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「マルタのやさしい刺繍」を観て色々と考える。

2008.12.30

 地元に帰省している。地元には映画館が二つあり人気のある映画を流すシネコンと、単館系の映画を流す小さい映画館がある。たまたま、時間があったので「小さい映画館」に行ったところ「マルタのやさしい刺繍」という作品が上映されていたので、観てみることにした。観てみて非常に「元気が出る映画」ということだけで無く、色々と考えさせられた。

 マルタのやさしい刺繍の主人公は、スイスの田舎村に住むマルタという80才の老女。彼女は最愛の夫に先立たれ、生きる気力もなく、ただ生きている。ところがとあるきっかけで、彼女の昔の夢であった「自分のランジェリーショップ」をふと思い出し、友人たちとともに、それを実現するというもの。

 別に「自分の店」を出すだけであれば、それほど大騒ぎする事ではないが、なにせ彼女が住んでいるのは「伝統」を重んじる「古き良き田舎」。マルタの息子が教会の牧師をしている事もあり、周りから冷笑を浴び、地元の有力者からは嫌がらせを受ける。(映画「ショコラ」をご覧になった事がある方は、あの雰囲気を思い出していただきたい。) マルタとその友達は、そのようにな冷笑や嫌がらせに負けることなく「ランジェリーショップ」をオープンし、インターネットを通じて自分たちの「ランジェリー」を売っていく。

 観ていて非常に元気になる本当に面白い映画だが、映画を観ている時に、もし自分の家族や仲間が、自分が属しているコミュニティから見て「バカな事」「迷惑なこと」を始めたらどうするだろうか? という事を考えた。

 この映画では、マルタの友達や家族も決して最初はマルタに協力していたわけではなく、友達が協力してくれるようになっても、友達の家族や地域の知り合いはやはり批判的だ。 自分だったら家族や仲間が「バカな事」をした場合、それを応援できるような人間になれるだろうか? また、家族や仲間がその「バカな事」が失敗して戻ってきた場合でも、笑って向かい入れることができるだろうか? 

 なかなか難しいが、来年の目標として、こんな事も実践できるような人間になりたい。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.12.30 21:52

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