「Web2.0オタク」より先に情報を知るためのニュースリンク集
2006.06.26
あなたの周りにGoogleやはてなが新しいサービスを始めると騒ぎ出したり、Web2.0やAjax、ロングテール等の言葉を必要以上に使ってしゃべる人間はいないだろうか?
彼らは「親切にも」新しいニュースサイトに載っていないIT関連の情報を教えてくれるのだが、いかんせん彼ら独自の言葉(「このサービスは直感的だから使ってみればわかりますよ」等々)で、説明してくれるため、なかなかわかりにくい。
それでは、彼らが持ってくる情報を正しく理解するには、どうしたら良いのだろうか? 答えは簡単だ。彼らが「親切にも教えてくれる」前に、それらの情報を知っていれば良いのだ。
今回は、彼らが見ていそうな「Web2.0的なニュースサイト」を5本ほど紹介したいと思う。
「digg」
→編集チームが存在せず、読者からの推薦と投票によってニュースを掲載するソーシャルニュースサイトの草分け的存在。とにかく情報量が多く、全てのニュースを読むのは困難だと思うが、ヘッドラインを読むだけでも「米国で流行っているIT技術」が、なんとなくつかめるのではないかと思う。このサイトを元ネタにして情報を紹介するBlogも多い。
「GIGAZINE」
→Web2.0的な話題はもちろんのこと、IE7のレビューやちょっとしたTips、さらには「猫アレルギーでも大丈夫な猫を日本で買う方法」等々の、ギークが興味を持ちそうな話題を幅広く扱っているニュースサイト。時々掲載されるジャンクフードのニュースもITを仕事にしている人には貴重だ。
「TechCrunch Japanese」
→有名な「次世代の Web 2.0のサービスや企業をひたすら評価し紹介していくウェブログ」の日本語版。日本語版は最近始まったばかりだが、アメリカの本家の記事をかなり早いスピードで翻訳している。私のように英語が苦手な人にはありがたい。
「はてなブックマーク -最近の人気エントリー」
→日本ではdiggのようなソーシャルニュースの代わりをしているのが「はてなブッマーク」の「最近の人気エントリー」だろう。最近ではテクノロジー系の話題も少なくなってきたが、ネット上で何が流行っているかをチェックするには欠かせない。
「メディア・パブ」
→主にアメリカのオンラインメディアの動向を伝えているBlog。かなり早い段階からdiggやYouTubeを紹介しており、今後も話題になりそうなサービスを紹介してくれると思う。
今回は5本ほどニュースサイトをご紹介したが、この他にも色々とWeb2.0的なサービスを紹介しているBlogが存在する。それらの情報源を見つけ出せば「Web2.0オタク」よりも先に情報を入手し、自分の分析ができるはずだ。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.26 07:41
バックアップから「同期化(シンク)」へ
2006.06.18
ニュースサイトを見ていたら、シマンテックが「パソコンを利用している人の半数近くがデータのバックアップを行なっていない」という調査結果を発表したという記事が出ていた。バックアップを行なっていない理由としては「面倒だから」「やり方がわからない」といった物があがっているという。
確かに、データをバックアップをするのは面倒だ。バックアップを取ろうとしても、ついつい後回しにしてしまったりすることもあるし、一度データをバックアップしても、それを定期的に続けるのは意外に難しい。
また、WordやExcelで作成してデータやデジカメのデータなどを保存しても、アプリケーションの設定やブックマークデータなどのバックアップを忘れてしまいがちだ。これらのデータも保存しておかなければ、データを元に戻しても「いつものパソコン」のように使えない。
なぜならばデータをバックアップするのは、パソコンを使っている仕事を一度中断して「バックアップ」の作業に集中しなければならないからだ。2〜3ヶ月に1回程度のバックアップであれば「バックアップのための作業」をしても良いかもしれないが、週に何度もバックアップする場合は「バックアップのための作業時間」を定期的に取るのは難しいだろう。
では、時間を取らずに「バックアップ」を取るには、どうすれば良いのだろうか? 私はそれぞれのデータを「同期化(シンク)」するツールを使えば良いと思う。これらのツールを使って、できるだけ「自動的」に、さらに必要な分だけデータを保存すれば「バックアップのための時間」を作る必要が無く、データを保存できるだろう。
データを「同期化」するツールは、同期化するデータによって色々とあるが、例えばFirefoxのブックマークや履歴、さらにFirefoxの終了した時の開いていてタブやウィンドウを自動的に保存するツールとして「Google Browser Sync」がある。これはFirefoxの起動・終了時に自動的に同期が行なわれるので、定期的にデータがバックアップができる。
また、手動でブックマーク同期を行ないたいのであればBookmarks Synchronizerというツールが便利だ。これはブックマークだけだが、自分の使っているサーバにデータを保存できる。
