「ロングテール」という言葉を知っているから言って、活用しなければ意味がない。
2009.08.27
| ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice) | |
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ある程度ネットに詳しい方であれば、今この段階で「クラウドソーシング」「ロングテール」という言葉を聞いたら「何を今更」と思ってしまうだろう。これらの言葉のピークは既に過ぎており、今更「ロングテール」などと言ったところで、誰も注意深く聞いてくれはしないと思う。
しかし、だからと言って「ハヤカワ新書juice」の「ロングテール(アップデート版)」を読まないというのはモッタイナイ。なぜならば、この本は「ロングテール」を説明しているだけで無く「ロングテール」になった部分のマーケティング基本的な考えが書いてあるからだ。
「ロングテール」を知っている人でも、自分の仕事が「ロングテール」という結びつく人はほとんどいないと思う。「なるほど確かにAmazonもiTunes Storeもロングテールだ、しかし自分とは関係無い」と思ってしまっているだろう。しかし、この本「ロングテール」で説明しているのは、AmazonやiTunes Storeの事例だけでは無い。ロングテールの「テール」の部分でどのようなマーケティングが行われているのかを(失敗例も含めて)色々と解説している。実際にこれから商品を販売する全ての人のヒントになると思う。
さらにこの本では「ヘッド」の産業もロングテールによって影響が出ていることも説明している。例えば(この手の本によく出てくる)「デル地獄」や映画の評判(ヒドイ映画になると最初の週末から二回目の週末への落ち込みが50%を超える)などの事例だ。ロングテールと関係無いと思われる「ヘッド」の産業も、確実にロングテールが影響を与えていることがわかるだろう。
この本が発刊されると聞いて「今更、ロングテールかよ!」と思われた方も多いと思う。もちろん、私もそのうちの1人だったのだが、読んでみて考えが変った。この「ロングテール」という概念が当たり前になってきた今こそ読む価値があると思う。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2009.08.27 23:35






