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人は認知で生きている

2007.12.10

先日妻が、「紙コップは、自動販売機から出れば綺麗なコップに見えるけど、トイレにあると(たとえ清潔でも)全く別のものに見える」というエピソードを読み、ひどくおかしかったと言いました。

こういった「認知で世界が変わる」ことの興味深さについて、つい考えてしまいます。人間は、他の動物もそうですが、とびきり認知と解釈を活用する動物。

休日とは言え空気が赤くなるわけじゃないとか、国道に入っても道路は緑に塗られていないなどと、わざわざ再確認することにすら、意義を認める生物です。

先日、本屋さんで『ツレがうつになりまして。』の続編が出ていたので買って読みました。

その後のツレがうつになりまして。その後のツレがうつになりまして。
細川 貂々

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マンガの中に、「うつ」がだいぶよくなった「ツレ」さんが、奥さんと一緒に両国国技館に行くエピソードがあります。 これは「人混みでも大丈夫かどうかを試してみる」という試みでした。

初めのすいているうちは大丈夫なのですが、幕内の土俵入りが終わったところで、ダメになります。 たくさんの観客が土俵の周りを埋め尽くした光景に

あの土俵に自分が立たされて せめられているような気持ちになりつらい 

 

と考えてしまうらしいのです。

これが「認知」というものだと、実感させられました。たしかに「ツレ」さんは病気ではあるわけですが、それでもある光景に、人が何をどう見るか、本当に多様な解釈があるものです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.12.10 19:11

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