母親がどこかにいる小さな男の子を
2010.02.04
はい、先生、母親がどこかにいる小さな男の子を呼んでいるのが聞こえたように思います。何年も前にあったできごとのような気がしました。
患者M.M.が脳の手術中に電気刺激を与えられた時の言葉(ワイルダー・ペンフィールド『脳と心の正体』より)
ここだけを取り出すと、まるで「臨死体験」の証言のような印象を受けてしまうが、これは「オカルト」でも「脳科学者の推論」でもなく、非常に具体的な言葉である。
証言としては特別な意味もなく、患者がこのような話をでっち上げる意義も見いだしにくい。ペンフィールドがこの本の中で示している「11番」という場所に、電気刺激を与えられているということにすら、患者は気がついていなかった。
それに今でこそ私たちは、「脳に刺激を与えられると、何らかのクオリアを経験してもおかしくない」という考え方になれてきているが、 ペンフィールド以前には、一般的にそんな考え方が広まっていたわけでもなかっただろう。
それにしても、ペンフィールドはこれをわりとあっさり「記憶」というように説明しているが、これは本当に「記憶」と言えるだろうか?
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.02.04 21:53
基本的には、あなたは一種のひきょう者です。
2010.02.04
基本的には、あなたは一種のひきょう者です。状況がちょっとでも厳しくなると、すぐに裏切りを働くようなことをします。
——M・スコット・ペック (『平気でうそをつく人たち』(草思社)より)
これを読んだ時、私はちょっとびっくりした。
この台詞は、精神科医の発言なのだが、アメリカの精神科医とは言え(あるいはアメリカの精神科医だからこそ)、ふつうはもう少し言葉を選ぶ。
私は訓練の意味もあって、(精神)カウンセリングというものを、アメリカで3度、受けたことがあるが、こんなに強い調子でものを言うような人には、会わなかった。
この著者は、精神科医で、精神分析医だが、強く宗教的なモラル(基本的にはキリスト教徒としての)を問題にしてカウンセリングをすすめていく。それがこの著者の強みにもなっているが、少々気になるし、引っかかるところもある。
ただ、相手にしているクライアントが「平気でうそをつく」というレベルを 完全に超えてしまっているため、(「虚偽と邪悪の心理学」という副題がそのことをよく物語っている)著者の強い調子にも、おおむね頷けるような気がして、読み進められる。
実際にカウンセリングの場面を見れば、またちがった印象を持つかもしれない。ただ、カウンセリングを第3者がのぞき見ることはまず不可能だが。
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.02.04 00:50





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