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大おばのソフィは酒を飲んだときのみ、小人が見える

2010.02.08

大おばのソフィは酒を飲んだときのみ、小人が見える。しかも彼女はそれを幻覚と信じている、というのもなかなか意味深い。

 - 河合隼雄『ファンタジーを読む』(講談社+α文庫)より

 

ユング派の臨床心理療法家というよりも、童話の文芸批評家なのではないかと思えることがある河合隼雄が、メアリー・ノートンの『床下のこびとたち』を分析している。

 ここで河合は「小人とは何か?」と問い「それはたましいに近い存在のではないか」という彼の持論へとつないでいる。

なぜ「こびと」が魂と似ているのか? 著者によれば

・昔は人間よりもはるかに不思議な力を持っていた

・人間の科学の力に吸い上げられた

・今では忘れ去られようとしている

 ・通常人間の目には見えない

・あってもなくてもあまり変わりないが、あると少し厄介なくらいにさえ思われる

・しかし、その絶滅を願う人はいない

・何も役に立っていないのに、それを失うことは重大な損失と考えざるを得ない

・現代人は、酩酊した時くらいにしか、見ることができない

・子供には見える。それも、病弱で、親元を離れて暮らしているような子供に見えやすい

 

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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.02.08 14:52

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