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iPadのキラーソフトは「リモート接続」かもしれない。

2010.05.30

 昨日、届いたiPadで色々遊んでいる。前回のエントリにでも書いた通り、私は「カナ打ち」なので現時点では文字等の情報入力については、それほど優れているデバイスとは言い難いが(あくまで私にとって)、情報の閲覧という点では通常のパソコンなどよりも断然に見やすいデバイスだと思っている。

 「電子書籍端末」として認知される事が多いiPad。私も何冊も読んでみたが、短時間であれば非常に読みやすい。また、Webページを見るのもパソコンから見るよりも見やすい。同じWebページであっても、椅子にすわってパソコンのディスプレイを見るのと、寝転がって手元にと見るのでは情報の見え方が違うのだろう。

 動画ファイルも非常に見やすい。いくつかYouTubeの動画ファイルを見てみたのだがiPhoneで見るのとは段違いに見えやすい。今後はニコニコ動画などの他にNHKオンデマンドなどのテレビ局のコンテンツ、さらにレンタルDVDサービスも今後登場してくるだろう。 実際にAir Videoというソフトを使えば、パソコンに保存している動画ファイルを見られるらしい。

 また、iPadに限らず今後も保存したデータがある端末だけでなく、外から別の端末で見られるようなデバイスが出てくるだろう。 実際にPS3上のトルネで録画した番組はPSPで見ることができるし、新しいVAIO PでもPS3のコンテンツをリモートから見られるようになっている。もしかしたらソニーが開発をしているタブレット型端末からリモートでトルネに接続できるようになってくれるかもしれない。

 実際にiPadの使用記事を見ていると、iPadで「リモートデスクトップ」を利用している人も多い。iPadなどのタブレット型端末を家庭内にある動画や音楽、パソコン操作をするための「リモート端末」としても普及していくのかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.30 19:37

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「Me2.0」を読んで意味ある人・無い人

2010.05.30

Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」
Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」土井英司

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 「Me2.0 ネットであなたも仕事も変わる「自分ブランド術」」の内容を簡単に説明すると、インターネットのソーシャルツール(BlogやSNS、Twitterなど々)を利用して自分の就活や人脈形成に役立てようとする本だ。本書によると企業の61%がソーシャルネットワークを候補者を見つけるための有望なチャンネルとみなしているという。なるほど、それが本当ならばこれから就活をする学生は「面接の本」以外にも、このような本を買って対策を立てた方が良いだろう。

 実際に本書ではかなり学生の就活を意識した内容になっており「面接で良く聞かれる質問」や「履歴書の書き方」などが掲載されていたり、FacebookなどをSNSなどの利用の注意点などが紹介されている。

 ただ、本書は既にBlogやTwitterを使っている人間にとっては、既に知っている情報が多い。今更「履歴書の書き方」や「面接時はスーツを着ていく」などの情報を期待して、この本を買われる方は正直なところ、それほどいらっしゃらないと思うし、TwitterやSNSの利用方法についても、それほど新しい利用方法を紹介されていないと個人的には感じている。(そもそも掲載されているツールもJobsterやNotchupなどの海外向けのツールがメインだ。まあこれは翻訳本だからしょうがないが…)

 本書は、これから就活を始める学生向けにはある程度参考になると思うし、ある程度ソーシャルメディアに慣れている方にとっては、新規の情報は無いが自分のいままでの使い方を振り返る意味で良いと思う。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.30 18:11

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iPadは「かな打ち」が使えない

2010.05.29

 iPadをやっと購入した。以前にPodcastなどでも語った通り、正直なところ個人的にはiPadは必要不可欠なデバイスでは無いと思っている。それは、iPadでできる事はほとんどパソコンでできるし、電子書籍を読むといってもまだ々書籍の数は少ない。電子書籍端末として利用するとしても、本格的に利用できるのはまだ先だろう。

 それでもiPadを購入したのは、外出用にネットブックが欲しかったからだ。メインPCとして利用している一世代前のVAIO Zを持ち出して利用すれば良いのだが、ノートPCもまだまだ重たいし、メインで利用しているため外出先で故障してしまうのは非常に困る。そのため安いネットブックが欲しかったのだが、なかなか良いネットブックが無く、しばらくはVAIO Zやポメラでイベントなどのメモ取りをしていた。というわけで、ネットブックにはVAIO Pでも買おうと思っていたのだが、iPadを買えばネットブックの代わりになると思い購入してきた。

