本の中身が勝手に変更されるのを良しとするか?
2010.03.03
《<なくならない誤植》
まずはCMというわけで、このブログでもさんざんお知らせをしている通り、私の単著である「ツイッター仕事術」が発売した。既に何人か購入していただいているようで色々と感想をいただいている(ありがとうございます!)
ただ、残念ながら本を出版したのは良いが、どうしても誤植がなくならない。このブログをご覧になっている方はご存じだと思うが、私は非常に誤植が多い、この前も数ヶ月ぶりにブログを更新した友人からは「ヨコタさんのブログは誤植の宝庫ですね、ギャハハハ」と言われる始末だ。というわけで「ツイッター仕事術」にも既に何カ所か誤植の指摘をいただいている。
WebページやBlogならば、誤植はすぐに修正できるが、印刷物の場合は当たり前だが修正はできない。現在の本はWebページで、誤植や誤字脱字のサポート情報を出してはいるが、全員が見るとは限らない。
《自動的に最新版となる電子出版》
このように一度出版してしまうと誤字があった場合、それを直すのは難しいが電子出版ならば、それがすぐに修正できる。メールマガジンのようなダウンロードする物で無ければ、電子出版物は出版した後でもソフトウェアのように修正することができる。誤字脱字を修正するだけで無く、本を出版した後で最新の情報にアップデートすることも可能だ。私も「ツイッター仕事術」の執筆中、日本語版リツイートや友人追加の機能が変更になったり、Bill Gatesなどの有名人のTwitter参入など色々に出来事があった。もし電子出版で出していたならば、もう少し最新の事情を入れられただろう。実際に電子出版で発売されている「Evernote Handbook ―」は「アップグレード」する本と題して、読者から誤植を呼びかけたり、最新情報を追加するとしている。今後は、この本のように先行でベータ版としてテキストを出してその後修正を行うような「本」も出てくると思われる
《一方で意図的な「修正」も》
このように作者側としては、電子出版はいくつかメリットがあるが、一方でコンテンツ配給者があまりにも強い力を持つと、意図的な情報改竄・情報操作も可能になってしまうかもしれない。例えば、Kindleから1984が消えた事件は、まさにそのような事件の典型だろう。電子出版ならば、出版された本の中でいくらでも修正ができる。さすがに本の内容が「まるごと変更」されるという事は無いだろうが、コンンテンツ配信業者の都合で書籍の内容が変る可能性も出てくるだろう。それが悪い事なのか良いことなのか厳密にはなんとも言えないが、電子出版になれば本の内容が勝手に変ることがある事は確かだろう。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.03.03 23:40





