人間ですもの。
2010.01.17
「人間ですもの。」
—デボラ・タネン(デイヴィッド・コーエンのインタビューに答えて。タネンの提示した「会話のスタイル」が一部フェミニズムから激しく攻撃されたとき、傷つき腹が立ったかと、尋ねられて。)
デボラ・タネンのように、心理学者が「男女の会話スタイル」や「男女の行動スタイルの違い」について書いているとき、それがかなり「デリケートな話題」であることにはあまり気が回っていない。
理由のひとつには、彼女たちは決してラディカルではないにせよ、自分たちのことを「フェミニスト」と思っているか、そう思ってはいないにせよ、「フェミニストの意見に共感する人間」と思っているので、どうして自分たちの「研究」程度で、それほどフェミニストの怒りを買うのかが、よくわからない。
タネンの著作はおおむね、「男女はほとんどすべての点で同じはずだ」という強い信念の持ち主でない限り、面白く読める。 むしろ男性に対して少々厳しいようにすら、男性の私には読める。もっともタネン自身は、「私は男女どちらに対しても、何かがいいとか悪いとか言ったことは一度もない」と、あえて強調している。
もちろん彼女のテーマは、ジェンダー的な興味を引いたり神経に障ってしまうテーマだろうが、 注意を引きたかったのはそういうことではなかった。彼女は言語心理学的に「会話のスタイル」を分析したかっただけなのである。
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.01.17 22:41







