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「となりのネネコさん」に見る、ネット時代の有料コンテンツ

2007.04.08

 先日Amazonから「となりのネネコさん」が届いた。これはWebページ「ヘッポコロジー」で連載されている学園物のWebコミックで、猫属性を持っている転校生「佐藤ネネコ」さんと愉快な仲間たちが織りなす日常を書いている。まあ内容はリンク先で確認してほしい。

 さて、この「となりのネネコ」さんだが、単行本の加筆等はあるが基本的に内容の大部分はWeb先で確認できる。これは単行本を買わなくとも、内容の大部分を無料で確認できるということだ。言い方を変えれば単行本を買う人間は、払わなくとも良いお金を払っていことになる。

 これは何も「となりのネネコ」さんに限らない、中には森博嗣や滝本竜彦のようにWebで掲載したコンテンツを出版した後はWeb上から削除する人もいるが「生協の白石さん」のように出版した後も中身が読める物もある。これはいったいどういう事なのだろうか? 私は以下の理由からネット上のコンテンツが出版やドラマ化した後もネット上で公開されているのだと思う。

(1)コレクターズアイテム

 これは比較的にわかりやすい。そのWebサイトのファンが事実上のコレクターズアイテムとして買うというものだ。そのWebサイトのファンであるならば、手元に残しておきたくなるものだろう。

(2)余分な情報をカットしてくれるアイテム

 Webコミックでは難しいが「電車男」といった掲示板形式の物は、余分な情報が載りやすく、無料で公開されていても、情報が大量にあるため、なかなか読みにくい場合がある。このような場合「うまく編集されて」読みやすくなっている。また小説等のコンテンツの場合でも出版される場合は、いくらか編集されている場合がある。無料であっても掲載されているコンテンツがあまりにも膨大な場合は、時間が無くすべてを読むことができないが、うまく編集されたデータは時間をかけずに、そのコンテンツのエッセンスを読める。いわばお金を出して時間を買っている、ということになるだろう。

(3)裾野を広げるアイテム

いくら「ネットで大人気なコンテンツ」といっても、一般の世間ではそれほど知名度が高いとはいえない。それを出版、ドラマ化することで、普通の人でも知ってもらう良い機会になる。 今後もネット発の商業コンテンツは増えていく。そのときのヒットの理由と、ヒットした後Webに掲載していたコンテンツをどのようにしていくか、色々と見ていけば面白いかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2007.04.08 14:37

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