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お前の言っている「クラウドコンピューティング」とはなんですか?

2008.11.29

ここ2週間ぐらい、ずーと文章を書いていた。それで、何の文章を書いていたかといえば、最近のバズワードでおなじみの「クラウドコンピューティング」である。そう、「いやークラウドコンピューティングだけに、雲をつかむような話ですな ホッホッホッ」という親父ギャグでおなじみの(もうそのギャグは聞き飽きた)あの「クラウドコンピューティング」である

でこの「クラウドコンピューティング」。同じバズワードでも「Web2.0」などに比べればまだこちらの方が実態があると思っていたのだが、どうもこの「クラウドコンピューティング」を話す人によって定義が違う。

ある人は「P2Pでクラウドコンピューティングを実現する」という話をされていたが、その後で違う人が「意味がわからない」と言っていた。またある人は「クラウドコンピューティングによって、自社の環境がロックインされる」という話をしていた隣で「より自由な開発ができるようになった」という人もいる。このように、なんだかしゃべる人によって印象が違うのである。

なんで違うのだろ? と思っていたのだが「クラウドコンピューティング」という言葉で連想されるイメージが違うのだと気づいた。簡単に言うと「クラウドコンピューティング」という言葉で連想されるものが人によって「Gmail」なのか「セールスフォース」なのか「Amazon EC2」なのか違うということだ。

「Gmail」のようなSaaS、セールスフォースのようなPaaS、Amazon EC2のようなIaaS、それぞれ「クラウドコンピューティング」と言っているが、やっていることは違う。「Gmail」や「セールスフォース」をイメージすれば、たしかに「ロックイン」されるが「Amazon EC2」ならば「自由な開発」ができる。各社が言っている自称「クラウドコンピューティング」で、バラバラな事をやっているのだから、そりゃあ違うイメージなのは当然だ。

なので、他人と「クラウドコンピューティング」の事を話す場合は「お前のいう、クラウドコンピューティングとは、Gmailのことなのかセールスフォースのことか、Amazon EC2のことなのか、ハッキリしろ」と聞いた方が良いかもしれない。

もうひとつわかりにくいのは「クラウドコンピューティング」という技術は、かつての似たような技術である「グリッド」や「仮想化」等の技術をベースとしていることだ。なので「クラウドコンピューティング=グリッド」という考えが出てきてもこれは仕方がない。

しかし「クラウドコンピューティング=グリッド」「クラウドコンピューティング=仮想化」とすると、やはりこれは他人と話す時に意味がわからなくなる。「バズワードには踊らされないぞ」と思っている方もここは涙をのんで「クラウドコンピューティング=グリッド+仮想化、その他いっぱい」なものと考えていただいた方が、他人と話すときに意味が通じやすいと思う

なので他人とクラウドコンピューティングについて話す時も「お前の言っているクラウドコンピューティングは、グリッドの事だ」と思ってもそれは口にださず。「そうですねグリッドもクラウドを構成する重要な要素ですね」と口に出していただければ、話は通じやすい。

文章の内容は、このような事を2週間の短期間でまとめた物になってる。また、正式に決まったらご案内をいたします。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.11.29 12:06

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