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「プライベートクラウド」の何が「クラウド」なのだろうか?

2009.08.30

 最近、色々な人から「プライベートクラウドって何なんですか?」というご質問を受けることが多くなった。クラウドコンピューティングについては、大きな意味では「アプリケーションやハードウェアを環境をネットワーク上から実質的に利用できるようにする事」という事で共通認識ができつつあるように思えるのだが、プライベートクラウドという言葉は(例によって)人によって説明が違う。

 クラウドコンピューティング自体の定義も曖昧だが、特に「プライベートクラウド」という言葉については、さらに人によって言葉の説明が違う。色々な人の話を聞いてるみると「プライベートクラウド」という言葉は、大きく2つに分かれるように思える。まずは「自社内にあるサーバを仮想化して、それを運用する」事、もう1つは「データセンター内にあるサーバをその企業専用に貸すこと」だ。

 このように書いてしまうと「一体それのどこがクラウドコンピューティングなんだ?」と思ってしまうが、前者は「サーバを仮想化する事で、リソースを抽象化する」ということで、後者は「自社内にサーバがなくネットワークを通じて、サーバリソースが利用できる」という事で「クラウド」という言葉を使っているのだろう。

 「プライベートクラウド」を売り込む方としては、元々持っていた商品のラベルを変えて、今の世の中に受けるキーワードである「クラウド」という言葉を使っているのだと思うが、わからない人はあたかも新しい商品が出てきたように思えてしまうだろう。

 もちろん、これは私の個人的な考えで、もしかしたら本当に「プライベートクラウド」は価値があるものかもしれない。「プライベートクラウド」を売っている方には大変申し訳ないが、もし「プライベートクラウド」が従来の「ソリューション」よりも優れているところがあるのであれば、ぜひ教えていただきたい。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2009.08.30 16:37

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