今さら聞けない、知っておきたいクラウド関連のキーワード集(PaaS編)
2010.03.31
《PaaS》
PaaS(Platform as a Service)はクラウドコンピューティング上でプラットフォームを提供するモデル。ここでいうプラットフォームとは「開発環境」をイメージすればわかりやすいだろうと思う。一般的に言われているPaaSという物は、SaaSのようにエンドユーザに提供するのでは無く、サービス提供側が用意した「プラットフォーム」上で開発を行う事ができる。PaaSのメリットとしては(SaaSの場合と同じく)サーバの負荷やメンテンスについては提供側に任せられる事が大きなメリットだ。ユーザは余計なサーバ周りの設定に気を遣う必要は無く、開発に集中できる。
ここまでが一般的なPaaSの説明ではあるが、個人的には私はPaaSはSaaSをインストールする基盤としても使われると考えている。既にGoogleは「Google Apps」向けにビジネスアプリケーションのオンライン市場「Google Apps Marketplace」を開設していたり、MicrosoftもAzure向けに「Microsoft Pinpoint」を開設している。これらの動きが広がればPaaSは開発プラットフォームという意味ではなく、クラウドのアプリを連携して使えるOS的な意味合いも持つのかもしれない。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.03.31 01:23
今さら聞けない、知っておきたいクラウド関連のキーワード集(SaaS編)
2010.03.31
《SaaS/PaaS/IaaS》
「クラウド」と一口に言ってもサービス形態は様々だ。例えば、GmailもAmazon EC2もWindows Azureも一般的にクラウドと言われているが、それぞれのサービスの形態は異なり区別されるべきだろう。一般的にクラウドコンピューティングを分ける時には「SaaS」「PaaS」「IaaS」とに分類される。まずはそれぞれの特徴を見て見よう。《SaaS》
「SaaS(Software as a Service)」は、ソフトウェアをサービスとして提供する形態のこと。もっと単純に言えばインターネットから直接ソフトウェアを使う形態だ。今まではソフトウェアを利用するためには、CD-ROMからパソコンにインストールしたり、インターネットからプログラムをダウンロードして、それをインストールする必要があった。
しかし、SaaSで提供されるソフトウェアはインターネットに接続してブラウザがあれば使用できる。例えばGmailやGoogle ドキュメントなどを利用するのにプログラムのインストールは必要なく、ブラウザでアクセスすればすぐに利用できる。
では、このようなSaaSは従来の「インストールして利用する」物よりも何が優れているのだろうか? まずはデータがインターネット上にあるため、インターネットに接続できる端末ならば、どこからでも利用できるという点がある。これはネットに接続できる端末ならばどこからでもアクセスできるという事や、ソフトウェアがインターネット上にあるため、ソフトのために特別なハードウェアが必要としないというメリットもある。
またデータ管理やアプリケーション管理を、サービス提供側を行ってくれるのも有利な点だ。例えば、メールを利用するために自社でメールサーバを利用した場合、サーバの管理までしなければならない。もし、サーバに異常が起った場合そのサーバの対応までしなければならない。
しかし、SaaSで提供される場合、サーバなどの管理についてはSaaSを提供する業者がサーバの管理をしてくれる。もしサーバに障害が発生したとしても、自分達は対応せずともサービスの提供側が対応してくれる。つまりただ障害が直るのを待っていれば良い。
このようにSaaS形式は、ソフトウェアをインターネット上から利用できる形式の物となっており、かなりエンドユーザ向けのサービスだ。開発環境を提供するPaaSや、仮想サーバを提供するIaaSとは違い、自分達で開発を行うための物というよりは、ソフトウェアをサービスとして提供されるものだ。
クラウドを現状の「メールソフトやパッケージソフトの代替手段」として利用する場合はこのSaaSを指していることが多い。その場合はPaaSやIaaS向けのサービスでは無く、SaaS向けの物を探した方が良いだろう。
続けて「PaaS」の事を書いてしまうと思ったが、随分と長くなってしまった。PaaSやIaaSは次回にしたいと思う。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.03.31 00:07





