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ハイパーコンピュータの初夢

2009.01.01

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

さてお正月企画です。初夢話ですね。

世の中には「スーパーコンピュータ」というモノがあったりしますが、「スーパー」よりも凄い(スゴそうな)

ハイパーコンピュータ

という概念があったりします。残念ながらハイパーコンピュータは現実に存在するコンピュータではなく、

計算理論の上で、存在するコンピュータが基礎とするチューリング機械のモデルで計算できない「計算」さえ計算できてしまうコンピュータ

で、理論上の存在です。たとえば、チューリングの停止問題に答えれてしまう「神託機械」はこういうハイパーコンピュータの1つです。ですから、これチューリング自身が「もし、自分が計算不能とした停止問題を、超越的に解決できたら?」という問うたことから、「計算理論上はある」ことになっているコンピュータなので、

絶対作ったりできない....

仮想の上での話です。以前「空にカードを放り投げて..」というエントリで考察したような、

ノンコストで実質上無限の数が平行で動く、完璧な非決定性チューリング機械

は作れる可能性は今のところかなり低い(まあ、量子コンピュータがそれに近いですけど)ですが、これだと

P≠NP である

が証明できれば、ハイパーコンピュータになるかもしませんね(まだ未証明です。量子コンピュータはどうもチューリング機械に還元できそう...なので残念です)。

 固い概念の「ハイパーコンピュータ」は現実には存在しそうにもないのですが、こういう「ハイパーコンピュータ」なら現実に世の中に存在するみたいです。

フツーのスーパーコンピュータの、上位機種

まあ、宣伝文句によるインフレーションみたいなものですね。スパコン自体今はあまり魅力的ではないですから、どうでしょ。そういう用例

ECUの商品名

これ見つけたときには笑ってしまいました.....要するに、車のポルシェのエンジンコントロールユニットの、純正外のチューンアップ機材として、アイメックという会社が「ハイパーコンピュータ」というユニット(の俗称、みたいですが...)を出しているらしいです(苦笑)。要するに、エンジンを効率的に動かすために、ガソリンの混合比の調整とかタイミングの調整とか、

やはり今時の話で、マイクロコントローラで行う(まあ、イマドキの車はマイクロコントローラのカタマリだったりするわけで)

わけで、これだって立派なコンピュータだったりするわけです。「ハイパー」はいかにも吹っかけすぎですが、コンピュータであることだけは、間違いないですね。初笑いいかがでしょう?


投稿者 : 杉浦 こずえ | 投稿日時 : 2009.01.01 21:28

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