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できれば表情豊かに

2007.09.26

自戒を込めてとしかいいようがないのですが、人間関係をよくしたいと思ったら、表情は豊かな方がいいようです。

まず、最近になってようやく、情動や感情の発達も、知性と並んで人間進化の大事な要素と考えらるようになってきました。これまでには、次のような考え方が根強くありました。人間の「理性」が発達したため、下等動物の「お家芸」である「感情」や「情動」は抑えることが出来るようになった、という考え方です。

実際には特に感情、そして感情表現ということになると、一般の動物はあまり得意ではありません。「下等」になればなるほどそうです。

実際、少なからぬ生物には「感情表現」するといっても「」すらありません。「顔」がなければ、「顔の表情」もないのが道理でしょう。

サルのような「高等」動物になると、呵々大笑は出来なくても、微笑みくらいはします。微笑む方が大笑するより簡単というのは不可解に思えるかもしれませんが、御自分でやってみれば分かります。微笑みは「作る」ことも出来ますが、大笑を作るとなると、ちょっとした演技力を要するでしょう。

最近になって、「微笑」は霊長類が発達させた「戦略」という考え方が広がってきました。愛想笑い、作り笑い、卑屈な笑い…と、ようするになんでもいいのですが、これらは「降参と友好的態度」を伝えるメッセージだというわけです。

でもこれだと、おさるさんにも本能的に出来るくらいですから、人間には容易に「演技」できてしまいます。それでは、「本当にうち解けている」ことを示すための「メッセージ」を伝える上で都合が悪いので、簡単には「作る」ことの出来ない、はっきり分かるメッセージを、人間は進化させてきたというわけです。

逆に考えると、「無表情」は人間社会にあっては、あたかも「本当はうち解けていないよ」というメッセージになりかねないようです。比較的無表情な私には困ることなのですが…。

もちろん、時と場合にもよるし、何より「表情」をはっきり出すのは苦手という人は、私に限らず少なくないはずですが、うち解けたい相手に対しては、表情をはっきり示した方が、いい雰囲気を作り出すことが出来るようです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2007.09.26 18:22

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