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野良クラウドを駆逐せよ

2010.12.23

 「最近、クラウド関連の対策で力を入れているのは“野良クラウド”退治です。」クラウド関連のイベントに行った時に、この「野良クラウド」という言葉を何人かの人から聞くようになりました。

 「野良クラウド」という言葉は、聞き慣れない言葉ですが、どうも会社の中で情報システム部門を通さずに、部門ごとに勝手にクラウドを借りて運用している事をいうようです。

 IaaSやSaaSに限らず、ハードを買わずサービスを利用する「クラウド」環境では、情報システム部門を通さずに、勝手に部門ごとに契約することができます。

 例えば、IaaSの場合であればEC2等のサーバを低価格で借りることもできますし、クラウドに限らずレンタルサーバやVPSならば月額1000円未満で使えます。

 またSaaSであれば、グループウェアやメーリングリストを無料もしくは低価格で入れることもできます。全社的に高価なグループウェアを導入していなければ、部門毎に勝手にグループウェアを導入しているのかもしれません。

 このように「クラウド(notプライベート)」の場合は、部門ごとに勝手に契約できます。利用している部門の場合は特に問題は無いと考えると思いますが、情報システム部門では必ずしも歓迎されない状況でしょう。

  なぜなら、誰がどのようなシステムを使っているのかわからないからです。各部署が勝手に違う物を使っていたら、誰がどのシステムを使っているのかわかりませんし、全体で見れば料金も高くなってしまう可能性もあります。

 実際に、あるIaaS事業者の導入事例を聞くと、ある制作会社が「各部門が勝手にレンタルサーバを借りてしまっている」ため、どのサーバにどのようなコンテンツが入っているかわからない状況が発生していたそうです。

 そのため、このIaaS事業者は、情報システム部門が一括でIaaSを契約し、各部門に「サーバ」を分配することで、どの部門が何を使っているかを調査することができということです。

 今年は、クラウドの導入事例では、情報システム部門よりも現場からのニーズでクラウドを導入したという話をよく聞きましたが、各部門が勝手にクラウドを導入してしまえば、情報システム部門もやりにくくなっていくでしょう。もしかしたら、来年は現場主導で「クラウド」を導入するだけでなく、情報システム部門から「野良クラウド」退治のために導入する「クラウド」も増えていくのかもしれません。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.12.23 19:57

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コメント

名前:hoge2010年12月23日 20:47

野良クラウドと言われてしまうが、情報システムを通すと、稟議書書いて、3週間後に、納品みたいな世界なので、現場から言わせれば、野良クラウドを招いたのは、将に情報システムにあるのではないかと思ってします。EC2みたいな使い勝手が良いサービスを情報システム部が、作れる能力がどこにあるのか?という話だ。

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