ルーチンを片付ける時間帯を決めておく
2008.06.30
ここでいうルーチンとは、私の場合、掃除、雑誌整理、小物の整理、PCのメンテナンス等々ですが、朝にやればそれらはよく片付きます。しかし、そうすると原稿執筆は全部午後に回ってしまいます。
逆に、原稿を前に入れると、今度はルーチンをやる時間がなくなってしまったりします。たぶん午前中から原稿執筆にいそしんでいると、そちらの重要性が強く意識されて、やってもやらなくても大勢に影響のない掃除など、時間をやりたくなくなるのです。
あとは原稿とルーチンのサンドイッチ。これは悪くない方法なのですが、最悪の場合、いくつかの原稿と、いくつかのルーチンが、セットで取り残されます。そしてそれは夜に回るわけですが、ルーチンは掃除など場所を選ぶものもあるため、移動後はできなくなるという問題を残してしまいます。
この問題は、やる気がいまいち起きていないせいで、完全には解決していないのですが、考えてみると、やらずにいるのに一向に問題を引き起こしていないルーチンタスクを、そもそもやろうとすることも問題だと思うようになりました。
ということは、残るタスクはとりあえず、書き残しておけばいいとも言えます。そうすれば、残っているタスクをまだ残す価値があるかどうか、検討できるので。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.30 18:22
至高体験とフロー体験
2008.06.29
いかにも唐突なのですが、私たちはできれば「至高体験」を、せめて「フロー体験」を、一日に一度くらいは持つように、習慣づけたいところです。
至高体験とは、エイブラハム・マスローというアメリカの心理学者が、超時間的・超自我的体験とした心理状態。一種宗教体験ということもできますが、マスローはこれを聞き込み調査から概念化しました。
マスローによれば、自分の人生に十分満足していて、自尊心、身体的健康、人間関係などほぼ全てに恵まれている人は、「頻繁に至高体験をしている」とレポートしています。今ではこの体験には、どうやら脳の側頭葉の活性化に関連がある、と指摘する学者もいます。
この「至高体験」がムリなら、それよりも劇的ではないけれど、同じように重要な心的状態があります。それが「フロー体験」です。これはイタリア生まれのミハイ・チクセントミハイが提唱しています。
フロー体験には、至高体験とかなり似たところがあって、その点はチクセントミハイ自身が指摘しています。ただし、フロー体験の方が遥かにありふれていて、「知覚対象と自分の意識が乖離していないような没頭状態」は、全てフロー体験とみなしても良さそうです。
没頭は頭が没すると書きますが、ときどき映画やマンガにのめり込んで、時間感覚や自意識を見失うことがあります。そういう体験は、行為それ自体への没入感が高いからこそ生じるもので、意識を他に回す理由がほとんどないため、他への意識がなくなっていくのでしょう。
面白い映画に夢中になるのは、お金がもらえるから、というのは変な話で、むしろお金を払ってみるものでしょう。しかもそのことを忘れるくらいでなければ不十分です。
野生生物ではあり得ないほど、現代の文明生活を送っている人間は、精神的ストレスが慢性化しています。先のことを不安に思う想像力や、過去のことを悔やむほどの記憶力を、野生の生物は持っていないので、ストレスは感じても、精神的ストレスが慢性化しようもありません。精神的ストレスの慢性化は、文明生活を営む人間ならではです。
とにかくそれを解消する方法を、今の人は必要とすると思うのですが、その切り札の1つは、フロー体験だと思います(もう一つは睡眠)。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.29 14:24
第18回あすなろセミナー後記
2008.06.28
(1)(2)と、(3)がばらばらになった観があり、
セミナーの中でも勝間さんの名前が説明なく使われるなど、無防備なところがありましたが
http://literturehardcore.blog51.fc2.com/blog-entry-48.html
無防備というより軽率でした。反省しています。
確かに誤解を招く言い方でしたので、ちょっと弁明と補足を。
私が何よりいいたかったのは、「白紙を埋める」という課題への取り組み方では「やる気が出ないのも無理はない」ということなのです。
私自身そうですが、真っ白な画面を前にして「ここを埋めたい」などという欲求を抱くことは、決してありません。「埋める」という作業は「書く」という行為と別のものです。「埋めなければならない」などと思っていてはダメで、「書きたい」と思わなければどうしようもないわけです。
そこで「書かれているものに対してなら、何か書きたくなる」という「私の習性」をいつも利用しているわけです。勝間和代さんの文章に限った話しではなく、過去の私の書いたものも頻繁に使います。反論とも限りません。何となく補足、勝手に世間話。言ってみれば「一人遊び」なのです。
私はおそらく、根の暗い人間なのかと思われそうですが、頭の中の独り言が、途切れることのない人間です。(他の人について、これは不明。調べようがないとも思いますが)。だから、ずっと頭の中で一人で喋っています。これを紙に書きだして、「テーマに沿ってきたら」直して、原稿にするのです。