 自分がネットブックに求めているのはポメラのようなテキストエデッタ機能が中心だ。そのため、iPadではEvernoteなどのネットと同期できるエディッタ機能があれば十分だと思い、早速iPadにEvernoteなどのツールをインストールして利用してみた。結果は…… 他の多くの人にとっては十分に実用的だと思うが、私にとってはかなり使いづらいものになっている。理由としては単純だ、現在のiPadには「かな打ち」機能が無いのである。ソフトキーボードは確かに利用しやすいのだが、私はローマ字では無く「かな打ち」で日本語の入力をしている。そのため、iPadのソフトキーボードでメモを取るのは私にとっては少しツライ作業になる。

 情報の閲覧端末としては優れているので、「かな打ち」のソフトキーボードが出てくるまでは情報閲覧端末として利用したいと思う。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.29 19:39

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iPadを買う前にこれを見ろ! ~iPadのまとめ集~

2010.05.27

 みんな大好きiPad。ついに明日(2010年5月28日)に発売される。私もwifi版を予約しておりネットブックの代わりや読書端末として利用するつもりだ。さて、このiPad、なんとなくiPhoneが大きくなったものというイメージがあるのだが、iPad独自の機能や小技、アプリやアクセサリなど様々な物が登場している。今回は発売舞うに知っておきたい、iPadのまとめをお送りしたい。

《総合》

まずはiPad関連のニュースが掲載されているニュースサイトの紹介。これらのサイトにはiPadに関する日々のニュースなどが掲載されている。

iPad まとめ

iPod(アイポッド)のすべて : iPod/iPhone/iPadとは?

Touch Lab - タッチ ラボ

《アクセサリ》

iPhone用のアクセサリは一種のエコシスムを作りあげた。iPadでもiPad単品だけで無く、様々なアクセサリが販売される事になるだろう。以下のエントリに現状で販売されるアクセサリの紹介が確認できる。

アマゾンで買えるiPadアクセサリーまとめ : ギズモード・ジャパン

ファイナルカウントダウン!?:iPadアクセサリーを試す――液晶保護フィルム紀行

iPad を買ったら検討したい iPad アクセサリ20+

《アプリ》

単にiPhoneアプリが大きくなっただけでない。iPadに特化した様々なアプリが登場している。やはりリモートデスクトップなどが使えるようになると本格的にネットブックの代わりに使えるようになるかもしれない。

iPadが変える未来:林信行がおすすめする「iPad」プレゼン術

iPadを買ったらまず最初に検討すべき iPadアプリ40本+α | tobu iPhone

《電子書籍関連》

iPadというとどうしても電子書籍のイメージが強いが、当初はそれほどの数の本は出てこない可能性がある。そのような場合は手元のファイルをiPadで読めるようにした方が良いだろう。

お先に!iPadのためにePubを作成する方法

iPadに最適化したPDFファイルの作り方

《小技。注意点》

iPadにも覚えておいた方が良い小技や注意点がある。それらのまとめを見てみよう

【永久保存版】これからiPadを買う人へ...覚えておきたい便利技10選 : ギズモード・ジャパン

「iPad」が太陽の熱でシャットダウン--ユーザー報告で明らかに

iPad と iPhone を充電しようと思ったら爆発。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.27 01:20

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Twitterのリストを使って「他人が自分をどのように見ている」かを考える。

2010.05.26

 「他人が自分をどのように見ているか?」自分のことであっても、他人が自分の事をどのように見ているかを知るのは難しい。単に話しているだけでは知ることができないし、親しい相手でもなかなかしゃべってはくれない。また、自分の事をどのように見えているかをしゃべってくれる人もいるかもしれないが、それはその人だけの意見であり「自分の知る大勢の人」がどのように自分を見ているかを知るのは難しい。

 このような「自分の評価」を何か簡単に知る方法は無いかと考えたのだが、Twitterを見ている時に、Twitterのリスト機能を使えば「他人が自分をどのように見ているか」のヒントがつかめるのではないかと考えた。ご存じの通りTwitterのリスト機能は、リストに名前をつけることができ色々な人を追加できる。自分の友達の集めたリストであれば「friend」といったリスト名をつけるだろうし、会社の知り合いを集めたリスト名であれば「company」といったリストを作るだろう。自分がどのようなタイトルのリストに入っているからを数えれば、自分が大勢の人間からどのような人間に見られているかの「傾向」が出るだろう。

