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CTOインタビュー

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第2回(4) ガイアックスCTO鳥居氏 「技術者に必要なふたつのスキル」

2006.11.02

(4)では、これからのエンジニアに必要な二つのスキルについて、引き続き、株式会社ガイアックス 執行役 CTOの鳥居 晋太郎氏にお話お伺いします。

 

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どうやって自分の突き進む道を決めたらよいか

 

読者の皆さんに向けてメッセージをおねがいします。
鳥居氏:結構悩んでいる方がおられると思うんですけど、例えばずっとプログラマであり続けることって結構日本のIT業界においては難しいですよね。というのも、やはり、より上流工程に行くとことがよいことであるという固定観念が業界全体にあるからです。しかし実際には、プログラマとして一流でありつづけるには、非常に高度なスキルが要求されますし、そのスキルを維持するためにはかなりの努力が必要です。プログラマであれ、PMであれ、それぞれ究めるのは同じぐらいの困難さを伴うので、実はそれぞれ進んでいる道が違うだけでどっちが上とか下とかではないと思うんですね。読者の皆さんの中にもキャリアパスを迷われている方がいるかもしれませんが、臆せず自分の志す道を突き進んで欲しいと思っています。

でも自分の志す道を見つけるのもなかなか難しいですよね。
鳥居氏:自分の適性がよく分かるように、いろいろな仕事にトライアルしてみるということも重要です。私もいろいろな仕事に携わってきた中で自分の進むべき道を少しずつ定めることができました。トライアルしながら、その仕事を本当に楽しめているのかが肝心だと思います。

トライアルはどれくらいの期間で判断するのがよいのでしょう。
鳥居氏:私はだいたい2年くらいで判断してきましたね。人それぞれだとは思いますが、だいたい2〜3年で適性はあるかないかは見られるのではないかと思っています。

いくつかの役割のかけもちは可能ですか。
鳥居氏:あんまり良くないとおもいますね。先ほども話しましたが、技術を究めるのはかなりの努力が必要なので、集中してどっぷりつかることが重要だと思います。そもそも仕事選ぶ際は人生かけてやれるようなものにすべきですし、自分の選択を信じきれないと日々の仕事の中でも迷いが生じてしまうと思いますよ。ある瞬間はこれが目標だというのをひとつに定めて突き進む、それが重要だと思います。

 

知識を創造する能力とコミュニケーション能力

 

これからは技術者には何が求められますか。
鳥居氏:これからはますます知識が重要な世界になってくるなと思います。ですから日々学びながら、新しい知識を作る活動を続けることが肝心です。逆にいうと、これからはユニークな知識がないと、プレゼンスを発揮できないということです。未だコミュニケーションの問題はあるものの、これからグローバリゼーションが進むにつれて、オフショア開発の動きも活発化してくると思います。また開発環境の充実により国内でもプログラマの敷居は低くなってきています。そういう状況になった場合でも、技術者としての市場価値を保つには、ユニークな知識を創造していく能力が必要となるのです。逆に会社としては、いかにしてそのような人材を集めて、知識を組織に蓄積できるかが差別化のポイントになると思っています。

 他にもどのような能力が技術者に求められますか。
鳥居氏:やはりコミュニケーション能力ですかね。いくら新たな知識を創り上げたとしても、それが自分の中だけにとどまってしまうのであれば、ほとんど意味を持ちません。やはり創造した知識を形式知化して、組織の内部・外部に対して発信していける能力がないといけないですね。又、知識は深く掘れば掘るほど、ふと振り返って見たときにすごく狭い領域で物事を考えるようになっていることがよくあります。違う分野の知識をもった人とコミュニケーションをとることで、広い視野・バランス感覚を保ってくれるという面もあります。

コミュニケーションは知識を深めるためのリスクヘッジであるということでしょうか。
鳥居氏:そうですね。加えて、他の分野の人との交流の中で新しい発想が生まれたりすることもよくわりますし、コミュニケーションが活発であるということはイノベーションが生まれるための土壌です。そういった意味で、これからの技術者に求められる能力というのは、自分の専門分野対する深い知識と、コミュニケーション能力の2つに尽きるかなと思っています。もちろんガイアックスでの技術者採用もそういった点を重視して採用しています。

自分の技術力を相対的に見ておくということですね。
鳥居氏:技術を追究する上では重要なことだと思います。追究する領域が深くなればなるほど、コミュニケーションをとって獲得した知識を発信する必要もあるし、同時に他の人からどういう風に見えるのかといったことを理解しておかないと、自分の市場価値もわからなくなってしまいます。

10年後はそういった技術者集団の経営者になってますか。
鳥居氏:そうですね。そういう人材が自然と集まるような組織を作りたいし、お互い切磋琢磨できるエキサイティングな環境で仕事をするのは、自分の夢ですね。

 

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次回は
株式会社びぎねっと 技術部 部長 伊藤 宏通氏
へのインタビューを掲載予定です。お楽しみに。

投稿日時 : 2006.11.02 09:24

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