『やる気ハックス』に書いた大半のハックは、「まずやるべきことをやろうとするのではなく、感情をたたき起こして関係ないことでもやってしまう。そして次にそれをターゲット行動に変えていく」という発想に基づいています。90%くらいはそうです。
それでは「脱線」してしまって「ターゲット行動」につながらないという問題が残りますから、そこを「ライフハック」するわけです。具体的なライフハックにつきましては、昨日のセミナーでの話しや、拙著をヒントにしていただければ幸いです。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.28 16:59
ツールの乗り換え
2008.06.26
ただし、試してみたのなら、次のようなことを書き留めておくようにすると良いでしょう。
・試すことになったきっかけ
・試してみての感想
・今後どんな風に使っていきたいか
書いておけば記憶に残りやすくなりますから、
「あれれ、過去にも似たようなツールを試して同じ失敗をしてたじゃん」
という遺憾な事態を遠ざけることができます。
ロディアを使い始めて改めて気づいた大切な2つのこと
大橋悦夫さんの記事ですが、これを読んで思い出したのが、最近でいえばブログ遍歴です。あれこれ使い回して、もう全てを覚えていませんが、変えるたびに「これだ!」と、大橋さんの言葉を使えば「高揚感」に酔っていたわけです。
今は、ほぼかたまりつつありますが、使っているのは自分で設置したブログです。以前は、エキサイトや、ライブドア、はてなダイアリー、ココログ、Femo等々、とにかく試して回りました。
ツールを取り替えるのはべつに良いと思うのですが、やっかいなのは「引き継ぎ」です。ウェブ上のサービスのいい点は、私のようにITに詳しくない人間でも、割合簡単に引き継げることです。紙の手帳などを買い換えると、「引き継ぎ」がとても大変になるのですが。
しかしご存じの通り、ブログの引き継ぎは簡単ではありません。引き継げないとなると、使い込めば使い込むほど、離れがたくなります。操作性になれてしまう(調節する)と、それだけでもツールの移行はコストなのに、データの引き継ぎができないのでは、えんえん悩んでしまいます。
そのうえ、新しいツールに切り換えるだけの大きな利点があったとしても、使い込んだツールにはやはり相当のメリットがあったわけで、そこから離れる残念感というものも、当然あります。
最近では、Femoから離れるのに、かなりの悲哀を感じました。大橋さんの言うとおり、「記録しておく」ことは大事ですが、記録ツール自体を切り換えるときには、どこに記録しておいたものだろう、とちょっと考えます。まあ自然なところで、新ツールのどこかでしょうが。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.26 23:27
EVERNOTEとiPhone
2008.06.25
おそらくお金を払っても、容量以外の点ではそれほど大きな違いはなさそうです。私としては、ローカルでもいささか動作が「もっさり」して感じられるため、この点が改善されたなら、年間45ドルは支払うのですが。
それから気になるのはiPhoneとの連動です。まだ開発中のようですが、明らかにかなり意識されているような気がします。なにかこう、iTouchやiPhoneだけは、ずいぶんリッチに使うことができそうで、iPhoneを買うのは今回はやめておくつもりでいたのですが、EVERNOTEのサイトを見に行くたびに、悩んでしまいます。
それにしても、ウェブアプリケーションが人気出るわけだと思うのは、基本的に価格が安いことと、「待ってればよくなるだろう」という期待を抱くことができる点です。待ってればよくなるのはパッケージからのソフトウェアでもあることですが、アップグレードでもそれなりのお金が必要です。
しかも、CDからPCにインストールするという手間(大した手間ではないのですが)まであるし、「シリアルナンバー」なども入れなければならないわけで、これらが非常に面倒に感じられてしまいます。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.25 23:58
PCが「魔法のゴミ箱」に近づく時代
2008.06.24
電子ファイリングという話題が久しぶりにホットになっています。私はこうしたキーワードにかなり敏感なのですが、似たようなタイプの人は、きっとそこそこいるのではないかと思います。
方法や価値観、それに職種は様々でも、こうしたキーワードに敏感な人には、ある共通の性格があるのではないかと、前々から思っていました。それはなにか、何とも言いようのない、明らかにムダがあるものの、総整理の手間もバカにならないという環境に、かなりの不快感を感じる性格ではないかと。
私はそうなのです。たとえば、雑然と書類に囲まれながら、いちばん大事な書類だけは見あたらず(たぶん遠くの鞄の中とかにありそうで)、一方でどうでもいい書類を、何とはなしにきちんとファイリングしてあるというような状態に、我慢できなくなっていました。
この問題自体は解決したものの、この手の問題はゼロにはなりません。たとえば整理されていない知識の問題。雑然と英語の知識に囲まれながら、今この瞬間、目の前の外国人との会話には役立てることができず、どうでもいい知識が、何とはなしに思い出されるという体験。
