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亜流な努力で道を作れ!

2009.08.03

高橋恵理さんは、日本のマッキンゼーで5年働いた後、UCバークレーに留学、応用物理分野で2008年の12月に博士号を取った。今は、在学中に知り合って結婚したダンナさんと子育てしながら起業中だ。・・・・という経歴だけ聞くとちょっと恐れ多いようだが、

「お金よりキャリアより、家族で過ごす時間が大事」

と言う高橋さんのこれまでを語ってもらった。

理系からコンサルタントへの道

中学・高校はフェリスで6年間女子校生活をしたのち、早稲田の理工学部物理学科へ。中学高校では、物理が一番好きだったので選んだ進学先だ。

「女子校から男子校に行った感じでした。」

しかし、大学に入ってすぐ

「こういうのはあまり好きじゃない」

とがっかりする。授業では、教授が黒板に関数を書きまくり、それをガリガリと展開していくばかり。それに萎えてしまった。もともと、物理が好きだったの は、物体の動きがエレガントに説明でき、しかもそれを数式というロジックでサポートできたことで、なんだか力技の授業は好きになれなかった。

というわけで、学業はそこそこに、適当に遊んで日々楽しく過ごすことに。アメリカのカリフォルニア州立大学に大学の制度を使って交換留学してみたりもした。

とはいえ、学部が終わると大学院に進学した。特に深い理由はなく、周囲の誰もが「将来はメーカーの研究職」という感じだったので、自分もそうなるのだろ う、となんとなく思ったからだ。いちおう、「黒板にガリガリ」の理論系ではなく、手を動かす実験系の研究室を選んではみた。

しかし、実験は、やっている間は楽しいけれど、イマイチ一生の仕事にする気になれない。

もともと、子供の頃から、偉人の伝記で「かっこいい」と思ったのはエジソンやキュリー夫人、ノーベル。ナイチンゲールなどの「女子キャラ」はピンと来ない。「最新技術を開発する人」に憧れていた。

しかし、長いことの憧れではあったが、理論も実験もやってみて

「やはり自分には基礎研究的な物理は向いていない」

と感じる。

それでも、あまり深く進路のことは考えずにいたのだが、たまたま院の1年目に学校を歩いていたら

「1週間12万円」

という高額アルバイトのビラがはって

「おお、これはいい儲け!」

と思って応募してみたら、それがマッキンゼーのサマーインターンだった。当時マッキンゼーは理系の大学院生にターゲットを絞ってリクルーティング活動をしており、その一環として「割のいいサマーインターン」を募集していたのだ。

そして、その罠にまんまとひっかかって応募した高橋さんはするすると合格し、1週間ほど仕事をすることに。会社もリクルーティング目的なので、あれこれ社内の楽しい人たちに会わせてくれる。コンサルティングの仕事も面白そうだ。このとき初めて、

「私にも、メーカー就職以外のパスがあるんだ」

と気づいた。

とはいうものの、就職する際には、メーカーにしようかマッキンゼーにしようか最後の最後まで迷った。 だめもとで会いに行くといったような『亜流な努力』をして合格を勝ち取った高橋さん

メーカーでは、電機系の会社の中央研究所でレーザーの研究をする仕事の話があった。なかなか面白そうな研究ではあったが、

「マッキンゼーの方が世の中に対するインパクトがダイレクトにありそうだ」

と感じた。それに、なんとなくマッキンゼーのほうがワクワクする感じがした。この「ワクワク感」に従いマッキンゼーへ。 

記事全文】 

投稿日時 : 2009.08.03 10:56

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