 というわけで、自分がフォローされているリストを集めて自分が、どのような名前のリストに入っているかの傾向を出してみた。その結果が下記のものだ。

 

cloud 9
tech 8
it 7
met 6
twitterconf 5
web 4
friends 4
blogger 3
business 3
conversationlist 3
media 3
alternative-blogger 2
list 2
main 2
net 2
opinion 2
p2p 2
twitterer 2
writer 2
about-media 1
abouttwitter 1
academic 1
ack 1
active 1
adts 1
all 1
altana 1
alternative 1
alternative-blog 1
andy-tl 1
apple 1
asunaro-blogger 1
a-tech-pro 1
attention 1
attr-writer 1
authors 1
aws 1
beer 1
benkyokai 1
book 1
c 1
calture 1
category001 1
check-it 1
checkk 1
cloud0519 1
cloudcomputing 1
cloud-crowd 1
cloudforum1 1
cloud-native 1
community5 1
computer 1
cr 1
creator 1
culture-science 1
decaf-9apps-net2 1
dev 1
done 1
drink-me 1
early-adapteres 1
early-members 1
edge 1
editer 1
etc 1
favotter 1
follow2 1
friend-acquaintance 1
frt-5 1
full-member-of-society 1
game 1
geek-3 1
hbstudy 1
home-town 1
iknow 1
imet 1
i-met 1
i-met-you 1
imo 1
in1979 1
individual-newssite 1
info 1
interested 1
internet-it 1
it-game-news 1
it-itservice 1
it-news 1
its-relation-7 1
journalist 1
kataomoi 1
kimowota 1
l500 1
lifehuck 1
list-17 1
list2 1
loveplus 1
low 1
major 1
metirl 1
miscellaneous 1
mn 1
mobile 1
monokaki 1
my-fav 1
myfollow 1
naru 1
ninkiblogger 1
niwango 1
npo 1
o322 1
opensource 1
otokuisan 1
pc-cluster 1
personal-contacts 1
poken 1
professional 1
read 1
registrant-2007-jun 1
review 1
rodinatp 1
security 1
self-ikemen 1
shiratasemi 1
shudo-clowd 1
slashdotjp 1
telecom 1
thanks1 1
tjol 1
tuitzyouhou 1
twittchers 1
twitter-conf200912 1
twitterconf20091205 1
twitterconf-presenter 1
twtr 1
virtualization 1
watch 1
watcher 1
webmarketing 1
who-i-met 1
wikibana 1
wikibana10 1
yasanet 1
yh-following 1
yumeijin 1
saas 1
it-web-media-ust 1
mujyaku-twihow 1
editor-writer 1



 この結果を見ると、やはり「cloud」「tech」「it」と、私をクラウドやIT技術の人間だと見ている人が多いことがわかる。これは特に最近は「クラウド」について書く事が多いので「クラウド」の印象が強いのだろう。

 反対に元々の関心があった「P2P」などは、あまり私をフォローしているリストでは出てこない。これはもう「P2P」などの技術がそれほどトレンドでは無いという事が原因かもしれない。

 また「ライター」や「物書き」「ブロガー」として私を見てくれる人も何人かいる事がわかった。これはこのブログを書いている事や本を何冊か書いている事もあるからだろう。

 内面の所まではさすがに見ることはできないと思うが、Twitterの中ではどのように見られているかがわかるヒントになるかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.26 22:12

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国産のイントラ マイクロブログのまとめ

2010.05.25

 Twitterのようなマイクロブログを社内の情報共有に使う所も増えてきている。先日のクラウドエキスポでは、セールスフォースのChatter(チャター)に人気が集まっていたし、Yammerなどのツールを導入するところも増えている。

 世界的に見れば、このようなアクセス制限があるマイクロブログは非常に広がりつつあるが、日本でも、このような「イントラ用のマイクロブログ」はいくつか登場している。今回は国産の「イントラ用のマイクロブログ」をご紹介したい。

マイクロブログ「アイポLive」

 無料グループウェア 『アイポ』で有名なエイムラックが提供する、イントラ用のマイクロブログ。無料で使用できるSaaS型のツールとなっている。なお、プラットフォームにはGAEを利用しているという。

youRoom

 TISの社内ベンチャー「SonicGarden」が提供するイントラ用の無料マイクロブログ。こちらもSaaS形式で提供しており、携帯電話やiPhoneなどにも対応しているのが特徴。

