機能ではなく体験
2009.05.31
自社の運営しているサービスというのは我が子のようなものです。夢を託して腹を痛めて生み出した子なので可愛くて可愛くて仕方ない。そして社会との関係性の中で成長していくために親の思い通りそのままに育つ訳ではない、というところも似ています。
1年半ほど前にnewsingで低俗騒動小炎上を起こしてしまった時に、小飼弾さんから「サービスが自分の思い通りにならなくなったってのは素晴らしい。我が子が手を離れたんだよ。」というようなことを言われて妙に納得できたのを覚えています。
とは言えサービスというのはお客様や世の中に自社の存在価値を問うもの。なので年中細部までこだわって「ここをもっとよくしたい」と思っています。自らが一人のユーザーとなって「ここ気持ちよくない」と感じるところをつぶして回ります。
ここで「×をつぶして回る」なのが大事だと思っています。自分がテスターになって自社サービスを見ているときに「あれほしいこれほしい」を言い始めると、まず例外なくマニア向けサービスに変形していきます。親に合わせて子供を育てるとマザコンになるようなもの。
マニア向けも一つのカタチとは思うものの、私は「ウェブの喜びをまだ味わえていない人たちにウェブの価値を届ける」という考えを大事にして、自分たちの作るサービスは広くあまねくわかりやすいものでありたいと思っています。
そのために「機能」よりも「心地よい体験」を掘り下げたい。使いたくなる、使わずにいられない、しかも使えば使うほどユーザーにとってリアルな価値が生まれる、そういうのん。「すごい」よりも「気持ちいー」を大事に。
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2009.05.31 23:31
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