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人々は何より恐怖からそれにしがみつくのです。

2010.03.11

 

セラピーと呼ばれるものの実践は、その仮面を捨て去る可能性に大きく関連しています。人々は何より恐怖からそれにしがみつくのです。仮面は、敵と感じられる他者の攻撃から身を守るために内側に築いた城のようなものであり、同時に、抜け出すことのできない牢獄でもあります。

R・D・レイン-デイヴィッド・コーエンのインタビューに答えて 

 

 

レインといえば『ひき裂かれた自己』が何といっても有名だが、「分裂病(質)」について彼の説明は一貫してこうである。 

ポイントはいうまでもなく、「誰もがやることのひどく極端な様式」というもので、たとえば誰だって、ふつうは「不潔」なものを退け、きれいなものと切り離すようにするものだが、これが度を超すと、「完全に殺菌消毒された空間」でなければ生活できなくなる。

ところで、そういう人はトイレに行くことができないから、ごく限られた空間以外は恐ろしく不潔になってしまうという、自然なパラドックスに悩まされることになる。

異様に見えるのは現実の世界であっても、難しいのは心である。シンプルに考えれば、何年も風呂に入らなかった人であれ、決意すれば、1日でずいぶんさっぱりすることはできる。

「心の内側から築いた城」は一瞬で取り払うこともできるが、永遠に問題を引き起こし続けうる。または永遠に難問であり続けるかもしれない。

 

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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.03.11 22:09

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