SMART 4B : ハイブリッド・マイクロメッセージングサービス SMART fro Business

 MODIPHIが提供するSaaS型のマイクロブログ。

しゃべる - 社内 マイクロブログ


 今まではSaaS形式で提供している物だったが、こちらは実際にサーバにインストールするものとなっている。本当にイントラ環境でマイクロブログを使いたいのであれば、こちらをインストールしてみるのが良いだろう。

 

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.25 08:00

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我々は科学の監視団たり得るか? ~「科学との正しい付き合い方」を読んで~

2010.05.23

科学との正しい付き合い方 (DIS+COVERサイエンス)
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 先日、とある飲み会で「科学との正しい付き合い方」の著者、内田麻理香さんから「いつになったら書評を書くのか?」と問い詰められたいった趣旨のご質問をうけた。皆様ご存じのとおり内田さんの「科学との正しい付き合い方」は、ネット上では非常に大きな反響があり、ネット上では侃々諤々の議論がなされている。

 以前に内田さんに本を読んだことと後で感想をブログに書くといった事をご連絡していたのだが、今更、私がこの本の感想を書いてもしょうがないと思っていた。しかし、内田さんから問い詰められたのでリクエストをいただいたので、私なりに本書の感想を書いてみたいと思う。

《高度に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない。》

 前作の「恋する天才科学者」は有名な「科学者」を身近にしてくれる内容だったが、今回の「科学との正しい付き合い方」は「科学」そのものを身近にしていくための本と言えるだろう。

 では、どのように「身近」にしていくのか? これはなか々難しい。実際に本書の最初の方で「科学離れが進んでいる」「科学アレルギーが進んでいる」といった誤解を無くすような記述があるが、場合によっては「科学離れ」「科学アレルギー」以前の問題に「存在すら知らない」という事もあるのではないかと思う。

 例えば、私は残念な文系で、本書で例にあげられている「虚数」という言葉を知ったのも高校を出てからだし「ベンゼン環」という言葉も、恥ずかしながら本書を読んで始めて知った。もしかしたら、単に私が常識が欠落しているだけなのかもしれないが、文系に進んだ人はこれらの言葉にも馴染みが無い人も多いのだと思う。

 本書では「電線」や家庭の料理といった素材を使って「実は科学は身近にあるの物」といったアプローチを取っているが、本書でも書かれている通り、それぞれの仕組みが見えにくくなっている。例えばパソコンなどの情報機器を例に挙げると、少し前まで、デスクトップパソコンはパーツを手に入れれば簡単に作れたり中身を見ることができた。これがノートパソコンあたりになると、パーツを見ることができても自作することが難しくなる。さらに携帯電話まで行ってしまった場合、部品をバラして中身を見るというのは難しい。

 では昔はどうだったのか? これは次回のロージナ茶会ちゃんねるでも取り上げるが、昔はハード自作の雑誌で、個人でビデオデッキや電子オルガン、アマチュアテレビ放送などをやっていたらしい。今ではなかなか難しいだろう。(もっとも、今でも「MAKE: Japan」などのイベントがあるので、これらのイベントが広がっていけば、またそのような物が復権してくるのかもしれない)

《高名だが年配の科学者が可能であると言った場合、その主張はほぼ間違いない。また不可能であると言った場合には、その主張はまず間違っている。》

 このような「科学を身近に」といった主張は、今までの本でもあったが、本書の読みどころはここからだ。サブタイトルが「疑うことからはじめよう」とある通り「疑う」ことについて、徹底的に書かれている。なぜ「疑う事」が必要なのかは本書を読んでいただければと思うのだが、この「疑う事」について、特にネット上でも大きな話題となったのが高名な科学者達の「事業仕分け」に反対する集会の件だ。

 本書では、この決起集会について「ぞっとする全体主義」「科学教の狂信」とかなりバッサリと切っている。こちらについては詳しい中身は本書を読んでいただければと思うが、著者は「ノーベル賞・フィールズ賞という事だけで“正しい”という事になってしまい思考停止になっている」「科学の重要性の説明する事を放棄している」とかなり厳しい批判をしている。

