佐々木俊尚氏とネットとメディア
2006.08.24
今日、グーグル―Google 既存のビジネスを破壊するの著者である佐々木俊尚さんがマイネットに取材に来てくださいました。佐々木さんと言えば従来からネットに強いジャーナリストとして有名な方でしたし、お会いするのがかなり楽しみだったのですが、お会いしてみると期待に違わぬ高回転頭脳とお茶目な笑顔が印象的な好人物でした。
お話自体は私の起業とnewsingのことについて。私がとことん突き詰めたいと思っている「ソーシャライズ」の概念についてお話したところ、たいへん共鳴してくださったのでうれしかったです。
ちょうど昨日、佐々木さんが編集委員をされているオーマイニュース・ジャパンのOhmyNews開店準備中Blogで、オーマイニュースの方々にとっては結構刺激的な論を内側からアップしていらっしゃいました。トークの中で少し伺いましたが、やはり深い考えがあってなさっているとのこと。
佐々木さんは先日からのオーマイニュース騒動(ITmedia岡田有花記者の鳥越編集長取材記事をきっかけにしたオーマイニュースBlogの炎上劇)に絡めて、9月2日予定で私の盟友ガ島通信藤代氏らとおもしろいイベントを計画していらっしゃるようです。私も参加してちょっと裏方支援させていただこうかな、と思ってます。
このところ久しぶりに「ネットとメディア」に関する議論が活発になってきていてワクワクしてます。これに対して、私はエスタブを離れたネットの住人らしいアプローチでこの議論に参加したり、議論が活発化するプラットフォームを提供したり、をしていきたいと思っています。
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.24 13:11
新聞社のネットビジネス手法 −メディアの2つの意味
2006.08.23
メディアサイトが自社の広告ネットワークに参加してくれるブロガーにトラヒックを誘導しつつ、成果としての広告収入をブロガーとシェアする、というサービスをワシントンポストが開始したとのこと。
washingtonpost.comのトップページには,Sponsored Blogroll枠が設けらており,その枠内に参加ブログへのリンクが周期的に張られるのである。washingtonpost.comには毎月約800万人が訪問しているだけに,washingtonpost.comから参加ブログへのトラフィックをかなり誘導してくれそうだ。
これはいいですね。これまでトラヒックの囲い込み優先で自社メディアでの収入ばかりを追い求めてきたメディアサイトにとっては逆転の発想。すでに持っている一定のユーザーベースを広告提携ブログ(他メディア)にも提供していくことによって、広告ネットワークを広げるテコにもなり、そのネットワークが広がれば広がるほど自社も提携ブログも収益が高まる、という構図。
新聞社はWebサイトを運営する上で、自サイトが「メディア」であることを頑なに大切にしていますが、この「メディア」という言葉は実は「一次情報源であること」と「集客力→配客力があること」という二つの意味性を持っています。これをビジネスの観点で見つめなおすと、新聞社にとっての本来のコンピタンスは「一次情報源であること」の方にあるわけですから、この部分を大切に守りながら、「集客力→配客力」を上手に吐き出しながらビジネス化を進めることは、企業体としてとても利にかなった戦略になるわけですね。
これは参考になります。
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.23 00:13
A8×ドリコム トークセッション後録
2006.08.22
今日8月22日、ファンコミュニケーションズ×ドリコム主催のCMS×アフィリエイトセミナーでのファンコミ柳澤社長とドリコム内藤社長とのトークセッションのファシリテーターを勤めさせていただいてきました。
愚ファシリテーターが事前の準備を十分にしていなかったために段取の悪さが見えてしまったかもしれませんすいません。
柳澤社長の講談を拝見したのは初めてだったのですが、たいへん落ち着いた口調で、会場の方々のリテラシーに適切に合わせた言葉を選んでお話される方でした。このところのインターネットの変化について、「CGM」と「映像」をあげていらっしゃったのが印象的でしたね。「CGM×EC」というのを思考するのは今多くの方が進めていることと思いますが、「CGM×映像×EC」と言われたら、なんだかワクワクしてきます。柳澤社長の頭の中ではどんな次の一手が用意されているのでしょうか、楽しみです。
内藤社長はいつもながらのイケメンぶりで、しかも話が具体的でわかりやすい。2.0うんぬんのややこしいところはまず横においといて、「読むインターネットから参加するインターネットへの変化」というような言葉や、コマースサイトが打てるマーケティング施策としてのSEOやメルマガやポイントや、といったようなものを「武器」と呼称して「武器をいくつ持てるかが勝負」などと言い切ってしまうあたりはさすが with entertainment (注:ドリコムさんのキャッチフレーズです)。
トークセッションの後にはドリコムCMSやA8ネットのご紹介があったようです。参加のみなさま、武器は増えそうでしょうかね。
本日のファンコミュニケーションズ×ドリコムの運営スタッフのみなさま、お疲れ様でした。またご一緒しましょう!