整然と雑然の間にある、非生産的な状態の自覚に我慢できなかったわけです。整然とさせたいのですが、それには時間と手間があまりにかかりすぎる。もっとも良いのは、ゴミをゴミ箱に捨てるように、全てを捨てる。しかし捨ててしまっても、価値あるものだけは、必要に応じて、自動的にポップアップしてくれる。そういう仕組みを作ることでした。
PCはそれを実現してくれそうだったから、PCに飛びついたわけです。そしてどこでもそれを使いたいから、超軽量のPCに手を出した。それにも色々意に沿わないところもあるから、何台も買い換えた。携帯でそれができるなら、それに越したことはないから、そっちも買った。
全ての書類を一掃し、それが手のひらで検索できるのなら、それが最高だから、書類を全部電子ファイリングして、OCRして、テキストファイル化して、Palmデスクトップと同期して、PsMemoで必要なときだけ必要な書類を引っ張り出そうとした。
そんなこんなを繰り返してみて、この性格は報われない、と思っていました。が、ごく最近になって、ひょっとしたら報われるかもしれない、と感じられるようになってきました。
また無駄づかいして、肩すかしを食らうだけかもしれませんが、少しずつ、無理な小細工を重ねなくても、目指している地点に近づけているような気がします。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.24 00:34
思考で物を動かす
2008.06.21
これまでパソコンを操作するにはマウスなどを手で動かさないといけませんでしたが、ついに手を使わずに脳波でパソコンを操作できるマウス「Neural Impulse Actuator」が登場しました。
気分はニュータイプ、脳波でパソコンを操作できるマウスが日本上陸
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080620_nia_japan/
マウスカーソルは「モノ」ではありませんが、ここまで来ればもう一歩で、「モノ」を動かすことも可能になりそうです。
というわけで、これを買うかどうか迷っているわけですが、最近D4だとかiPhoneだとか、欲しいものが次々に出てきているため、慎重に選択しないと、夜も眠れなくなりそうです。
それからこれを使えば疲れないだろうと憶測しているのですが、たぶんそれはまちがいで、非常にキチンと動いても、マウスを使うのと変わらないくらいは疲れそうです。おそらく非常にキチンと、は動かないでしょう。
こうした研究は、すでに長く行われてきたので、突然の発表に驚愕、ということはありませんが、使うとやはり驚きはひとしおだろうと思います。
【参考画像】
http://jp.youtube.com/watch?v=7-cpcoIJbOU
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.21 17:39
「穴」が「タグ」になるカード情報管理術
2008.06.20
以下の写真のように、昔の駅員がキップを切るのに使っていたパンチみたいなもので、穴の一部を切り落とす。このひとつひとつの穴が「フラグ」(オン・オフ)になるので、穴をどう切り落とすかで、たくさんの属性を表現できる、という仕組みだ。
このノッチカードの穴は、そのカードの属性をただ記録・表現しているだけではない。カードをたくさん重ねて、細長いキリのようなものを穴に通すことで、その穴があいているものとあいていないものを分離できるのだ。
穴を使って「属性検索」する昔のカード技術 「Edge-notched card」
http://mojix.org/2008/06/19/edge-notched-card
(写真をぜひご覧ください)
すごい。
抑圧しているのですが、私の性格にも、「分類魔」の要素がありますので、こうした技術の話を読むと、少しゾクゾクしてしまいます。
この方法は、カードを小箱に分類するのよりも、ずっと優れた方法だと思います。もちろん、ずっと考えつきにくいものではありますし、実行の手間が問題ではあるものの、それだけの手間をかけるに値する方法です。
全てのデータを一括管理し、検索条件にあったものだけを、文字通り「串刺し」で拾い出す。この発想が正しいのだと思います。「箱形分類」だとどうしても、「どの箱にも入らない」というデータが大量に出てしまいます。(いわゆる「その他問題」)。
もっとも、この方法を若い頃に知らなくて良かったとも思います。私の性格からすると、無謀に挑戦して、お金と時間のムダをしたに違いありません。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.20 23:59
アリストテレスの錯覚
2008.06.19
私たちが知っている「現実」は全部、脳が作ったり解釈してできた、いわば「加工品」です。脳の「加工能力」は極めて高く、しかも私たちは自分の「加工品」以外を知るすべがありませんから、基本的には「見える現実の通りのものが、外界にあるのだろう」と信用して生きています。
この脳への信頼を、ゆらがせるもののひとつが「錯覚」です。非常に基礎的な「現実把握」でも、やりようによっては脳はダマされてしまいます。
不思議!1本の箸が2本あるように感じる錯覚。宴会でどうぞ!