もうひとつ例をあげると、IMEのデータも同期化できるツールもある。もし、使っているIMEがATOKの場合は「ATOK Sync」というツールを使えば、ATOKの設定データと辞書データを「同期」できる。(ただし、残念ながらこのサービスはジャストシステム社の「インターネットディスク」を使っていなければならない。ジャストシステム社はぜひとも一般のレンタルサーバでも使えるような「ATOK Sync」を出してほしい)
このように色々なアプリケーションに対応した同期ソフトがあるが、私が一番気に入っているのは「RealSync」というソフトだ。これは2つのフォルダを比較して同一の内容にするもので、保存したいデータを外付けのハードディスクに「バックアップ」する時に非常に便利だ。
CD-RやDVD-Rにデータをフルバックアップするのは時間がかかるが、外付けのハードディスクに「差分」だけをバックアップすれば、それほど時間はかからないだろう。
「同期化ツール」は「複数のパソコンを同じ環境」にするという役目もあるかもしれないが、このように「データのバックアップ」にも十分に使える。定期的なバックアップが面倒だと感じている人は一度「同期化ツール」を使ってみることをオススメする。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.18 21:52
「汚染されたメールアドレス」への対処方
2006.06.11
私は10年近く同じメールアドレスを使用しているのだが、ここ1〜2年で受信するスパムメールの数が多くなり、メールを受信するのが非常に面倒になっている。最近では、私の受信するメールの半分以上がスパムであり、これらをチェック・削除するだけでも時間がかかる作業だ。
もちろん「スパムフィルター」を使えば、かなりのスパムを弾くことができるだろうが、それでも完全にスパムを弾くのは難しいし、なにより重要なメールが「スパム扱い」されてしまう可能性もある。結局は、メールを自分で確認することになる。
私のように何年も同じメールアドレスを使い続けていると、スパムによってメールアドレスが「汚染」されてしまうケースもあるだろう。メールアドレスを変更すれば良いとは思うのだが、自分の知人にメールアドレスの変更を知らせるのも大変だし、変更した後にそのメールアドレスに重要なメールが届くかもしれない。メールアドレスの移転は意外に難しい。
また「メールアドレス」が汚染されるのは「スパム」だけでは無い、メールマガジンやメーリングリスト、また仕事のメールアドレスであれば自分の仕事とは直接関係ないメールに埋もれてしまう可能性もある。
では、この「汚染されたメールアドレス」にどのように対処すけば良いのだろうか? 私は2つほど対処方法があると思う。
まず、もうメールでの連絡をあきらめる事だ。最近では電子メールでの連絡以外にも、mixiやGREEのSNSのメッセージツールやインスタントメッセンジャーで連絡が取れる。また、インスタントメッセンジャーの場合、自分が設定した相手とのみ連絡が取れるようにすることもできるので、メールと比べて「スパム」の数は少ない。
私自身、友人との連絡はインスタントメッセンジャーやSNSがメインとなっており、メールでの連絡は少なくなっている。メインの連絡方法をメールからインスタントメッセンジャーやSNSのメッセージツールに変えるだけでも、負担が減るだろう。
もうひとつの方法は、スパムをメールを弾くのでは無く、一度全てのメールを受信し、そこから自分に必要なメールを選び出す方法だ。メールの振り分けやホワイトリストを活用し、自分に必要なメールを自動的にピックアップするようにしておけば、自分に重要なメールを取りこぼすことは無い。
ただ問題は、振り分けのルールやホワイトリストの設定が面倒だということだ。自分にとって重要なメールを選び出すのも難しいし、それらの設定を管理するだけでも難しい。
残念ながら、今のところこの程度の解決方法しか思いつかないが、スパムに「汚染されたメールアドレス」には、みなさん苦慮されているはずだ。何か良い方法があれば、ぜひ教えて欲しい。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.11 19:19
個別のRSS配信が始まったようです。
2006.06.10
「あすなろBLOGマイナーチェンジします」にもある通り「あすなろBLOG」がアップデートしたようです。
まず、執筆者別のRSSができるようになったようです。私のエントリのRSSはこちらから登録できるようです。また、トップページの私の名前の横にある「RSS」のアイコンからも購読できるようです。
また、コメントも投稿できるようになるようです。(まだコメントの投稿はできませんね…)コメントができるようになりましたら、コメントをいただければ幸いです。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.10 00:01
消えたインターネットの記事をもう一度見る方法。
2006.06.06
