認知療法
2009.11.16
認知療法 今では「認知行動療法」と総称されている療法こそが一般的ですが、その前には「行動療法」や「認知療法」や「論理療法」などの創始者があったわけです。
そのうちの一つ、「認知療法」と言えば、A・T・ベック。クライエントの考え方のスタイルや価値観に着目し、これを治療の対象とします。考え方のスタイルの変容を通じ、クライアントの情緒や行動面の問題を改善しようという方針です。
認知療法には、上図のような関係図式がイメージされていますので、この一つ一つをおさえておく必要があります。
スキーマ
心理学で「スキーマ」というと様々な意味があって困りますが、ここでは「思い込み」あたりでよいでしょう。考え方の傾向、情緒の色づけの仕方などとも言われます。
「思考」と相互に関わっていて、「スキーマ」が心にあるせいで独特の考え方が生じ、その考え方がまた、スキーマを強化するというわけです。
自動思考
これが認知療法では、とりあえずの治療対象です。
ある感情や行動を体験するときに、ふと浮かんでくる考え方のことです。いわばその人にとって、「そう考える」ことが自動的になっているほど自然なものなのです。
これを変えることで、極端なスキーマを変えたり、ターゲットとなる問題行動を改めることを目指します。しかし「自動的に浮かぶ考え」ですから変えることは容易ではありませんし、そもそも気づかぬうちにやっていることも多いので、まずはそれに「気づかせる」ことがスタートとなるケースもたくさんあります。
感情・行動
これが表面に現れてくる、「症状」です。
ここに「自動思考」が深く関わっているというのがベックの考え方なのです。 また、感情が形成されたり、いったん行動に出ると、「自動思考」が強化されるという相互関係にもあります。
▼以前からご紹介しようと思っていたサイトがあります。こちらは大変な力作ブログですので、「臨床心理」に興味のある方はぜひ一度ご覧になってください。
「ひろみの勉強部屋」
投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2009.11.16 01:00