一本しかないものが、二本に感じられるというのは、はっきり言って相当の「失策」です。目の前にペンがあったら、左手の人差し指の上に左手の中指を交差させて、人差し指と中指の両方で、一本のペンに触れてみて下さい。たいていの人には、ペンが「二本ある」ように感じられるはずです。
「知覚」というものすら、結局は「脳」が作り出している、解釈してできた「産物」に他ならないのです。「一本」しかないものを触っても、脳が「二本」と解釈すれば、それが「現実らしさ」を帯びてしまいます。
まして、情動的、感情的、そして知的な「現実把握」は、知覚よりは一段と「解釈の余地」が広いものなので、こう考えてくると、残念な気分を一瞬で切り替えたり、先送りしたい気持ちを一瞬で逆転させることができるのも、あながちおかしな事ではないわけです。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.19 17:23
タスクやメモで困ること
2008.06.18
「一元化」は、できればたしかに便利です。入力時には迷う余地がなく、検索時にも、迷う余地がありません。「何冊も使うからうまくいかない」ということはわかっているのです。
が、それでも分冊してしまうのは、一元化が実際にはかなり難しいからです。
私自身、GTDの本も、「ノート1冊」の本も一通り読みましたが、一元化は実行していません。とらえ方にもよるのでしょうが、いまのところムリだと思っています。
というのもまず、私にとって重要な情報の30%くらいは、メールでやってきます。
メールに含まれる情報には、明らかに「ノート向き」のものがけっこうあるものの(待ち合わせの場所、時間、マップのURLなど)、メールをノートに貼り付けるのは現実的ではないですし、全部印刷したり転記するのは、まったく余計なことです。
もうひとつノートに入らないのが、編集さんからいただく「企画書」などです。PDFの場合もありますが、それにしてもかなりの分量になることがあります(20頁程度)。しかし、人によっては1pで済ます方もいて、これなら「ノート」に貼り付けられます。このようなバラツキがあるので、なかなか「一元化」は難しいわけです。
タスクも同じ問題を抱えています。まず、メールというタスクがあります。メタタスク情報として、「メールチェック」を入れておけばいい、という話もあるでしょうが、状況次第でその分量が大きく変動します。一日3通程度を処理すればいい日もあれば、二十回ほどやっている日もあります。こういうことがあるので、「メールチェック」というタスクは「リスクの高い」タスクと言えます。(どの程度の時間が取られるか、読みづらい)。
そういうわけで私は、タスクはむしろ「分散管理」にして、「直面するつど、そこでタスクを処理する」という方法で乗り切っています。一通り「直面」するように、スケジュール表を持っているのですが。もちろん直面する前に、分量を一定化するとともに、その総数が簡単にわかるようにしておきます。
(イメージとしては、ロールプレイングゲームの主人公になって、「あちらこちらのモンスター」を叩いていく感じです。一巡する「マップ」をあらかじめ持っておき、必要になる「薬」と「時間」を事前に計画して出かける感じです)。
また、メモは最近、アナログメモを全部でデジタルペンだけで書くようにし、その画像ファイルをEVERNOTEで管理するようにしました。ただしここにはタスクを含めないようにしています。「「EVERNOTE」のタスクを見る」というメタタスクを増やしたくないからです。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.18 19:15
副都心線渋谷駅で迷う
2008.06.16
そういう私にとって、新しい路線の新しい改札などは、全く厄介なところです。先日渋谷でセミナーがあって、さっそく「副都心線」を使ったのですが、地下鉄から降りてしばらく歩くうちに、どこに自分がいるのか全然分からなくなってしまいました。
私は実に長いこと、東武東上線沿線に住んでいますから、今回の「副都心線」は、ようやくここに住んでいて「報われた感じ」がします。それだけに、路線検索で「一番早い」わけでもないのに、ダイヤの乱れもひどかったのに、すべての悪条件を斥けて、利用しました。
が、問題なのは降りたあとです。どう見ても、
ここは渋谷じゃない
のです。もっとも私は、完全に同じ出口からでなければ、どこへ行っても迷うのですが(池袋は例外中の例外)、それにしても渋谷では、30分も出口にたどり着けず、20分前には会場に着くはずだったのに、5分遅刻してしまいました。
