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2009.05.07
さて、Jaalaaを辞めると問題になるのがビザ。H-1Bという就労ビザで働いていた藤野さんだが、転職先がないとビザが無効になってしまう。
しかし運良く、Jaalaaの同僚で、先にJaalaaを辞めてMarvellに入っていた人が声をかけてきてくれた、
「MarvellでASIC開発をやらないか」
ASIC開発はコアの技術開発であり、藤野さんが「次の目標」と思っていたことが実現する。しかも、実は藤野さんにはもうひとつアメリカに来てから 抱くようになった思いがあった。それは、日本人がまったくいない会社で働くこと。Marvellにはほとんど日本人はいないので、こちらも同時に実現す る。願ったりかなったりだ。
そして、Jaalaaを辞めてすぐASIC DesignerとしてMarvellのコア技術のR&Dチームに加わる。Jaalaaはだめになってしまったが、そこで懸命に働いたのは決して無駄にはならなかったのだ。
2007年の7月から、サンディエゴのMarvellで働きはじめた。
「日本では『既にできているものを追いかけている』という感じが強かったのですが、今は『誰もやっていないことを世界で一番最初に作り出す仕事をしている』という感じが強くします」
と語る藤野さんだ。
とはいうものの、Marvellでの仕事は楽しいことばかりではない。アメリカの半導体企業のほとんどがそうなのだが、同僚のエンジニアはインド人と中国人ばかり。そしてどちらも日本の常識では考えられないくらいずうずうしい人がたくさんいる。
「自分がわからないことを教えてもらうのに席に呼びつけたり、あまりに叱られてばかりでかわいそうだからと『こんな風にメールを書けば』と下書きま でしてあげたのに勝手に直して出してまたボロボロに言われていたり・・・。別にみんなが優秀なわけでは全然ないのに、とにかく態度がでかいです」

と語る藤野さん。そんな中で勝ち残っていくのが藤野さんのサバイバルだ。
2009年3月にはMarvellのシリコンバレーオフィスに転勤になった。転勤するや否や大規模なレイオフがあり冷や汗もかいたが、とりあえずは無事乗り切った。

【記事全文】
投稿日時 : 2009.05.07 14:51
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