《可能性の限界を測る唯一の方法は、不可能であるとされることまでやってみることである。》

 著者のこのような考え方に対して「餅は餅屋というし、理系の専門家にまかせれば?」という考え方もあると思うが、著者はそのよう考え方に対して「理系の専門家だけにはまかせられない」として持論を展開している、詳しい内容は本書を読んでいただければと思うが「普通の感覚から離れていること(専門バカと言っても良いかもしれない)」「科学技術の無批判な応援団になりやすい(これこそ科学教ですね)」とし、読者の方に「科学の監視団」になってほしい、という事を「あとがき」でまとめている。

 我々のような素人が「科学の監視団」になれるのか? これはなかなか難しいところではあるが、著者の内田さんが「事業仕分けに反対する高名な科学者達の集会」でファインマンを思い出したように、私もこの文章を読んで「ご冗談でしょう、ファインマンさん」の中のある一説を思い出した。少し長いけど引用してみよう

 ボスは僕らのグループは民間人からできている部なんだから、中尉は僕たちの誰よりも高いランクにあるのだと言った。そして「中尉には何も言うなよ」と僕たちに忠告してくれた。「いったん僕らのやっていることの内容がわかったと思い込んだら最後、とんでもない命令を下しはじめて、せっかくの仕事をめちゃくちゃにするのに決まっているのだから」
(中略)
だが視察に来た中尉には、自分はただ命令に従っているだけで、いったい何をやってるのかさっぱりわからないふりをし通した。
(中略)
中尉はこの調子で、ほんとうの事は誰からも聞き出せず、おかげで僕らは余計な邪魔をされずに、この機械式計算機の仕事を続けたというわけだ。 ある日中尉がまた視察に訪れて、いとも簡単な質問をした。「観測手と砲手が同じ場所にいなかった場合どうするのか?」僕らはキョッとした。
(中略)
結局僕たちが何も指図されまいとして避けていたその中尉の方が、僕らに非常に大切な事を教えてくれる結果になってしまった。

[ご冗談でしょうファインマンさん]より
 
 あのファインマンですら、若い時はこのような失敗をしているのだ。現在の「高名な科学者」とファインマンを比べるのは難しいとは思うが「民間人の中尉」がファインマンの間違いを指摘できたのだから、我々も「高名な科学者」の間違いを正すことはできるかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.23 22:26

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まったくクラウド的では無い「ホワイトクラウド」

2010.05.19

 先日クラウドExpoに行ってきた。最近のIT系の展覧会はあまり盛り上がらないような印象があったのだが、このクラウドExpoは非常に盛り上がっており、セールスフォースやニフティクラウドなどの有名クラウドベンダーのブースは多くの人が集まっていた。

 その中でもソフトバンクのサービス「ホワイトクラウド」のブースは多くの人達で賑わっていた、あの「ソフトバンク」がクラウドに参入するということもあり、サービス内容や価格などの情報があまり公表されていない事から少しでも情報が欲しいという人が多かったのだろう。実際にホワイトクラウドのブースでは、Web上に出ていない料金の情報や今後の製品ラインナップなどが掲載されたパンフレットが配られていた。

 ただ、これらの情報を見た人には「ホワイトクラウド」に本当にクラウド的なサービスとして使えるのか、色々と疑問を持った方が多くいらっしゃったようだ。実際にクラウドExpoに参加された人のTwitterやブログでは、ホワイトクラウドの料金やレイテンシの測定方法などにいくつか「疑問」が投稿されている。

 例えば料金体系についてはこちらのブログが詳しいが、1仮想サーバあたり月4,725円と書いているのにもかかわらず、管理ポータルやIPアドレスなど「事実上必要なもの」をオプションで提供し、実質的には月8400円必要となるようになっている。もし、本当にこの価格のまま出すのであれば、これほどユーザをバカにした値段設定もないだろう。

 さらに言えば、ホワイトクラウドは従量課金制では無く完全に月額料金制を取っている事もある。従量課金と月額課金のどちらが良いというのは一概には言えないが、IaaS型のクラウドの場合、サーバの台数を増減できるような利用形態が好まれる。ニフティクラウドのように従量課金と月額料金を組み合わせて使えるのであれば良いのだが、単に月額料金だけでは、サーバの台数を増減させる必要がある場合ではホワイトクラウドの利用も向かないだろう。

