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レンタルサーバの進化は止まったのか?

2010.08.25

 本日、レンタルサーバ事業者による「Twitter会議」が行われた。この会議はレンタルサーバ事業者9社の「中の人」に、ツイッターからレンタルサーバの質問や要望を送信するというもの,前回は、私もツイッター上の議論に参加させていただき、非常に勉強になったので、今回も参加させていただいた。会議自体は、多少技術的な話になっていたが、非常に勉強になった。(まとめはこちら

 さて、この「Twitter会議」を見ていると、個々のレンタルサーバ業者への「要望」をもめるツイートがかなり多かったように思える。元々の趣旨がそれなので、特に不満はないのだが、今回の「Twitter会議」では、各レンタルサーバの社長クラスやレンサバの各担当者が来たので、こういった個々の要望だけではなく「レンタルサーバの今後」といった事も語ってほしかった。

 なぜ、そのような事が必要なのか? それはレンタルサーバの役割は年々小さくなってきているからだと思う。もちろん、今でも多数の個人サイトや企業サイトが利用しているのはレンタルサーバではある。しかし、徐々にレンタルサーバ単体の利用は減っていくと考えている。

 そう考える理由は二つある。1つはレンタルサーバの機能の大部分はレンタルサーバを借りなくても利用できるということ。もう1つはWebで期待されている役割が情報を発信する「外向け」の機能だけではなく、内向けの「グループウェア」や「データベース」などの機能が発達してきた事だ。

 まずは、メールについてだが、レンタルサーバについているメール機能よりもGmailなどのフリーで利用できるメールサービスなどのほうが高機能となってきている。今までは独自ドメインなどが使えなかったり広告が入るなどの制限があったが、最近では独自ドメインが使えたり、広告が入らない有料のモデルも登場してきている。

 正直なところレンタルサーバのメールサービスよりもGmailなどの方が機能的にも優れている場合があるため、レンタルサーバを契約してもメールなどのサービスはGmailなどを利用するところも増えているだろう。

 もう1つは、Webの役割がホームページのような外向けの情報発信だけではなく、グループウェアやストレージなどの「内部」の情報を扱うものが増えてきた事だ。

 今までのレンタルサーバは、ホームページの公開など外部向けに情報発信するプラットフォームとしてはすぐれていたが、グループウェアなどの内部向けの情報共有ツールや、DropBoxのようなストレージ、Evernoteのような個人ツールは、あまり得意としていないように思われる。

 「これらのツールとホームページ公開領域であるレンタルサーバと棲み分けができている。」という声もあるかとは思うが、これらのツールも設定を変えれば不特定多数の人間に情報を伝えるツールになる。いずれこれらのツールが「ホームページ公開領域」のようなものを提供するかもしれない。そうなった場合、ますますレンタルサーバの役割は小さくなっていくだろう。

 もちろん、私の予想と違ってレンタルサーバが、まだまだ大きなサービスとなる事もあると思うが、ここ数年のレンタルサーバの動きを見ていると、特別な機能強化をせずに単にディスク容量を増加しているだけのように思える。

 できれば、そろそろレンタルサーバにも「進化した新しい機能」を見せてほしい。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.08.25 23:19

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