だから、次のようなものがアップされていると、とても嬉しいです。ただし、これを見ても迷わないというわけにはいかないのですが。
http://www.tokyometro.jp/rosen/eki/shibuya/map_rittai_1.html
それにしても階段をたくさん昇った気がしたのは、気のせいではなかったのですね。私は昇りすぎて、降りたりもしたのですが。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.16 18:22
シゴタノ!セミナー:自分を変える「小さな習慣」のつくり方
2008.06.15
シゴタノ!セミナーですから、大橋さんがお話しするのはもちろんですが、メイン講師として堀さんが長いお話しをするのは初めてということで、そちらからのオーディエンスもたくさんあって、会場は盛況でした。
セミナーの内容や様子などは、多くのブログにアップされると思うので、ここでは特に記憶に残ったことなどを。
堀さんはさすがに研究者らしく、ライフハックスの厳密な定義から、その哲学的な意義についてまで、ご自身が具体的に利用しているツールの紹介も交えて、幅広く話されていました。
私はウィンドウズユーザーなので、マックでのセミナーや、ツールの紹介自体も大変興味深かったのですが、堀さんのお話でもっとも興味をひかれたのは、今困っているプロジェクトについて、デビッド・アレン氏にインタビューがてら質問した下りでした。
最終的に堀さんはアレン氏より、「大学の入学願書を取り寄せること。それがネクスト・アクションだ」というアドバイスをもらうことに至るわけですが、そのプロセスはなるほどGTDというものをよく表していると思いました。
面白かったのは、堀さんが「ちょっとアレン氏にうまく誘導されたというか、ダマされたような気もしないでもないのですが…」と述べていたことで、私が人にあまりアドバイスを求めない、特にアメリカ人にはよほどのことがない限り求めたくないと思うのは、ああいうことになるからでした。
「解決策」とか「次にやること」というのは、悩んでいるところから、きわめて具体的なところへ落ちたとき、いささか軽薄な印象をもたらすことが少なくありません。臨床心理学ではこのことを、「問題を解決することは、なんの解決にもならない」とよく言うのですが、悩むのには相応のワケがある、と言い換えても良いでしょう。
行動派と悶々派。ビジネス書で後者が良く言われることは絶無と言っていいでしょうが、私は行動に出ることができないまま、うまく堂々巡りする方法というものを考えてみたいと、昨日のセミナーでしきりに考えていました。
いかなる行動も解決策も、当人にとっては解決にはならない悩みというものはいくらもあります。そういう悩みについて精力的に悩み続けることは、何にもならずとも価値のあることだと私は思います。あるいは、そういう悩みを抱いているということ自体が意義あることだと、言えるかもしれません。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.15 23:06
デビッド・アレンさんのタスクマップ
2008.06.14
意外に思われる人もいないでしょうが、私自身はGTDを実践していませんし、実践したこともありません。ですので、デビッド・アレンさんのGTDイベントには、幸運にも(気楽だから)、いささか傍観者的な興味で参加してきました。
「BIz.ID×GTDイベント」が6月13日に行われ、米国からGTDの提唱者であるデビッド・アレン氏が来日。ブロガーの方々と活発に交流を行った。その中から、GTDを実践したい人がしばしば疑問に思うポイントについて、Allen氏の回答をお伝えする。
デビッド・アレン氏が答える、GTD Q&A
会場の様子やお話しについては、とてもたくさんのブログ記事がアップされておりまして、恐ろしく便利な時代になったことを、今さらのように痛感しています。イベント中のお話しの中で、私がもっとも興味を持ったのは、アレンさんが「マインド・マップでタスクを大づかみに把握している」と言っていた、その内容です。

私はこれに近いことを、ずっとやっているのですが、適合するツールにしっくり来るものがないことに、悩んでいます。マインド・マップでは、私にはムリです。
自分のやり方として、タスク管理とスケジュール管理を分離しないという大原則(日時属性を持たないタスクを存在させない)がありますので、マインド・マップではやることが増えすぎるわりには、目的が達成しにくすぎます。
