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あすなろBlogger

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「Daily Me」化するポータル

2006.07.25

 「RSSリーダとは何か 3秒で答えよ」という質問があったとしたら、皆さんはどのように答えるだろうか? 私ならば、自分だけの新聞「日刊自分新聞(=Daily Me)を作るための物」と答えるだろう。

 既に多くのサイトでRSSを配信するようになり、個人のBlogから大手のニュースサイトまで様々なサイトが配信されている。RSSリーダを使っている方の中には、個人のBlogや大手のBlogを関係無くRSSリーダーに登録して、自分の興味があるニュースを毎日チェックする人も多いだろう。

 かつては、オンラインからニュースを取得するのは、巨大なポータルサイトが用意したニュースサイトからだった。しかし、このようにRSSリーダを使用して、1日の最初のニュースをRSSリーダで取得するようになった場合、今までのようにポータルサイトでニュースを取得する意味はあまり無くなる。

 なぜならば、RSSリーダに表示されるのは「自分が興味を持っているサイト」からの最新情報だからだ。ポータルが配信するニュースよりも「自分が関心を持っているサイト」からの最新情報の方が面白い場合も多いだろう。極論を言えば、自分が興味を持たないかもしれないニュースよりも、とりあえずRSSリーダに登録した自分の興味を持っているサイトを見てしまうのではないだろうか。

 それでは、RSSリーダが進化すればポータルサイトはいらなくなるのだろうか? 今回はポータルサイトとRSSリーダを中心にSNS、ソーシャルブックマークといった新しいツールとの関連性を考えながら、RSSリーダ登場以後のポータルサイトがどのようになっていくのかを考えてみたい。

 言うまでも無いことだが、ポータルサイトは「様々なニュースサイト」からニュースが提供されており、ポータルサイトを見るだけで、大手新聞社のニュースを読むことができる。例えば、「Google News」の日本語版は、600以上のニュースサイトから情報を取得できる。

 しかし、世界中のニュースサイトを網羅しても絶対に手に入れられない情報がある。それは「自分の身の回りで起こっている情報」だ。

 例えば「友人が結婚した」「今日の飲み会で誰々と誰々がケンカした等」などは、決して新聞などでは報道されないが、非常に気になる事だろうが、あなたが読んでいる新聞や雑誌に掲載される事はない。

 ところが、最近はBlogとSNSにより、このような「身の回りの情報」の送受信が可能になっている。

 まずBlogだ、ほとんどのBlogがRSSを配信していおり、これにより、自分に関係のある個人のBlogだけをRSSリーダに登録し、その情報だけを読むことも可能だ。

 次にSNSがある。mixiやGreeなどのSNSには「リンクした友達」の日記やを一覧にしてくれる機能がある。これにより、自分に関連した個人だけの情報だけを読むことが可能だ。

 これらの事は、既に当たり前の事だとは思う。しかし、非常に狭い範囲でしか通用しないような話題を、ネット上で取得できるようになった事は非常に意味が大きいと思う。

 ところが、これらの情報が大量に発生した場合どうだろう? 現状のRSSリーダの受け皿となるRSSリーダは登録するサイトが多くなればなるほど、自分にとって必要な情報が取得しにくくなっている。簡単に言えば、取得する情報が増えれば、どれが有益な情報なのかを見極めるのが難しくなる。

 このような問題があるため、今後は重要度を自動的につけてくれるRSSリーダが必要になってくるだろう。一般的なニュースであれば「ヒット数」やブックマークの数、またはdiggのような投票システムのような物も参考になるだろう。

 また、自分の身の回りで起こっているようなニュースであれば「誰が書いたか?」という情報が重要になる。わかりやすく言えば「SNSで自分とリンクしている人間」や「自分が興味がある人間」が書いた物を中心に表示させれば、自分と関係のある情報を効率的に取得できるようになるだろう。

