オラの家にはテレビがねぇ
2006.04.02
インターネットを使う生活が日常的になった現在、テレビや新聞の他にインターネットから様々なニュースを知る機会も多くなっている。最近では、「Google ニュース」などニュースに特化したポータル・検索エンジンも登場しており、場合によってはテレビや新聞などよりも効率に情報を集められる。
それでは、もうインターネットがあればニュースを知るのに十分なのだろうか? 結論を出す前に私の個人的な話を聞いてもらいたい。
実は、私の家にはテレビも無ければ、新聞も取っていない。去年の11月に引っ越しをしたのだが、引っ越しの時にそれほど時間が取れなかったのでテレビを買わず、そのまま現在でもテレビが無い生活が続いている。
はじめのころは、テレビが無くても困る事は無かった。むしろ、インターネットに触れる時間が多くなったので、情報収集に取れる時間が多くなり「やはりテレビは無い方が良い」とさえ思っていたほどだ。
しかし、すぐにこの考えは間違っていると思い始めた。そう思ったきっかけは「冬季オリンピック」の時だ。確かにネット上のニュースを見ていれば、試合結果や「誰が金メダルを取ったか?」という事などはわかったが、試合そのものをリアルタイムで見ているわけでは無いので、どのような試合をしたのかさっぱりわからない。そのため、テレビでリアルタイムでオリンピックを見ていた人との会話がやりにくいのだ。
致命的だったのが「イナバウアー」だ。ネット上のニュースヘッドラインから荒川 静香選手が金メダルを取ったのは知っていたが「イナバウアー」の事はまったく知らなかった。私がこの言葉を最初に知ったのは「イントラブログ」の勉強会で、講師の人が「イナバウアー」と言っているのを聞いて「それは新しいブログのツールのことか?」と思っていたぐらいだ。(後日、知り合いにこの事を話したら、ここぞとばかりにバカにされた…)
どうして、こんな事になってしまったのだろう。これはインターネットとテレビの「情報収集・伝達」の違いからくることだと思う。
現在のインターネットの情報収集は、自分の興味がある話題を深く掘り下げる事が焦点となっている。例えば、RSSリーダやポータルサイトのパーソナライズ化がそれにあたるだろう。これらは、自分に興味の無い情報をフィルタリングしてくれるため、自分の興味のある情報をいくらでも入手できるが、興味が無ければまったく情報が表示されなくなってしまう。極端に言えば「自分以外の全ての人間が興味をもっている情報」ですらフィルタリングされてしまう可能性がある。
一方テレビの場合は、自分の興味の無い話題でも一方的に放送する。そのため、ニュースを見ていれば自分が興味が無い情報でも「知ってしまう」。「知ってしまった情報」そのもの自体に価値は無いと思うが、その情報を元に相手とコミュニケーションを取ることは比較的容易になる。
このように「情報収集」という面を見ても、インターネットはその特性ゆえに、ある種の「情報収集」がやりにくくなってしまうという面がある。やはり、情報収集をインターネットだけに頼るのは危険だろう。
…と思っているのだが、実は未だにテレビを買っていない。なんか面倒なんだよねぇ〜(笑)
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.04.02 23:05





