貧しくて学べない「貧困が“教育”を奪う」を見て
2009.03.11
たまたま今晩テレビを見ていたら、NHKのクローズアップ現代 NHKで「貧困が“教育”を奪う」という番組をやっていました。
その番組のタイトルからは直感的に昨今の金融危機に始まる不況を想像してしまいますが、実は授業料減免制度を利用している件数がこの10年間をかけて2倍に“静かに”増えてきていたという背景があります。
それは年功序列制度の崩壊や非正規雇用者の増加により、子供のいる家庭の収入が減っていくトレンドがあり、そして昨年からの金融危機で顕著に授業料滞納者も目立ってきた、という内容でした。
その番組で特に気になったのは、学校に行きたくても家庭の経済状況によって行けなくなっている学生が増えていること、また、中退してバイトなどを転々としても将来に希望を抱けない雇用情勢であるということが心に強く残っています。
以前は学歴不問のバイトも今では高卒以上、などといったところも増えているようで、貧困で学校に行けずアルバイトで食いつないでいる人にとって追い打ちをかけるようにさらに厳しい局面にさらされているようです。
私自身も妹二人と母親の母子家庭の中で貧しい環境で育ち、また授業料減免制度や奨学金などの制度を利用して、なんとか高校を出させてもらった経緯があります。
自分自身の家庭が貧乏で、参考書も思ったように買えず限られた中で勉強を続けていった経験があったので、高校時代に、同じような境遇の学生のために、安価で学習環境が提供できる場を作りたい、という思いがありました。
その答えのひとつで見出したのがインターネットだったわけですが、この業界に入って、未だかつてこの問題に真正面に取り組もうとしたことが無かったことを思い起こされました。
さすがに世界金融を立てなおすということは一個人ではできませんが、何かそういった仕組みを作ること、それに対してどのように貢献していけるか、考えていきたいと思いました。
投稿者 : 脇村 隆 | 投稿日時 : 2009.03.11 20:34