 ここまで、書いてある事を大ざっぱにまとめれば、Blog、SNS、ソーシャルブックマーク、ニュースサイトを1パッケージにして情報を提供するということになる。

 さすがにこれらのツール類の統合は行なっていないが、今のポータルサイトはこのようなツールを徐々に準備している。例えば、Yahoo!はRSSリーダやSNSを用意しているし、今年の4月に「ソーシャルネット事業部」という物を立ち上げている。またライブドアも高機能なRSSリーダやSNSを用意している。

 かつてのポータルは、新聞サイトのニュースや天気情報など、多くの人に関心を引くようなコンテンツのみを集めていた。しかし、今後はこれらの新しいツールを統合し、新しい形のニュース配信、すなわち「Daily Me」を作っていくことになるのだろう。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.25 00:26

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夏のP2P関連イベント情報

2006.07.20

 8月、9月にP2P関連のイベントが相次いで開催される。今回はその紹介。

 まず、8月25日(金)にP2Pコミュニティ納涼会が開催される。これは、気軽な飲み会になっているようだ。

 次に:9月18日(月、祝)に第2回DHT勉強会が開催される。こちらは講師を招いてDHT関連のセミナーが開催されるようだ。詳しくは「2006年夏のP2P関係イベント(勝手な予想付き)」を読んでいただければと思う。

 私はどちらのイベントにも参加する予定ですので、会場で見かけましたら声をかけていただければ幸いだ。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.20 07:43

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侮れないプロバイダーのメールサービス

2006.07.16

 会社では会社のメールアドレスを使っている人も、自分のプライベートの連絡ではプロバイダーのメールサービスを使っている人は多いと思う。そう、プロバイダーを契約する時についてくるメールアドレスだ。

 このメールアドレスは、なんとなく「接続契約についてくるオマケ」的なイメージがあり、それほど高機能では無いような印象がある。しかし、プロバイダーによってはWebメールやメールの転送設定、ウィルス・スパムチェッカーなど意外に高機能なサービスが揃っており、中には無料で提供されている機能もある。

 色々ある機能の中で特にオメメスしたいのが「メール転送」サービスだ。これは自分のプロバイダーのメールアドレス宛に届いたメールを別のアドレスに転送するサービスだが、このサービスと「Gmail」等の無料のメールサービスと組み合わせると、さらに便利だ。

 例えば、プロバイダー宛に届いたメールを、全て自分宛のGmailに転送しておけば、バックアップ的にGmailを使う事も可能だ。Gmailは、現在では2.7GB以上の容量を持っており、メールのバックアップだけならは十分だろう。

 ちなみに、私は去年の2月から自分宛に届いたメールを全てGmailに転送しているが、今のところ350MB程度しか使っていない。当分の間はバックアップして機能してくれるだろう。

 また、Gmailのような強力なWebメールの登場をうけてプロバイダー各社がAjaxによるメーラーを(まだβ版だが)リリースしている。例えば、KDDI 会社情報: ニュースリリース >DIONは3月からβ版を開始しているし、ニフティも6月からβ版のサービスを開始している。特にニフティはBlogで、開発状況やバグを知らせたり、メーラーのレイアウトの意見を募集するなど、ユーザとの交流も行なっている。

 ブロバイダーを選択する時は、料金や接続スピードに目がいってしまい、このようなメールの細かいサービスには気づかない場合が多いと思うが、メールサービスは毎日使う物である。ブロバイダーを選ぶ際にある程度考慮しても良いと思う。

[参考]代表的なプロバイダーのメールサービス例

OCN|楽しいメールサービス

ぷらら メールプラス1サービス

DION|メールわ〜るど

Mail@nifty > メールサービス一覧 : @nifty

BIGLOBEメール:メールがもっと便利で楽しくなるサービス充実

アルファインターネット − 電子メールオプションサービス

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.16 13:40

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YouTubeがテレビになるなんて10年早い

2006.07.10

 先日、行なわれたイノベーション勉強会の第一回となるYouTube勉強会に参加してきた。

 参加者は6人程度のグループとなって、主催者の徳力さんからの事前課題をディスカッションし、その結果をグループごとに発表するという形で進んでいった。勉強会自体は、色々な意見を聞けて非常に勉強になった。次回もぜひ参加したい。

 さて、最近ではYouTubeが、第二のテレビになるという声が大きくなっている。しかし、本当にYouTubeが「第二のテレビ」となるのだろうか?