 さらにサーバ納期の問題もある。ホワイトクラウド「シェアード・スタンダード ハードウェアサービス(HaaS)」のページを見る限りでは標準納期「5~10営業日」とある、これはスケールアウトができるできない以前の問題だ。これでは専用サーバとして利用するのであればともかく、サーバ増減を目的とする「クラウド的」な使い方を現状のホワイトクラウドで行うのは難しいだろう。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.19 01:01

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我々が使っているポッドキャスト収録ツール

2010.05.18

 ご存じの方もいらっしゃるか思うが、数年前から八田真行さんやotsuneさんとポッドキャストをやっている。今までは数ヶ月に一度の割合でしか収録しなかったのだが、ここ最近は週に一度の割合で録音するようになっており、何人かの人達から「毎週集まって収録するのは大変ではないですか?」と言われる事も出てきた。

 ただ、このポッドキャスト。実際に集まって音声を録音しているわけでは無く、ネットワーク越しで録音している。今回はこのポッドキャトを収録する時のツールをご紹介したい。

 まず、音声を録音するのにはSkypeを利用している。5年前にポッドキャストをはじめた時からSkypeで録音していたが、当時に比べSkypeの音質は段違いに良くなっている。私たちのように趣味でポッドキャストをしているぐらいならばSkypeで十分だ。

 会話自体はSkypeでできるが問題は録音方法だ。我々は色々なソフトを利用したが、最近ではTapurというソフトを利用している。これはSkypeの音声を録音できたり、留守番電話機能を追加するものだ。ポッドキャストをする人でなくとも便利に利用できるだろう。

 最後に編集方法だが、私はAudacityというソフトを利用している。無料だが、音声編集の一通りの事ができる。録音した音声を編集するのであれば、まずはこのツールを使うが良いだろう。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.18 01:08

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社内Twitterが陥る罠

2010.05.13

 最近では「社内Twitter」「イントラ Twitter」が数多く登場している。以前に普及した「社内ブログ」や「社内SNS」などの普及がひと段落した現在、メディアでも注目が高いTwitterなどのマイクロブログを社内情報ツールとして使うというアプローチは当然なのだろう。

 確かにTwitterはSNSやブログなどよりも情報を記入するのが手軽なので、社内の多くの人が参加し、情報の共有を行うことができる。実際にある「社内Twitter」の活用事例では、客先でわからない質問を受けたときに社内Twitterで回答するといった使い方が紹介されていた。通常のTwitterでも何かしらの質問をツイートした場合に、その回答が返ってくる事も多い。「社内Twitter」でも、そのように使われるケースが多くなってくるだろう。

 しかし、単に「社内Twitter」が社内コミュニケーションの促進や情報共有を促すかと言えば、そういうわけでも無い。場合によってはかえって邪魔になる場合もある。例えば、こちらのブログをご覧いただきたい。

ツイッター企業ドラマ「素直になれなくて」 Everything You’ve Ever Dreamed

ツイッター企業ドラマ「素直になれなくて」第二話 Everything You’ve Ever Dreamed

 これらのブログではTwitter(社内Twitterではない)を「部長の思いつき」で社内に導入した後に、部下がTwitter上で自分を褒めないと怒り、さらにTwitter上で機密情報を流した事を部下から指摘されるとそれをリムーブするというという様子が書かれている。さすがにこの話しは誇張されているだろうし、そもそも非公開で使われている社内Twitterのことではない。しかし、いくつかの社内情報ツールを導入していた知人の話しを聞くと、実際にはこれに近いケースはいくつか存在したようだ。

 ここまでヒドクなくとも、このような情報共有ツールは上司の目が気になるのは当然だ。社内専用の情報ツールを扱うのは、思ったよりも難しいだろうと個人的には思う。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.13 00:23

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PowerPointで作成したファイルにパスワードをかける時の注意点

2010.05.11

 最近ではセキュリティの関係上、取引先にデータを渡す時にもパスワードをかける必要がある。従来はZIPなどで圧縮をする際にパスワードを設定をする事で対応していたと思う。例えばLhaplusなどは、ZIP形式で圧縮する時にパスワードをかける事ができる。何かしら第三者に観られたくない場合は、このようなソフトを使ってパスワードをかける事はほぼ当たり前になっているだろう。

 また、最近ではデータを圧縮せずにアプリケーション自体で作成したデータにパスワードをかける事もできるようだ。例えば、Microsoft OfficeではWord、Excel、PowerPointなどのアプリケーションでパスワードをかける事ができる。この方法ならば特に圧縮する必要も無くそのままパスワードをかける事ができる。