でも、タスクをツリー式に管理したいという気持ちは強くあります。結局一つの作業は、いくつかの下位タスクからなり、場合によってはそのまた下位タスクが並列するものです。問題は、その一つ一つの下位タスクにまで日時属性を持たせることを、手動でやるのは煩雑すぎ、そのためついつい「膨大な下位タスク」を抱えた「一つのタスク」に時間がかかりがちになることです。
こんな時私は、自分でツールが作れる人間になることを夢見るわけですが、この手の夢見はあまりいい結果をもたらさないのですね。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.14 21:34
クラウドマップ
2008.06.13
http://cloudmap.jp/howto.html
この発想はとても面白いと感じますし、可能性も期待してしまいます。それはやはり、「タグ」というデータベースの条件検索的方法が、ウェブ上で情報収集するならば、本来的な方法だろうと考えられるからでしょう。
現行ではしかし、タグという分類法が使いにくくなってきているのは事実ですし、がんばって使うにしても、長文・コラムの整理などには向きません。事実私自身、このブログはまずローカルの、紙copiというソフトに下書きしてから、あすなろにアップするという、デジタルで作業しているにしては、ずいぶん無駄の多い作業をしています。
もっとダイレクトに、ウェブ上で作業ができて、ウェブ上に整理されている状態が、そのまま自分の作業領域になっているような、そうした「執筆環境」が整えば、申し分ないわけですが、今の段階でそこまでやることはいささか非現実的です。
ウィキやEVERNOTEを駆使すればやれないことはありませんが、本を一冊そうしたやり方で書くかと言われれば、書きません。Googleの提供してくれるDocサービスでも同じです。「大幅な見直し」「書き直し」という事態が発生したとき、動作が「もっさり」というのは恐ろしい可能性です。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.13 21:09
ライフハックのサイズ
2008.06.09
先日から、Lifehacking.jpさんに次のようなタイトルがあがっていたのですが、私はしばらくスルーしていました。
あなたの生産性を示す公式: KWP = M x T x K
私はもともと理系のくせに、この手の「式」がどうも苦手で、何がなにやらさっぱり分からないような気がしてしまうのです。心理学でも、こういった「式」が大好きな学派(かつて行動主義から認知行動主義へと至った)、こういう式を全然使わない学派とがありました。
しかしどういうわけか、「忌避しているところ」には「面白い話」が見つかりやすいもので、日曜日まで仕事をしていて、いいかげんいやになっていたのでちょっとのぞいてみたところ、やっぱりためになりました。
式について、堀さんからは以下のような説明がありますが、ここのところに注目しました。
簡単すぎる式ではありますが、このイメージはたしかに納得がいきます。それはなぜ Lifehacking.jp のテーマが GTD や自己啓発から、文具や Firefox の拡張機能について、果ては Web 2.0 的なツールやソーシャルネットワークサービスについてまで網羅しているかという理由にもなっているのです。一見複雑ですが、つまるところ、「サイズ」が違うのです。私はライフハックスにおけるこの点について、一定のイメージに沿ったものがあると信じていたので、改めて指摘されてみると、なるほどと納得しました。
* 方法論:GTD や「7つの習慣」といった考え方のフレームワークを身につけることで一種の「定石」を習慣づける → GTD などの考え方の紹介は欠かせない
* テクノロジー:いつも使うツールを 5% でも高速に、効率よく使える方法を知っていれば、同じ仕事でも早くこなして時間を生み出すことができる → ツール、文具の紹介も欠かせない
* 知識:いまは役に立たなくても、知識は蓄積量に対して(少なくとも最初は)指数関数的に効果を発揮します。インプットを常に求めることでアウトプットが促進されるという効果も無視できません → 一見関係なさそうな SNS の話題、トラブルシューティングの話も将来的にみて個人の能力を下支えするかもしれないので省けない
Lifehacking.jp で言うところの、「方法論」「テクノロジー」「知識」の三点セットは、「方法論」が手間と効果が最大、「知識」は多くの場合最小です。「テクノロジー」と「知識」には重なる部分もありますが、一般的には中程度で、当然導入の手間が大きくなるほど、効果も大きいと期待できます。(というよりも、そう期待しなければ、導入しないのです)。
