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うるさい音は、無視無視

2008.02.28

脳はどうやって雑音を拾うのか?

Hear That? How the Brain Finds Noise
Scientists pinpoint brain region responsible for locating sounds
By Nikhil Swaminathan

この記事で面白いのは、どうやって雑音をシャットアウトするのかではなく、どうやって拾うのかを研究したところです。

この記事では、何が雑音で、何がそうでないかを決めるのに、私たちの脳が「空間把握」ということにいかに意を用いているかがよく分かります。考えてみると、ヴィジュアルイメージはともかくとして、「音」がどちらから聞こえてくるのかを、なぜ私たちに分かるのか、不思議な話です。

実際私たちは、これをよく間違えます。前の方から聞こえてきたのか、後ろから聞こえてきたのか、よく分からないことはしばしばです。時代劇などで、天井裏に忍び込んだ忍者を殺すために、天井に槍を突き立てるシーンが見られますが、これが外れるのは目による空間把握に比べ、耳による空間把握は正確さを欠くからでしょう。

そこで雑音ですが、雑音というのは、「今集中していない空間から聞こえてくる音」と考えられます。私は今、画面に向かって目を向けていますが、左右から入ってくる刺激には、注意を向けたくありません。それらは雑音ということになります。

それでも耳が左右の音をも拾い、拾うだけでなく注意というアンテナを向けるのは、もしかするとそちらに大事な情報が入っているかもしれないからです。窓から強盗が入ってくるかもしれませんし、子供が助けを求めてくるかもしれません。

けれどもこういうことは、ほとんどまず絶対にないことです。そのように、ほとんど絶対に何もないことが明らかであれば、脳がそんな方向へ意識を向けなければいいのですが、それには訓練が必要です。脳はある程度以上、原始的な器官だから、あまり融通が利かない場合があります。

そこでノイズキャンセリングヘッドホンや、BGMに頼ることになるわけですが、より効果的には、前方に注意を向けたければ前方から興味深い音が聞こえてくるようにして、左右、後方からの音刺激をなるべく消し去るように工夫することでしょう。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.02.28 07:00

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