IIJの浅羽副社長にIIJのインキュベーション事業についてお聞きした。
2008.02.19
既にいくつかのニュースサイトで報じられている通り、IIJがインキュベーションを開始している。名称は「IIJ Innovation Institute(IIJ II)」。」見方によっては「IIJ 2」とも読める、かなり挑戦的な名前のインキューベーションだ。
このインキュベーションの内容だが、これはWebページにも書かれている通り「次世代インターネットの新しい基盤技術を日本から創出することを目的として、新技術の開発および事業育成のため」という。今回はこのインキュベーションについて、IIJの浅羽副社長と久島開発本部 本部長にお話を伺う機会があったので、浅羽副社長と久島本部長のお話をご紹介したいと思う。
そんな私が、このインキュベーションに興味を持ったのは、個人的に尊敬しているある技術者の方が、よく参加しているイベントでこのインキュベーションについて熱く語っていて「ぜひIIJ IIについてお話を聞いて欲しい」とおっしゃっていたので、お会いさせていただくことにした。
そんな理由で、浅羽副社長と久島 開発本部長にお話を伺う事になったのだが、浅羽副社長にこのインキュベーションを立ち上げた背景をお聞きしたところ、インターネット上の技術革新やそれに用いた新しいビジネス(例えば、Google、Yahoo!、Skype、YouTube等)は米国やヨーロッパから生まれており、日本から発信されて世界的に認知されたインターネット技術はとても少ない。確かに、日本初のインターネット上のサービスは日本では流行っていても世界的にはそれほどブレイクした物は少ない。(パッと思いつくのはrubyぐらいだろうか?)
それでは、日本はインターネット技術が低いのだろうか? 浅羽副社長はP2Pファイル共有ソフトのBitTorrentとWinnyの例を出して、そうではないとしている。BitTorrentと言えば、一時はインターネットのトラフィックの3割がBitTorrentと言われた世界的にもメジャなP2Pソフトウェアだ。現在では著作権をクリアしたビジネスも既に始まっている。一方のWinnyは、技術的には相当すぐれているのにも関わらず、著作権関連で開発者が捕まったのはご存じの通りだ。
浅羽副社長は、この事について日本人技術者の発想力や想像力がないのではなく、このような新しい技術・アイデアを育てる社会的な仕組みが無く、そのような物を具現化するものが無いとおっしゃられた。この「IIJ Innovation Institute」を立ち上げた背景には、そういう想いがあったということだ。
実を言うと、上記のインタビュー内容は私がお聞きしたものだが、これらは浅羽副社長があちこちで語っているほぼ同様の物だ。私も事前にネットで見ていたし、読者の皆さんもどこかで読んだ方も多くいらっしゃるだろう。
しかし、私が本当に驚き・感動したのは、浅羽副社長が本気で日本の技術や新しいインターネットについて考え、それを私に真剣に語ってくれたことだ。非常に熱く真剣に日本のインターネットの技術を考えられており、次世代インターネットについて説明していただいた時は、こちらも真剣に考えざるを得ないほど熱心に説明していただいた。このような人間に率いられるインキューベーションであれば、きっと新しい技術とそれを開発する技術者を大事にしてくれることだろう。
また「契約社員としての雇用(2年間)」といった条件が気になる方もいるだろう。浅羽副社長によれば、これはあくまで目安であり2年間でバッサリと切られる事はなく、フロトタイプの完成や一定の成果が出れば継続して支援していくとおっしゃっていた。自分が提唱したプロジェクトにおいて「やる気」さえあれば2年経過した後も支援してもらえるたのだろう。
「次世代インターネット」と言っても、まだあやふやなイメージしか無い人が大勢だと思うが、広いネットの世界では既に自分のイメージがあり、面白いそうなアプリケーションを開発している人も山のようにいると思う。そのような人は、アイデアがあってもそれをお金や人手が無く実現できないと思っている方もいるのではないだろうか? そのような人は、ぜひ応募していただきたい。もしかしたら、自分の思っているネット技術が具現化するかもしれない。ちなみに〆切りは2月29日、あと10日しかないが、自分のアイデアがある方はぜひ応募してほしい。
このインキュベーションの内容だが、これはWebページにも書かれている通り「次世代インターネットの新しい基盤技術を日本から創出することを目的として、新技術の開発および事業育成のため」という。今回はこのインキュベーションについて、IIJの浅羽副社長と久島開発本部 本部長にお話を伺う機会があったので、浅羽副社長と久島本部長のお話をご紹介したいと思う。