一言で言ってライフハックは、扱うサイズがばらけていて、人によってはライフハックのイメージそのもののサイズがばらけています。「方法論」までライフハックスに含める人もいれば、「テクノロジー」までとする人もいます。「サイズ最大」のものを「即席に」取り入れるのは無理があるので、事前に「手間の大きさ」が明らかになると、もっと便利に扱えそうです。
あるいはそういうこともまた、ライフハックだととらえられるかもしれません。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.09 16:37
フィードバックを大切に
2008.06.08
放医研など実証 ガムをかんだ直後に単純作業をすると、一時的な記憶力が良くなるとの実験結果を、放射線医学総合研究所と神奈川歯科大の研究チームが17日までに米科学誌ニューロサイエンス・レターズに発表した。物をかむ動作に集中力を高める効果があるとの研究成果は従来もあったが、脳の働きを詳しく調べる機能的磁気共鳴画像診断装置(fMRI)で裏付けられたのは初めてという。
自分の身体を使い、その使っているという感覚がフィードバックされることを、私たちは心地よく感じるようです。これがないと「のれんに腕押し」というか、何か気持ち悪い感じになります。
やはりそうしたこともあって、画面タッチ式のキー入力というのは、あまり気持ちよくありません。iTouchを愛用している私ですが、そしてiTouchはこの手のものとしては大変よい出来だと思いますが、長文を入力する気にはとうていなりません。
気力や集中力を上げるために、握力を使ったり爪を押したりするというのは、よく試されるやり方です。繰り返しになりますが身体感覚というのはすばらしいもので、ふだんはほとんど意識しないのですが、それが感じられなくなったり感じにくくなると、とたんにとても悲しい気持ちになります。
たとえば私たちはいわゆる「五感」の他に、「固有感覚」という六番目の感覚を持っています。目を閉じても私たちは、自分の「肉体を持っている」という感覚をイメージすることができます。これは筋肉に配された固有感覚からの信号が、脳にフィードバックされているおかげです。
これがなくなると大変で、身体感覚がなくなるため、座っていることすらできなくなります。実際、そうした病気も報告されています。(詳しくお知りになりたい方は、オリバー・サックスの『妻と帽子を間違えた男』の中に収録されている「身体のないクリスティーヌ」をお読みください。)
いずれにせよ私たちは「感覚のフィードバック」というものを楽しむ傾向があるようです。だからガムをかむような行為も好きですし、フィードバック感のよいツールを使いたがるのでしょう。
![]() | 妻を帽子とまちがえた男 (サックス・コレクション) Oliver Sacks 高見 幸郎 金沢 泰子 晶文社 1992-02 by G-Tools |
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.08 00:28
出版記念セミナーのお知らせ
2008.06.06
今月11日に、『やる気ハックス』(あさ出版)を上梓する予定です。
前作『一瞬で「やる気」がでる脳のつくり方』では、どちらかと言えば「やる気」に関するメカニカルな、いわば「うんちく」がメインでした。
そういう意味では、「即効性を!」求められるビジネス書において、やや著者のわがままで書かせていただきました。(重版になって良かったです。ほっとしています)。
今回はその「実践編」です。(同じ版元さんからではないのはどうして?という疑問には、セミナー当日の懇親会でお答えします。興味のある方には…(^_^;)。
今回は特に、「どうすればやる気がわくのか?」もさることながら、「やる気になれず、大事な仕事を先送りしたくなったとき、何をすればいいのか?」に焦点を絞りました。
こういうテーマに興味のある方は、お気軽にご参加いただければと思います。
第18回あすなろBLOGセミナー
「やる気ハックス実践編」― 今すぐ仕事に取りかかる技術
18時30分開場
19時00分セミナー開始
20時30分懇親会(軽食付)
21時30分終了予定
2,000円(懇親会軽食費込)
※費用は当日受付時にお支払ください。
予約制(50名まで)
申込締切日時 2008/06/27 17:00
http://www.pasonatech.co.jp/event/index.jsp?no=827
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.06 14:18
習慣にする
