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はたらけシリコンバレー


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2009年10月26日

「好きなこと」から繋がっていくキャリア

化学少年からパソコン少年へ

本間清司さんは、ラーメンで有名な福島の喜多方に生まれた。父親は自動車修理会社を経営しているが、元々は英語教師だった。30歳で「脱サラ」し、「車の修理はなくならない」と見込んで起業した、という経歴だった。本間さんはこの父親から

「勉強はするな、好きなことをやれ」

と言われながら育つことになる。

子供の頃は「化学少年」だった。

きっかけは、小学校一年生から取っていた「学研の科学」の付録にルミノール反応のキットがついてきたこと。透明の液体を二つ混ぜると思いがけない新しい反 応が生じることに感動した。以降あれこれ自ら実験し始める。「ぼくら三人にせ金づくり」という本に載っていた錬金術も試してみた。近くの老舗の薬局で原料 となる硝酸銀を買ったのだが、これが25グラムで6000円以上もして、

「錬金術は儲からない」

と子供心に実感したりした。その後も、同じ薬局に通っては、いろいろな薬品を買いこんで実験を続ける。本間さんの家には、学校の実験薬品棚並の劇薬が並んだ。薬局の店主からは

「7年に1人くらいあなたみたいな化学少年が登場する」

11歳の本間さんはPCを手に入れ、ゲーム業界への強い憧れが生まれた と言われた。そんな本間さんを見た祖母が大学生用の実験大全をプレゼントしてくれ、それを一通り試してみたりもした。

そ して1986年、11歳の本間さんはPCを手に入れる。PC-8801 mkIIFRだった。ちょうどファミコンがはやっていた時期でもあり、うれしいプレゼントだった。ベーシックマガジンに載っているプログラムをいろいろと 試して、自分でゲームを作る。ここで化学を上回るゲーム業界への強い憧れが生まれた。

「何かを足し合わせると、新しい何かが生まれる、という化学と同じ魅力がプログラミングにもありました」

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