TOP > スペシャルコンテンツ > CTOインタビュー > ゼロスタート山崎氏 > 第6回(4)ゼロスタート山崎氏「エンジニアとして常に成長し続けるには」
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2007.03.14
前回は、エンジニアとして能力を発揮するためのふたつの基礎体力とふたつのスタイルについて、株式会社ゼロスタートコミュニケーションの山崎氏にお話をお聞きしました。最終回の今回では、一皮むけたい エンジニアにメッセージをいただきます。
技術は高まるもの?高めるもの?
■一皮むけたいとか、ブレイクスルーしたいエンジニアにメッセージく ださい。
そんなことを考えているうちは一皮むけないんじゃないですかね。
■考えずにとにかく動けということですか。
いや、やみくもに動いてもだめですよ。必要なことをやらないと伸びないです。特に、運用系の業務 では、トラブル対応している間が一番成長します。でもトラブルが発生している期間というのは、はじめ の数ヶ月程度です。だからそういう場に身をおけるかどうかっていうのは本人だけで決められないのでな かなか難しいですよね。リスクを取ってもいいなら、なるべく辛い環境に行くというのはひとつ選択肢と してあると思います。
■辛い経験が成長につながるということですね。
やはり若いうちにしかできないことというのはあります。エンジニアとして一番吸収できるのは30代 前半くらいまでだと思うんです。だからそれまでにどれだけハードな日々を過ごすか、いかに辛い思いを するかということがあると思います。その経験によって、自分のキャパシティが増えて、それ以降の問題 もへっちゃらになります。加えて、単純にスキルアップするという意味もあります。
■辛い経験をとにかくしろと。
とはいえ、なんでもいいからやるというのはあまり良くないと思いますよ。必要に迫られてやらない と。英語なんかもそうだと思いますが、必要に迫られて勉強しないと覚えないですよね。ちょっと言い方を変えるとするなら、一皮むけないなと思っているとしたら、その職場は成長できないってことでしょう ね。
■そういう環境にいない場合はどうすればいいでしょう。
転職すればいいんじゃないですか。それはもちろん、配置転換でも転職でも起業でもいいと思います。年取るとそういう現場には転職しにくくなります。家族ができたりと。
■そう感じたらまず環境を変えるように動くことが肝心なんですね。
一皮むけないなと思ってる時点でかなりまずいと思います。僕は怠け者なので、必要に迫 られないとそこまで発奮できないんですけど、もしかしたら自発的に、そこまで追い詰められなくても自 発的に発奮できる人がいるのかもしれませんね。そういう方はまた別ですね。
■勉強も必要に迫られないとしないとおっしゃってましたね。
普段は情報収集とかあんまりしませんね。参考にしているものもないですね。技術力は高めようと思 うものではないと思いますよ。必要に駆られて高まるものだと思います。だから必要に駆られるところで 働くことが技術を高めることになると思います。急速に成長したITベンチャー企業の技術責任者されてい るような方は、みなさんそうなんじゃないですかね。
■技術力は高まるものですか。高める方法はなにかありますか。
あとは目立ちたがることですね。後に引けなくなります。(笑)仕事任されますからね。自分の成果 は積極的に周りに披露したらいいと思いますよ。「俺こんなことやりましたけどすごいでしょう」と声高 に叫んでおくことです。
■声高に自分の成果を叫ぶとその後大変そうですが。
技術力を高めるには、自分にはちょっときついかなと思うような仕事を任されることが一番いいので 、そういう仕事を任されるようにようにきちんと発言しておくということです。でも、アスキーのときは 、ちょっとじゃなくてすごくきつい仕事でしたけどね・・・。
■そのためにはきつい仕事は成果を出したら披露しておくと。
そうですね。給与もついてきますからね。正しく評価してもらうためには必要ですね。
■「やりました!」と発言しておくと、次の仕事と評価がついてくるん ですね。
そうですね。そうなると恥をかけなくなってくるんですよ。必死になりますよ。
■わからないことを聞けなくなってしまうとかですか。
だんだん「ミスをすることもあるよ」ではなくて、「あの人がミス?ありえない。」という立ち位置に なってくるんですね。それが自分を成長させますよ。
■わからないこともミスできないとは厳しい要求ですね。
これは、前にも説明した政治にもつながります。上の信頼を得て、何かあったときに自分が正しい思 っていることを実現できるようなポジションを確保しておくという。
日々何かしら成長していたい
■成長はいつまでもしていくものだと思いますか。
それはそうでしょう。成長しますね。
■今後はどういったものを目指しておられるんでしょうか。
特にないです。それは昔からないです。何かしら成長していればいいんですよ。昨日より得たものが あれば満足です。そういう意味で技術屋は分かりやすいですよ。事業家とかになってくると、その日の成果が一日ごとには見えないので、感じられないんですよ。技術屋であれば、今日はこれができたとか、これを覚えたとか見えますよね。
■事業家はもっと長いスパンで成長を実感するということですか。
そうだと思いますね。事業家としては僕は発展途上なので、まだよくわからないです。
■では、これからは事業家として成長していくと。
成長していかないと、自分が社長なので会社潰れてしまうので。これは、自分でそういう状況に自分 を追い込んだという部分もありますね。
■成長のために事業家になったんですか。
いや、それはちょっと違うんです。会社を作ったのは仕事がないと困るからです。あの1年前の状況では、就職活動できないですよね。でも、自分が社長になったことは自分を追い込んだ点です。僕にはCTOと して技術だけやるという選択肢もあったわけですからね。
■結果的にとはいえ、自分を成長させる選択をしたんですね。
日々追い詰められてます。今のストレスは、外部要因が増えてくるので大変ですね。技術屋は自分で どうにもできないことというのは、あんまりないですが、社長業は自分がどんなにやってもそれだけじゃだめなことがありますね。
■最後に5年後の目標をお聞きしてもいいですか。
5年後には事業家としてえらそうなことが言えるようになっているといいですね。
■次回はCEOインタビューでお伺いしたいですね。ありがとうございました。
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投稿日時 : 2007.03.14 20:57
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