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情報共有は「自然に」起こらない

2008.01.16

情報をオープンにすることの大切さも、管理することの大切さも、どちらもよく言われるところですが、「全体としての傾向」はオープンにした方がメリットが大きいようです。

「なぜ情報をオープンにするといいのか?」と考えるより、「情報を徹底的に閉鎖している組織や社会がどうなるか?」を見た方が、情報公開のメリットを、手っ取り早く理解できそうです。

「徹底的な秘密主義」として真っ先に私の頭に浮かぶのは、「秘密の帝国」であった旧ソ連です。破綻する直前にはグラスノスチ(情報公開)が行われましたが、結果的には手遅れでした。

とは言え、情報を明かさなかったり、保持しておくもっともな理由はあります。そもそも、守秘義務ということもありますし、情報の希少性が、多大な利益を生むこともあるからです。

だから、「情報共有が大事」と言われても、そうそう「情報共有」が起こらないのは自然なのですが、秘匿するに価しない情報であっても、なかなか共有されていかない、心理的な理由も考えられます。

私自身、大橋悦夫さんと、最近ではペアを組んで仕事をさせていただいていると言っていいほどなので、当然「情報共有」は大切になってくるのですが、情報には

1 守秘義務がある情報
2 守秘義務はないが、明かしたくない情報
3 守秘義務はなく、明かしても明かさなくてもいい情報
4 守秘義務はなく、積極的に明かしたくなる情報

があると思っています。

このうち、1と4は悩まずに済みます。1は守秘義務があって明かせない。4は、当然共有されていきます。

2と3が問題です。ここで「情報共有には価値がある」と強く自覚しておかないと、2も3も結果としては共有されないことになります。

すると要するに、4の情報しか共有されないことになります。
「あえて」情報共有する志向性を持っていない限り、「情報共有」というものは自然とは進まないものです。

投稿者 : 佐々木 正悟 | 投稿日時 : 2008.01.16 18:02

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コメント

名前:あるちゃん2008年01月18日 00:43

鋭い考察です。ウォルマートのサムウォルトンも従業員をパートナーと呼んで積極的に情報開示していました。そうすれば人はやる気になるもんです。しかし、これが出来る人はなかなかいない。みんな怖いんですよね。自分がばれるのが(笑

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