医学研究者というものは、探偵とさしてちがわない。
2010.01.31
思うに医学研究者というものは、探偵とさしてちがわない。
—V.S.ラマチャンドラン(『脳の中の幽霊』(角川書店)より)
常日頃からこう思っている人の書いた本だけあって、『脳のなかの幽霊』は非常に面白い。
普通にイメージすればたいして面白くはなさそうな話、たとえば小さな部位の脳損傷ゆえに、文章の一部がシミのように見えるという患者の話などに、引き込まれてしまう。
著者の右脳と左脳に関する見解を、フロイトの理論に絡めていくあたりの書きぶりは、他の人が書いたら、もっと底の浅くて、だらしのない印象を残したに違いない。
もちろん本書をくまなく批判的に読むことは私にもできる。ただ、本としてこんなに面白く、素人でも専門的な内容が読める「脳科学の本」は実はとても少ない。
| 脳のなかの幽霊 (角川21世紀叢書) | |
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.01.31 12:25







