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ゴールデンスランバーの青柳は幸せだったのか?

2008.12.27

ゴールデンスランバー
ゴールデンスランバー伊坂 幸太郎

おすすめ平均
starsつまらない
stars疑問をもってはいけない
stars伊坂敵娯楽小説の頂点
stars映画化希望!!
stars読後、失望の深みに沈んでいます

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 今年の「このミステリーがスゴイ!」は伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」が一位となった。賛否両論あると思うが、僕は非常に面白かったと思う。『ゴールデンスランバー』のあらすじは、コチラを見ていただきたいが、非常に簡単に言うと、主人公の青柳青年が、首相暗殺犯に仕立て上げられ、警察などから逃げるお話だ。

 青柳が逃げる途中に、彼の過去が回想されるシーンがあるのだが、本当に青柳青年は運が悪い。つきあっていた彼女からは訳のわからない理由で振られるし、目立ちたくないのに仕事中にアイドルを助けて有名人になってしまったりしている。(そもそも、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられるだけでも運が悪いのだが…)ネタバレになるのだが、最後の結末も正直、青柳青年にとってはそんなに良い結末では無い。それでも、僕は青柳青年はとても幸せな人生を歩んだと思う。

 どうして、首相暗殺犯に仕立て上げられ、最愛の恋人にも振られた彼が、どうして幸せなのか? 彼が逃亡している時には、実に様々な人たちが彼を助けてくれる。昔からの仲間だったり、別れた恋人だったり、初対面の殺人鬼だったりする。昔からの仲間はもちろん初対面の人も「彼を助けたい」と思わせる魅力があるのだろう。僕は暗殺犯に仕立て上げられ、誰も味方がいないときに、助けてくれる「仲間」がいる青柳青年を本当に幸せだと思う。

 私事になるのだが、つい最近とても悲しい事が起こった。そんなときに、たくさんの「仲間」が私を励まして、慰めてくれた。本当にありがたかった。青柳青年は最愛の彼女に振られてしまったかもしれない、だけどこんなにも彼の事を考えてくれる「仲間」がいる。(しかも、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられている) 僕はそんな青柳青年はとても幸せだと思った。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.12.27 12:07

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