 もちろん、いずれはYouTubeのような物が現在のテレビに変っていくとは思う。しかしながら、すぐにYouTubeが「第二のテレビ」になるのにはまだ問題があると思われる。今回はYouTubeの著作権の問題とテレビ視聴のスタイルを考えながら、YouTubeの問題点を考えてみたいと思う。

 まず、YouTubeに存在している違法コンテンツだが、現在では、著作権者からの申し立てによって消している状態が続いているが、消された動画はすぐにアップされてしまい、イタチごっこが続いている。このような状態では普通に考えれば、YouTubeに削除の申し立てをしても無駄だという考えになるだろう。

 しかし、ある日突然、一国の政府が「YouTubeは著作権違反のファイルが沢山あるようだから、全て合法的なファイルになるまでサービスを続けてはいけない」というお達しを出したらどうだろうか? たちまちYouTubeはサービスを続けられなくなるだろう。

 一国の政府がそんな無茶苦茶な事を言うはずが無い、と思われる方もいるかもしれない。しかし、以前にそんな無理難題を突きつけられて廃業に追い込まれたサービスがある。Napsterという名前のそのサービスは、かつて数千万人もの人間が利用していた音楽共有ソフトだが、違法コンテンツの問題で裁判となり、米連邦地裁から、違法ファイルを100%遮断しなければサービスができないといった命令が出て、サービスの停止に追い込まれている。(このNapsterは、現在のNapsterとは別の会社が運営している。)

 現在のところ、YouTubeはバイラル広告に使える、なんとなく話題になっている等々の理由で、様々な放送局からお目こぼしをもらっている状態だ。しかし、彼らがYouTubeの成功を見て。自分たちも「YouTubeクローン」を作ろうと思うかもしれない。その時、YouTubeは邪魔者以外の何者ではない。そうなれば、音楽業界がNapsterのようなファイルシェアリングツールを「合法的に」潰したように、放送業界はYouTubeに襲いかかるかもしれない。

 もう一つ、問題なのはYouTubeの試聴スタイルだ。YouTubeを利用して自分の好きな動画を見るためには、YouTubeから検索して探すか「まとめサイト」で見つけなければならない。要は検索しないと動画が見られないのだ。

 常に目的があってテレビを見ている人はそれでいいかもしれない。しかし、見たい番組がわからない人、もしくは番組のタイトルがわからない場合は、いつまで経っても動画を見ることはできない。

 当然、普通のテレビの場合はそんな事は無い。リモコンのスイッチを押せば、何かしらの番組は出てくる。自分にピッタリの番組ではないかもしれないが、暇つぶしができる程度のクオリティの番組が検索をすることもなく放送されている。特に目的意識を持ってテレビを見る人以外はYouTubeよりも既存のテレビを選択すると個人的には思う。

 また、最近ではHDDレコーダーという物がある。HDDレコーダーの進歩は凄まじく、容量も大きくなっているほか同時に数チャンネル録画できる物も登場している。数ヶ月分の地上派テレビ番組を全て保存するようなHDDレコーダーが登場してもおかしくない。

 YouTubeの利用方法として「見逃した番組を見る」「周りで話題となった番組を最初から見る」といった事に使っている方も多いと思うが、HDDレコーダーがある程度進化すればYouTubeなど使わずに見逃した番組や話題の番組を見られるだろう。

 さらに言えば以前にもご紹介した通り、HDDレコーダーに自分の興味がある番組を死蔵している人も多くなっている。今でさえ、こんな状態だ。果たしてテレビを本格的に見ている人にYouTubeで番組を探す時間があるのだろうか? 私なら「我輩は主婦である」や「アキハバラ@DEEP」をYouTubeで探すのであれば、HDDレコーダーに予約して見るだろう。

