Twitter研究会、影の主役はAmazon EC2
2009.12.11
Twitter研究会は様々な発表があって、非常に面白かったのだが、私は今回のTwitter研究会の影の主役は「Amazon EC2」だとなんとなく感じている。と言うのも、今回のTwitter研究会で発表では「Twitter」のモバイルクライアントの発表が2本あったのだが、どちらもAmazon EC2を利用をしているからだ。また、Amazon EC2ではないが、携帯電話向けのTwitterクライアントサービス「yubitter」もクラウドサービスRackspace Cloud Serversを使って構築されている。
Twitterをやる時にモバイル環境でのクライアントは必須アイテムとなっているが、そのようなモバイルクライアントの中で代表的なものがAmazon EC2やRackspace Cloud Serversで構成されているのは偶然ではないだろう。では、なぜ、モバイル向けのTwitterクライアントは、Amazon EC2やもRackspace Cloud Serversを利用しているのだろうか?
それは簡単に言えば仮想サーバを追加しやすいからだろう。今回のTwitter研究会で発表された、モバツイッターのえふしんさんによると、モバツイッターは現在、23インスタンスで運営されており、2週間で2インスタンス増加させているという。
今年の9月の段階では10インスタンスで運用されていたと発表されていたので、わずか三ヶ月で倍以上のサーバ台数となっている。これだけ急にサーバを増加させるのは、通常の専用サーバサービスやVPSでも難しい。これらは、仮にVPSであってもサーバの納期は3日~5日かかってしまう。2週に2台ということならば、まあなんとかしのげる数字ではあるが、クリック1つですぐに増やせるAmazon EC2などのクラウド環境も非常に有効だろう。
ただし、このブログで何度か言っている通り、日本のクラウドサービスは、どうも簡単に仮想サーバが増やせないものが多く、サーバの増加に2~3営業日程度必要な事がある。また、中には「たくさんの申し込みがあったので2~3週間お待ちいただいております」といったアナンスを出しているところすらある。
価格的にはAmazon EC2よりも安いかもしれないが、肝心な時に「2~3週間お待ちいただきます」となってしまっては、一体何のためのクラウド環境なのか疑問に思ってしまう。今後mixiアプリなどでアクセス数が読みにくいソーシャルアプリをクラウド環境で構築するケースも出てくると思うが、その時も結局はスケールアウトできるかどうかがポイントとなってくるのではないかと思う。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2009.12.11 00:31





