウトする答え」です。今でもやはり、「香りがよい」と答えた次に、記憶を探るとすぐに飛び出す答えが「食後などスッキリしたいときに飲む」です。

いきなり尋ねられて、いきなり答えなくてはならないとき、私たちがまず頼りにするのは「ポップアウトする答え」です。第1に、聞かれてとっさに答えられること。第2に、思い出そうとすればとっさに出てくる答え。これで2つ。3つめは探す場所がないのです。

もっと記憶から探ればいい」。それはその通りです。でもそうしようとすると、「ポップアウトする」答えに邪魔されがちです。記憶を探る度にしつこく「スッキリする!」「スッキリする!」が飛び出してくるので、それをかき分けて別の答えを探さなくてはなりません。

それは少々面倒で、時間がかかるのです。

 【参考】色分けによるポップアウト

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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.01 13:31

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