 著作権の問題を別とすれば、YouTubeの最大の競争相手はHDDレコーダーだろう。少なくともHDDレコーダーよりも便利に使えなければ、YouTubeはテレビを名乗るには10年早いと言わざるを得ない。


PS:今日、HDD録画に失敗して「我輩は主婦である」が見られなかった… ケチケチしないでもっと大容量のHDDレコーダーを買えば良かった…

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.10 21:17

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白田先生の「インターネットの法と慣習」が書籍化

2006.07.09

 Hotwiredで連載されていた、白田先生の「白田秀彰の「インターネットの法と慣習」」が本になる。既にAmazonでも予約が始まっていが、書店に並ぶのは来週ごろになりそうだ。

 インターネットが本格的に普及して、まだ20年も経っていないが、インターネットは確実に社会を変えている。メールやWebページは言うに及ばず、電話やテレビといった通信、放送の部分も変えつつあり、さらに言えば政治や生活習慣すらインターネットは変えつつある。

 しかし、これだけ大きな変化が「virtual(=実質上)の世界」で起こっていたとしても「現実の世界」では、その変化に追いつけず様々な矛盾が出てきている。それは著作権の問題であったり、ネット上の議論の問題であったり、文化の問題であったりする。

 今回書籍化される「インターネットの法と慣習」は、そのようなインターネットと「実質上の世界」と「現実の世界」とで起こっている事象を解説している本になっている(と私は思っている…) インターネットの今後について、じっくりと考えてみたい人に、ぜひお勧めしたい本だ。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.09 00:05

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HDDレコーダーに死蔵されるテレビ番組

2006.07.02

 最近テレビを買った。そう「あの電波で動画が見られる箱」を買ったのだ。「情報弱者」といった言葉や「イナバウアーも知らなかったんですか? 終わってますね」という感想をくれた友人・知人の皆さん、私はテレビを買ったのだ! …… というわけで、今回は半年ぶりに「私が見たテレビ」について考えてみたい。

 テレビが家に来て、最初にやることは当然テレビのセッティングだ。安いHDDレコーダと一緒に買ったので、それも一緒にセッティングをする必要があったのだが、セッティングは業者の人に頼んでいたので、すぐに終わると思っていた。

 ところが、これがなか々終わらない。2時間ほど経過してやっとセッティングが終わった。理由はチャンネルの多さだ。以前はアナログ放送だけを見ていれば良かったのだが、最近はこの他にもCS・BS・地上波デジタルと色々とあるためテレビとHDDレコーダーのセッテイングに手間取ったらしい。

 何年も前からBS・CS放送を見ている方には、今更の話であると思うが、BS・CSのチャンネルは山のようにある。テレビは欲しいけど、こんなに見切れないな… と思いつつ業者の方のセッティングが終わった後、さっそくテレビとHDDレコーダーを使ってみた。

 HDDレコーダーは確かに便利で、普段は見られない昼ドラの予約に入れつつ、ニュース番組なども録画し、家に帰ると「昼ドラ」とニュース番組を見るというテレビスタイルが続いたのだが、HDDレコーダーを活用するあまり、リアルタイムでテレビを見る機会がほとんど無くなっている事に気がついた。

 私のHDDレコーダーは廉価版の物ではあるが、それでもかなりのテレビ番組を録画できる。これでは、録画した番組を見るだけでテレビが見られる時間が終わってしまい、リアルタイムでテレビ番組を見る時間は無くなってしまう。

 現にHDDに録画してもそれを見ることなく「死蔵」してしまうユーザも多い。という調査結果も出ている。見る番組は「HDDレコーダに溜め込んだ物」だけを選択するという事にもなるかもしれない。

 もし、溜め込んだ録画番組が今後も増えていくのであれば…、いやHDDの容量は確実に増えるので、それに比例して録画できる番組も増えていく、その時、HDDレコーダ側はそれらを「死蔵」したコンテンツを「再利用」していくだろう。

 次回はもう少しHDDレコーダの中に「死蔵」されたデータについて考えてみたい。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2006.07.02 23:01

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