2008.06.05
ダイエットとか語学とか、人は「習慣にしたい」ものを様々抱えています。これに対して、「三日坊主」「挫折」「意志が弱い」など、続けられないことに対する、主に自責から出る言葉もいくつかあります。
私自身が「習慣化したい」と思ったことで、「習慣化できた」ときに実行しているのは、「複数いる私」ということを念頭に置けたときだと思い当たりました。
「こうすれば絶対に続けられる」
「こうすれば絶対に挫折する」
私はこういう法則に、今ひとつ感心できません。習慣化するモチベーションも、挫折する要因も、非常に複雑多岐にわたっています。たとえばテニス。あるときは勝ちたくて、あるとき体を動かしたくて、あるときは楽しければ良く、あるときはストレス解消に、あるときはただ単にお金がもったいないから、かれこれ15年ほど続けています。
その割にうまくなってないね。
挫折した例としては、たとえば、大学時代に一度、運転免許を取り損ねました。
・めんどくさかった
・友達が一緒に行ってくれなかった
・運転が怖くなった
・車を持ってなかったし、持つ気もなかった
いくつかの理由が挙げられますが、「今日は自動車教習所に行かないことにした」理由は、そのつどそのつど変わりました。続けたくなる理由も同じです。続けたい、やめておきたい、双方の理由がその日その日で揺れ動き、ときに同一人物の気持ちとは、信じられないほどです。
だから私は、モチベーションと挫折する要因の、組み合わせをある程度頭で考えておきまして、習慣化したいことをスタートする場合には、それを「心得リスト」として用意しておきます。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.05 14:30
「読中」の本
2008.06.04
メディア・マーカーでは、本を「未読」「読中」「読了」と管理できます。その「読中」の本だけを抽出する機能を、今はいちばん重宝しています。
これを見ると即座に分かることが、「本を欲しがってる場合じゃない」ということです。
もっとも、欲しい本、読みたい本、資料に使えそうな本、勉強したい本、読中だがまもなく読まなくなる本など、「読中」にも色々あって、「読中」が多すぎるから、本を買うのを控えるべき、という自分ルールすら作ってはいませんが、抑制を促す効果があるのはたしかです。
ようやく、「読中」に合わせて本の区画も用意してみました。書棚のひと区画だけですが、「読中」(資料などはのぞき)の本がひと区画を超えるのは、私にとってはおかしな事態です。とにかく、買う前にこれを読め、と。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.04 13:48
感覚記憶を長期増強するテクニック
2008.06.02
自分の脳の中にデジタルカメラがあると想像していただきたい。必要なシーンがあれば、カシャッと脳内に写真に撮る。また、読書をしていて重要な情報があれば、カシャッと文章を脳内コピーする。そして必要な時に、脳内デジカメから写真やコピーを取り出す。
このようなロボットのようになることは不可能だが、似たようなことは簡単な訓練と習慣で可能になる。子供だましのような話だが、実践していただくと意外と効果的であることに驚かれるだろう。
(中略)
例えば、「赤い鉄骨」「右に横断歩道」「青い扉」といった感じだ。言葉が決まったら、その風景をじっと見つめて、こめかみにカメラのシャッターのボタンがあるかのように意識して、実際にこめかみを押し、小声で「カシャ」と言う(ピクチャリング)。できればそこで時計をちらっと見て、時刻を印象付ける(タイムスタンプ)。
見ているものを写真のように記憶する「脳内写真」の技術
信じられないけれど最近、あちこちでやっているとたしかに意外に効果があります。意外に効果があるのは、もしかすると、目新しいことをやり始めたばかりだからかもしれません。
これで頭に残るとすればおそらく、注意を高めることと、入力情報を簡易でも出力情報に頭の中で変換するために、記憶保持率がよくなると考えられます。それから、想起手がかりを増やしているのも効果を発揮しているのでしょう。
そういえば戸田覚さんは、どうしても時間のないときの0.5秒メモ術として、携帯のデタラメな数字を連打するのだそうです。5555555。といったふうに。
これも想起手がかりを、少しでも足しておくというテクニックの1つです。後で55555とやれば、うまくいけば思い出せる、というわけです。
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.06.02 13:21