《なぜIIJがインキュベーションなのか?》
私はIIJのインキュベーションについてスラッシュドット・ジャパンの記事で知ったのだが、正直に言うと最初はそれほど興味があるわけではなかった。このようなインキュベーションは初めてではないし、先進のネット企業のいくつかは実験的なサービスを行う「ラボ」的な物を持っている。このような状態で、IIJがインキュベーションを、なぜ、今行うのか?、正直疑問だったし、結局はデータセンターというリソースを使って新しいサービスの掘り起こしを行っているだけのような気がしていた。そんな私が、このインキュベーションに興味を持ったのは、個人的に尊敬しているある技術者の方が、よく参加しているイベントでこのインキュベーションについて熱く語っていて「ぜひIIJ IIについてお話を聞いて欲しい」とおっしゃっていたので、お会いさせていただくことにした。
そんな理由で、浅羽副社長と久島 開発本部長にお話を伺う事になったのだが、浅羽副社長にこのインキュベーションを立ち上げた背景をお聞きしたところ、インターネット上の技術革新やそれに用いた新しいビジネス(例えば、Google、Yahoo!、Skype、YouTube等)は米国やヨーロッパから生まれており、日本から発信されて世界的に認知されたインターネット技術はとても少ない。確かに、日本初のインターネット上のサービスは日本では流行っていても世界的にはそれほどブレイクした物は少ない。(パッと思いつくのはrubyぐらいだろうか?)
それでは、日本はインターネット技術が低いのだろうか? 浅羽副社長はP2Pファイル共有ソフトのBitTorrentとWinnyの例を出して、そうではないとしている。BitTorrentと言えば、一時はインターネットのトラフィックの3割がBitTorrentと言われた世界的にもメジャなP2Pソフトウェアだ。現在では著作権をクリアしたビジネスも既に始まっている。一方のWinnyは、技術的には相当すぐれているのにも関わらず、著作権関連で開発者が捕まったのはご存じの通りだ。
浅羽副社長は、この事について日本人技術者の発想力や想像力がないのではなく、このような新しい技術・アイデアを育てる社会的な仕組みが無く、そのような物を具現化するものが無いとおっしゃられた。この「IIJ Innovation Institute」を立ち上げた背景には、そういう想いがあったということだ。
実を言うと、上記のインタビュー内容は私がお聞きしたものだが、これらは浅羽副社長があちこちで語っているほぼ同様の物だ。私も事前にネットで見ていたし、読者の皆さんもどこかで読んだ方も多くいらっしゃるだろう。
しかし、私が本当に驚き・感動したのは、浅羽副社長が本気で日本の技術や新しいインターネットについて考え、それを私に真剣に語ってくれたことだ。非常に熱く真剣に日本のインターネットの技術を考えられており、次世代インターネットについて説明していただいた時は、こちらも真剣に考えざるを得ないほど熱心に説明していただいた。このような人間に率いられるインキューベーションであれば、きっと新しい技術とそれを開発する技術者を大事にしてくれることだろう。
《応募方法》
ここまで読んで、このインキュベーションにご関心を持った方はぜひ【応募要項】を読んでいただきたい。仮にまだ自分の技術が完成していなくても大丈夫応募フォームを見ていただければわかる通り、公募している技術もアバウトに募集しているので、応募用紙に自分の熱い"想い"をぶつけていただければ応募できるような形になっている。また「契約社員としての雇用(2年間)」といった条件が気になる方もいるだろう。浅羽副社長によれば、これはあくまで目安であり2年間でバッサリと切られる事はなく、フロトタイプの完成や一定の成果が出れば継続して支援していくとおっしゃっていた。自分が提唱したプロジェクトにおいて「やる気」さえあれば2年経過した後も支援してもらえるたのだろう。
「次世代インターネット」と言っても、まだあやふやなイメージしか無い人が大勢だと思うが、広いネットの世界では既に自分のイメージがあり、面白いそうなアプリケーションを開発している人も山のようにいると思う。そのような人は、アイデアがあってもそれをお金や人手が無く実現できないと思っている方もいるのではないだろうか? そのような人は、ぜひ応募していただきたい。もしかしたら、自分の思っているネット技術が具現化するかもしれない。ちなみに〆切りは2月29日、あと10日しかないが、自分のアイデアがある方はぜひ応募してほしい。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.02.19 08:42