私はあるニュースサイトのお手伝いをしているのだが、そのニュースサイトにマイクロソフトのビルゲイツ氏が「お金持ちでなければよかった」と発言したという記事が投稿されてきた。
その記事を投稿してくれた人は「そんなこと言ってるとまたパイ投げつけられますよ」とコメントしてくださったので、ついでにその事を報じたニュース記事もリンクしようと思ったのだが、日本のネットニュースサイトに「ビルゲイツ、パイをぶつけられる」という記事を探しても見つからなかった。
このニュースは当時はそこそこ話題になったので、ニュース記事が見つからないのはおかしいと思っていたのだが、どうやら、当時のネットニュースサイトの代表格であったCNET JapanとZDNetがリニューアルした(というより運営主体が変った)ため、昔のアーカイブ記事が無くなってしまったらしい。(※1)
このように個人のWebサイトであれ、ニュースサイトであれ、突然インターネット上から消えてしまう可能性がある。あとで読み返そうとしてブックマークに加えていても、元のWebサイトが消えてしまっていても、もう読み返すことはできない。
では、インターネット上から消えてしまった記事を、もう一度見るためにはどうすれば良いのか? 色々と方法はあるだろうが、一番手っ取り早いのはInternet Archiveを利用することだろう。消えてしまったページでもURLさえわかれば過去の記事を呼び出す事ができる。例えば、先ほどの記事だが
どちらのサイトからも呼び出すことができた
・クリームまみれになったゲイツ 【CNET Briefs 1998/02/04】、
・“Bill Gates”を務めるのも楽じゃない 【ZDNet News 1998/02/05】
インターネット上で調べ物をしている時に、既にインターネット上から消えてしまっている記事もあるかと思う。その時には、この「Internet Archive」が役に立つはずだ。
(※1)
CNETは元々NTTPCコミュニケーションズが、米国CNET Networksからライセンス供与を受けて運営していたが2002年、12月末で一旦終了し、その後シーネットネットワークスジャパン株式会社がCNET Japanを再開させた。その時に過去のアーカイブの大部分は無くなっているようだ。(少なくとも私は検索できなかった。)
またZDNetもソフトバンクが「ZDNet Japan」から「ITmedia」に名称変更を行い、一度は消えたがシーネットネットワークスジャパン株式会社が「ZDNet Japan」を再開させている。こちらも運営会社が変ったためやはり過去のアーカイブの大部分はなくなっている。(こちらも私は検索できなかった。ちなみに、他のニュースサイトでは、アスキーとインプレスが小さく取上げているだけで、私が調べた限りでは大きめの記事は無かった。)
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.06 00:13
その言葉を3秒で理解させよ。
2006.06.01
とあるIT技術用語の講習会に参加した。初心者向けの講習会だったので「サーバ」「クライアント」「ブロトコル」と、このBlogを読んでいただいている皆様にはお馴染みの“言葉"の説明があった。
この講習会に参加して改めて思ったのが、自分達が使っている普段使っている“言葉"の説明を、その“言葉"を普段から使っていない人に行なうのは非常に難しいという事だ。その“言葉"を日常で使っているのであれば、正確な意味がわからなくとも、なんとなく感覚的にその言葉がわかってくる(もしくはわかった気になる。)
ところが、普段その“言葉"を使っていない人にとっては、突然そのような“言葉"を言われても、一体なんのことだかさっぱりわからない。その“言葉"を理解してもらうには、お互いがわかっている物を比喩として出したり、図やグラフを用いて説明するなど色々と工夫が必要となる。
さらに説明する物が「まったく新しい概念」だったら、ますます大変となる。なにしろ、その“言葉"の定義もまだ決まっていないのだ。そのような状態で説明するのは非常に難しい。説明をする相手によっては、ますます混乱させてしまったり、興味を持たなくなってしまう場合もある。
著作権を自分でコントロールするための新しいブロジェクトである「クリエイティブ・コモンズ」の発起人ローレンス・レッシグは、ワシントンでロビー活動をした際、下院議員に「君は説明をしているという時点ですでに負けている、3秒で理解されなければ負けだよ」と言われたという。
インターネット上で一定の評価を得ている「クリエイティブ・コモンズ」ですら、このような状態だ。人に何かの“言葉"をわかってもらうためには、3秒ぐらいで説明できる物でなければ理解してもらえないのだろう。
とは言え「画期的で新しい概念」を3秒で説明するのはやはり難しい。「相手に伝わるように、理解できるように話す」当たり前のようだが、やはり難しいものは難しい。そう感じながら、講習会を興味深く聞かせていただいた一日だった。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.06.01 21:11





