半歩先の未来を見せるApple
2006.09.15
昨日の夜(というか早朝)にApple社のCEO、Steve Jobs氏の講演があり、新しいiPodをはじめiTunes Music 7の発表があった。詳細はCNET Japanの記事で確認できるが、さっそくBlog界隈では今回のAppleの商品群の分析が出ていたり、mixiの日記や個々人の日記サイトで今回発表されたiPodの購入を表明している人も多く見られた。
このSteve Jobsの講演だが、今回に限らず、だいたい日本時間の朝早く行なわれる。日本人には、リアルタイムで試聴するのは非常に難しい時間帯だが、徹夜を覚悟して見る人間もいるし、朝7時には大手のIT系ニュースサイトには、今回の基調講演のレポートがあがっている。
どうして、Appleの動向に注目が集まっているのだろう? もちろん、Appleの熱烈なファンの存在や、iPodの成功でApple社の存在がかつての「MacintoshのApple」以上の存在になったこともある。しかし、私のようなMacを使っていないユーザでもSteve Jobs氏の講演をチェックしている場合も多い。どうしてだろうか?
これは私の個人的な意見だが、Appleが(Windowsが支配している)PCの世界の半歩先の未来を見せているからだと思う。Appleの過去の製品を見ると「未来を先取り」しすぎず、その時代にあった製品をタイミングよくリリースしている。
例えば、10年前に発売された初代iMacは当時のパソコンには無かった奇抜なデザインが大きな話題だったが、USBポートを装備するなど(当時としては)新しい技術を用意していたが、一方で、フロッピーディスクドライブが無かったりと未来的なデザインの犠牲として「古い技術」を削った物になっており、一部の古参のMacユーザにとっては評判は良くはなかった。しかし、iMacを購入したユーザにとってはそんな事はどうでも良かったらしい。ご存じの通りiMacは大ヒットし、Apple復活のきっかけとなった。
また、iTunes Music Storeについても、当時はKaZaA(日本におけるWinnyのような物)などのファイル交換ネットワークが流行っており、成功は疑問視されていたが、結果はご覧の通りだ。iTunes Music Storeは、CDを含めた音楽販売としては、小売り大手のWal-MartやAmazonに続く第5位に位置するという。
もちろん、USBポートはiMacに最初に搭載されたわけでは無い、音楽配信サイトもiTunes Music Storeが最初では無い。Appleがこれらのサービスを始める前から、同様のサービスは存在している。
しかし、Appleの場合Steve Jobs CEOのプレゼンで示される製品は、ちょうど半歩先の未来を見せてくれるようだ。iMacにしろiPodにしろ、iTunes Music Storeにしろ「技術的には実現可能であるが、コンセプトが新しいためまだ使っている人が少ない」物にフォーカスしており、半歩先の未来を体験させるというイメージが(個人的には)ある。
今度のSteve Jobs CEOの講演ではiTunes Storeの映画配信や、パソコンのコンテンツをテレビで配信する「iTV」など、コンセプト的には決してAppleが最初では無い。しかしApple(Steve Jobs)が言うのであれば、その「半歩先の未来」を体験してみたくなってしまう。
などと思っていたが、考えてみれば私が持っているApple製品はiPodだけだ… まずはiBookを買うところから始めないとな…
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.09.15 09:04
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名前:みやはら2006年09月15日 16:33
横田さん、iBookじゃなくてMacBookですよ。
ただ、最近のAppleの発表は、あまりサプライズがないですね。予想の範疇だったり、サービス面でも競争が激化してきたことで、他のサービスの後追い的な形にならざるを得ないようになってきています。
最近では残念ながら、β版でもどんどん出していくスタイルの流れの方が速くて、Jobsがうやうやしく発表する秘密主義的なやり方では置いて行かれてしまうのではないかと思い始めています。
たとえば、いつMac OS Xをアップル以外のハードウェアで動作OKにするのか。このままではWindows 95にやられてしまった二の轍を踏みかねないですね。。