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これが、僕がリーダーになっていった出発点でしょうね

2010.02.28

 

 僕は恐怖の心理学、否定の心理学を学びました。こうした子供たちが次々に死んでいることに気づきながら、「だいじょうぶ、僕は今ここにいる。生き残るために何をしなくちゃいけないのか」と問いかけていました。他の子供たちの関係でいうと、彼らがいかに脅威か、いかに力を持っているか、いかに創造的かを学びました。それに、他の子供たちに好かれたくもなりました。僕はそのために物語を作りました。今でも覚えているものもありますよ。たとえば、これはベッドじゃなくてボートだ、みんなでナイル川をくだるところだって想像しました。これが、僕がリーダーになっていった出発点でしょうね。

-フィリップ・ジンバルド(『心理学者、心理学を語る』より)

 

 

日本ではあまり馴染みのない名前の心理学者だが、彼は重要な学者の一人である。

この人は、インタビューにも率直に語っている。心理学者が子供時代のことを率直に語るというのは、難しいことだし、大事なことでもある。なんだかんだと言って、フロイトが非常に重要な影響を及ぼしている学問分野において、幼児期のことは率直に語りたくないと思うものだ。 

だから、ふつうの心理学者は「背景」について問われると、大学時代を中心に答える。心理学を本格的に学び出すのは大学に入ってからだし、そういうふうに話を展開しても「嘘をついたことにはならない」からだ。

ジンバルドが上記のように、「大丈夫。今自分はここにいて生きている」などと考えたのは、彼が6歳の時のことだ。まったく異常な状況だった。彼はニューヨークの感染症の病棟に放り込まれ、治療もされず、「運がよければ生き残ることができる」という有様で放置されていたのだ。 

 

 

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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2010.02.28 01:00

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コメント

名前:水谷2010年02月28日 08:42

フィリップ・ジンバルドの TED talk があります。
バイオレンスシーンがありますので、閲覧注意。
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/philip_zimbardo_on_the_psychology_of_evil.html

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