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本社シリコンバレー・開発アメリカ国外

2008.02.04

2000年前後ぐらいからドンドン加速しているシリコンバレーでのアウトソース化。

初めは大手や上場企業が当たり前にインドや中国に開発拠点を置き、コスト削減を狙っていた。 当初はホットラインサポートやマニュアル作成等、サポート的業務から始まり、今では開発本体の殆どがシリコンバレーの外が当たり前になっている。

これはベンチャー企業やスタートアップでも同じで、初期のビジネスプランでアメリカ国外での開発リソースを120%活用する事が必須とされている。 逆を言うと如何なるスタートアップでも国外の開発リソースに関する言及・戦略が無ければコスト意識が無く ⇒ ダメなビジネスプラン と言う烙印を投資家達に押されてしまう。 

※ ちなみに、最近の給与アンケートによるとアメリカのエンジニアの中間値給与は$108,800、ヨーロッパが $61,000、日本が$65,400と報告されている(2007年のデータ)。 アメリカ全体のエンジニアからの給与データの中間値だからシリコンバレーでの推定平均の$130,000~を下回っているかもしれない。 しかし、こう見るとシリコンバレーでのコスト高が良く分かるかと思う。 

最近では、インドや中国以外に東欧諸国やフランス・イギリス(アメリカより低賃金、優秀な人材が安定して雇用される)に開発拠点が置かれているエンジニアリング系の会社が殆どだ。 

でも全てが良い訳でもなく、開発方針や仕様を決める人達がシリコンバレーにいて、実装や実際の作業はアメリカの国外で行われる。 こうなると試作品の評価や顧客先の技術者とのやり取りが格段に減っている。 特にB-to-B的なエンジニアを相手とする機器やソフトウエアを供給する企業では深刻な問題だ。 地元のベンチャー企業間でお互いの製品を使ったり、評価をしたりして、程よいエンジニアリング的な交流が頻繁に行われていたのだが、車で直ぐに会議が出来る距離で無いと、いくらネット時代になっても以前ほど活発に技術交流がされなくなったと言われている。 試作から学べるサイクルが短かったのがある種のシリコンバレーでの起業もメリットだからだ。

実際に半導体開発ソフト(Electornic Design Automation)の分野での伸び率を見るとアメリカ市場に伸び悩みが続いており、インドや中国の市場が活発だ。 開発者がいる所で商売が成り立ち、情報が旬で有る事が確かだ。

開発がアメリカ国外が当たり前になったが、それではシリコンバレーでの役割は何?といった危機感も出て来ている。

 

投稿者 : トニー・チン | 投稿日時 : 2008.02.04 12:40

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