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.22 22:11
創業46日目: ミクシィの上場とmixiのこと
2006.08.15
創業46日目です。昨日発表されたmixiの上場発表にネット業界関係者の話題は持ちきりだったりしたのですが、個人的には大好きなサービスだし、大好きな会社だし、経営陣も社員の方々も素敵な方々な会社なので喜んで見ています。
個人的にサービスイン当初からmixiのことをウォッチしていて、そのウォッチングログが自分のブログに残っているのでざっと時系列で並べてみます。
2006.3.3 「mixiユーザー300万人突破」の着目点
2006.3.1 Yahoo!JapanのSNS参入 −mixiとの比較分析
2006.2.10 今さらながらmixi機能追加とかのことを
2006.1.26 株式会社ミクシィ
2005.12.8 mixi 200万人突破とWeb of the Year 2005 総合大賞受賞おめでとう
2005.9.21 はてな、イー・マーキュリー共同勉強会
2005.8.24 笠原さん、今までで一番の笑顔かな
2005.6.23 mixiが日経ヒット商品番付に
2005.1.30 mixi分析5 −プレミアムサービス開始
2005.1.22 mixi分析4 −会員数30万人突破
2004.11.16 mixi分析3 −1000万PV/日突破
2004.11.14 mixi分析2 −ユーザクラスタ
2004.11.12 mixi分析1 −サービス特性
2004.10.20 ネットコミュニケーション市場俯瞰
ちょうど1年前の100万ユーザー超えくらいから一気に一般の方々にも認知が高まっていったと思います。このサービスのすごいところはとにかく粘着性が高く、サービスイン当初から今も変わらず登録ユーザーの3日以内ログイン率70%を保っているところにあります。この数字はインターネットサービスにおいては奇跡の数字です。友人リンク・日記・コミュニティ・あしあと、という4つのコア機能と、当初のコアコミュニティが性善な文化とオフ会文化を築いていったこと、ブロードバンド環境が普及してユーザーリテラシも高まったタイミングであったこと、といった複合要因によってこの数字がたたき出されました。
mixiが上場以降もこの粘着性を保ってサービスを運営されていくことを期待しています。ミクシィのみなさん、がんばってください。
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.15 23:01
創業37日目: メールを溜め込まないために
2006.08.06
創業37日目です。今日は日曜なのですが、今もPCに向かってお仕事、お仕事です。
newsingをオープンしてから平日は人とお会いする時間がほとんどで、デスクワークをする時間がありません(よくないことですが・・)。このため、どうしても週末にまとめて企画を紙に落としたりプレゼン資料を作ったり、ついにはメールのレスも週末にまとめてになったり、という風になっています(よくないことですが・・)。
特にメールのレスを溜め込むととてもストレスがたまってしまいますので、できるだけ即レス・当日レスを心がけていますが、少し処理に時間のかかる類のものは後回しにしてしまいがちになりますよね。
そんな時私が意識してしている方法は、
1.メーラー以外のアプリを全て落とす
2.メーラーだけを開く
3.「まずは一通」と頭で唱えて(時には口に出して)一通目を処理する
というものです。
ばかばかしいと思われるかもしれませんが、、今のPCのマルチタスク環境はどうしても「たいへんなことから逃げることができる」環境だったりしますので、そんな環境を排除して逃げ道をなくし、とにかくまずは一通目、と処理をする。一通目を処理できると、意外と頭がメール処理モードに入ってくれて、二通目・三通目とすばやく処理できるようになったりするものです。
そんなに気合入れなくっても、、と笑われるかもしれませんが、メール溜め込み癖のついて困ってる経営者や管理者の方、結構いらっしゃるんですよね(笑)
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.06 11:55
創業33日目: サービスはわが子
2006.08.02
創業33日目です。昨日8月1日には創業1ヶ月を迎えました。スタート1ヶ月で1つ自社サービスをリリースすることができ、なんとか世間様にインターネット企業として生まれたことのご挨拶をさせていただけた、という気持ちです。
7月27日にリリースした日本初のソーシャルニュースサイト「newsing」は、朝日新聞さんをはじめマスコミ各社や多くのブロガーさんらの大きな反響をいただいています。今のところご好評をいただけているようで、まずはほっとしています。まだまったくの生まれたばかりですので、日々新機能をどんどんリリースしていっている状況です。
私はリアルに2児の父でもあるのですが、インターネット企業が自社のサービスを立ち上げるときって、本当に「赤ん坊が生まれる」という感覚に似ています。今も開発陣が育てよう育てようと手を入れてくれています。まさに赤ん坊に母乳をあげてる感じです。生まれる直前になると父親(マーケッターやプロデューサー)は母親(開発陣)を応援するしか術はなく、かなりやきもきする、というところも似ています。
みなさんかわいがってください。たくさんのご要望をください。使ってくださるみなさんの要望を食べてうちの子は成長すると思います。
投稿者 : 上原 仁 | 投稿日時 : 2006.08.02 20:48





