母親がどこかにいる小さな男の子を
2010.02.04
はい、先生、母親がどこかにいる小さな男の子を呼んでいるのが聞こえたように思います。何年も前にあったできごとのような気がしました。
患者M.M.が脳の手術中に電気刺激を与えられた時の言葉(ワイルダー・ペンフィールド『脳と心の正体』より)
ここだけを取り出すと、まるで「臨死体験」の証言のような印象を受けてしまうが、これは「オカルト」でも「脳科学者の推論」でもなく、非常に具体的な言葉である。
証言としては特別な意味もなく、患者がこのような話をでっち上げる意義も見いだしにくい。ペンフィールドがこの本の中で示している「11番」という場所に、電気刺激を与えられているということにすら、患者は気がついていなかった。
それに今でこそ私たちは、「脳に刺激を与えられると、何らかのクオリアを経験してもおかしくない」という考え方になれてきているが、 ペンフィールド以前には、一般的にそんな考え方が広まっていたわけでもなかっただろう。
それにしても、ペンフィールドはこれをわりとあっさり「記憶」というように説明しているが、これは本当に「記憶」と言えるだろうか?
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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.02.04 21:53
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