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ストックオプションとIPO

2008.08.27

昨年、2007年11月のブログでも書きましたが、 新しいハイテク企業の株式上場(IPO)が確実に減っています。

話題の会社だった、Danger, Inc.も結局IPOの準備をしたものの、 撤回してMicrosoftに身売りをする事になりました。 (余談ですが多くのエンジニアはMicrosoftに行かず、 GoogleでAndroidに係わっています。) 結局、ベンチャーキャピタルの投資は減ったものの、 有る程度のお金を集めてベンチャー企業を立ち上げる事は可能なのですが、 最終的に如何にお金を回収するかと言う点でIPOの選択肢が取れない状態が昨年あたりから続いています。 サブプライム問題から金融信用問題に広がっていますが、ウォール街への投資が敬遠されているのが大きな原因だと言えます。 

新しく起業したベンチャーを金銭面でサポートした投資家達は、資金をいずれ回収しなければなりません。  ベンチャー企業がそこそこ成功して売り上げが出て来ると幾つかの方法で資金を回収する事があります。 IPOはそれの一つに過ぎませんが、 公開された企業として認知されるため大きな節目と捉えられます。 また、投資家以外に従業員などにもストックオプションを通じてかなり、 持ち株をかなりまとまったお金として換金する可能性をもたらします。

上場前のストックオプションは、一般のシリコンバレーエンジニア達が一気にお金持ちになる一つの王道とも言えます。 

IPOの選択肢が無い場合には、M&A等の身売りという方法がありますが、一般のエンジニアにはそれほどインパクトがありません。

ストックオプションのルールも厳しくなっていますが、成長中のベンチャー企業にとって、 ストックオプションで有能なエンジニア達にモチベーションを与える方法は不可欠です。 IPOが出来ない、少ない・・・ となるとストックオプションを出す意味やインパクトが減るという構図が見えてきます。

シリコンバレーでのベンチャー起業のサイクルで不可欠な投資家のお金の流れですが最近はどうも滞っていて先が見えない感じが続くと思われます。  

 

投稿者 : トニー・チン | 投稿日時 : 2008.08.27 08:12

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