日本語版「クラウドコンピューティング」はいつ登場するのか?
2008.06.01
Amazon EC2やGoogle App Engineを「クラウドコンピューティングをプラットフォーム」と呼ぶのに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれない。しかし、多数のコンピューター資源を「仮想化」し、それを「ユーティリティコンピューティング」方式で提供する方法は「SaaS」でサービスを提供する業者にとっては必須な環境になっているのだろう。
現に、このような「クラウドコンピューティング」はTwitterやセカンドライフのような「ハイテクベンチャー」のプラットフォームから「一般企業」のプラットフォームにも利用されつつある。TechCrunch Japaneseの記事Amazon Web Servicesのビッグユーザーは誰? スタートアップではない。によると
「Amazonのある上級幹部に聞いたところによると、さまざまなAmazon Web Servicesにわたって6万社の顧客がいて、通常オンデマンドコンピューティングから思い浮かべられるのとは裏腹に、そのほとんどがスタートアップ以外の企業だ。数的にもコンピューター資源の使用量的にも最大の顧客は、銀行や製薬会社などの大企業の一部門で、暫定プロジェクトでAWSを試しに使ったところ、はまってしまった。」らしい。
これが本当ならば、日本でもAmazon EC2のようなサービスが開始されれば「ハイテクベンチャー」のスタートアップはもちろんのこと、一般企業におけるIT部門の実験などにも使われてくるだろう。さらに言えば、従来のデータセンターを利用していた企業も、このような「クラウドコンピューティング」に徐々にスイッチしていくことになるだろう。
本来であれば、このような「クラウドコンピューティングのプラットフォーム」は、旧来のデータセンター企業が行うべきだろうが、海外の先行事例がGoogleやAmazonのようないわゆる「データセンター」企業でないことから、日本でこのような「クラウドコンピューティングのプラットフォーム」を先駆けとなるの巨大なECサイトやポータル企業かもしれない。もちろん、AmazonやGoogleが日本の企業に先駆けて日本語版のAmazon EC2やGoogle App Engineを提供する可能性もあるだろう。
「Web2.0」や「SaaS」のような言葉にほとんど無縁だったデータセンター企業だが、「日本のクラウドコンピューティングのプラットフォーム」によって、顧客だった企業が突然「巨大な敵」になってしまうかもしれない。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.06.01 23:46
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名前:kibayos2008年06月02日 23:39
大企業が cloud computing のユーザになるというのは、たぶん予想された話。
さらに、cloud は amason や googleだからといって、何もアメリカにだけ存在している訳ではない。雲のように身近に広がっている。技術としては、Webで培ったCDNがあるが、このようなインフラ(サーバ群とCDN)を新たなビジネスにより再活用させるところが、もう驚異としか言えない。
名前:NICO2008年06月03日 07:33
僕は利用者ではないので、既存のサービスについてはなんともいい難いのですが…
個人的には「クラウド」という言葉の響きに魅せられているので、このキーワードで何かやってみたいと考えております。
名前:effy2008年06月03日 08:47
これはもう、やるしかないでしょう。やったもん勝ちでしょう。
というわけで、やりますね。1年五には何らかの成果を出したい。
ここにあるようなイメージとはちょっと違ってしまうかもしれませんが。






名前:shudo2008年06月02日 00:25
使う側の立場としては、サービス提供元が国内だろうと海外だろうと、あまり状況は変わらないです。
実際、ウタゴエでは、ソフトウェアの配布元としてAmazon S3を活用してます。
こういう場合、利用者に近いところにサーバ群がある方がありがたいと言えばありがたくはあります。