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ちょっといい話

2008.01.08

大地震やテロなどで、多数の行方不明者になると、アメリカでも日本でも「救助犬」が活躍しますが、どうやら救助犬には「人間」(他の生物?)を救出したいという願望があるようです。

古典的な行動心理学や初期のフロイト心理学では、この手の「心の温まる話」はまず認められません。簡単に言えば、「犬が人を助けるのは、その後で餌がもらえるため」です。他の理由はゼロと言っていいくらい、とされてきました。

エサや「褒められること」以外にどういう動機で救助犬が「人を助けたがる」のか、測定するのは困難なのですが、今では、事件発生からあまりに日にちが経って、行方不明者の生存可能性がほぼ0%という状況になると、救助犬の出動は打ち切られるそうです。

というのも、救助犬は救い出した人が生きていると喜びを感じる一方で、見つけ出したのが死者ばかりになってくると、やる気を失ってしまうらしいのです。食欲がなくなる犬もあるということです。

一方で、発見した人が生きていることが分かると、とてもやりがいを感じて生き生きとしてきて、仕事にも身が入るそうです。

これは以下の本に載っていたお話です。 もちろん解釈の余地は他にもあるでしょうが、そのまま受け止めれば心が和みます。

4794966490考えてみれば不思議なこと
池内 了
晶文社 2004-12

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投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.01.08 13:32

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