 しかし、パスワードをかける際にPowerPointで作成したファイルには注意した方が良さそうだ。WordやExcelは比較的古いバージョンでもパスワードをかける機能があったが、PowerPointがファイルにパスワードをかける機能は2003からだ。そのため、PowerPoint 2007でパスワード付のファイルを作成した場合PowerPoint 2000より前のバージョンでは開くことができない。どうしても開きたい時は、Powerpoint2007でかけたパスワードを削除しないとPowerPoint 2000以前では開くことができない。

 会社によってはofficeのバージョンが古い物を使っている所も多い。下手をしたら、せっかく作ったファイルもパスワードのせいでファイルが見られなく恐れもある。ファイルの受け渡しは色々と気をつけた方がいいだろう。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.11 23:50

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Twitterをプレゼンで使用するためのツールのまとめ

2010.05.10

 Twitterが一般的になってきて、イベントに公式のハッシュタグを用意したり、プレゼン時にTwitterのタイムラインを流す人が多くなってきた。イベント参加者の声を直接表示できるので、参加者とやりりとりをしながら、イベントを進めることができるので最近ではTwitterを表示しながらのイベント進行は常識になりつつある。

 プレゼンでこのようなTwitterのタイムラインを流す場合は、WebページからTwitterを表示させても良いのだが、プレゼンをしながらTwitterを表示するのに適したツールがいくつかある。今回は、それらのツールをご紹介したいと思う。

《 Twitroll - Twitterつぶやきスライドショー

Twitroll -は、Webブラウザから指定したキーワードのツイートを表示させるツール。画面全体にツイートを表示できるので、非常に見やすく利用できる。特別な操作がなく、自動的にツイートを切り替えてくれるのでわかりやすい。

Tweet Bubbles

 Twitrollは1つの画面に1つのツイートしか表示できないため、プレゼン中の画面が1つしかない場合は、利用する事はできない。そんな時に利用したいのがTweet Bubblesだ。

 Tweet Bubblesは、画面の左右に指定されたキーワードのツイートを表示するためのAirアプリ。透明度の指定や1つ々のツイートの大きさや透明度を指定できるので、ブレゼン中にも邪魔にならないでプレゼンができるだろう。

Power Pointでのプレゼン時にtwitterのつぶやきを表示させる

 最後紹介するのはPower Pointでのプレゼン時にtwitterのつぶやきを表示させる方法。Twitter研究会でも紹介されたので、ご存じの方も多いと思うが、この方法を使うとパワーポイントでTwitterを表示することができる。

 いくつかツールをご紹介したが、プレゼンで表示する他に余っているディスプレイにこれらのツールを表示させてツイートを常に表示させておくのも面白いかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.10 08:30

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iPadが出てもiPhoneの方が読書端末に向いていると思う理由

2010.05.09

 ついにiPadの発売日と値段が決定した。今後はiPadの他にもタブレット型の端末が出てくることから、今以上に本が電子出版で販売される事が多くなってくるだろう。

 個人的にもiPadを買おうと思っているが、iPadを読書端末として使うことは少なくなると思っている。と言うのも、iPadを持ち歩くのは携帯を持ち歩くよりも面倒だし、端末もそれなりに重たいので、長時間「読書」をすることも難しいからだ。

 さらに、iPhoneのような「携帯電話」を職場に持ち込むのは、なんとかお目こぼしをしてもらえるかもしれないが、iPadぐらいになると社内のセキュリティ担当者的には「ノートPCを持ち込んでいる」ように考えられ、社内に持ち込めないケースも出てくると思われる。そうなれば、iPadは出勤時には使えず、家での利用が大半となるだろう。(セキュリティ担当者が知識がある方であれば、iPhoneがOKでiPadがNGという判断はしないと思うが…)このように考えると「電子書籍」を読むという点では、機能や使いやすさについて言えばiPadの方が優れているものの、実際に利用する機会を考えるとiPhoneの方が多いように思われる。

 実際に、iPhone用の電子書籍もコミックや青空文庫以外にも、人気のあるビジネス書が配信さるケースが多くなっており、私もiPhone経由で何冊か購入して読んでいる。iPhoneからの読書の場合は「横書き」の本は、読みにくい場合があるものの、それほど問題無い。むしろ、紙の本を鞄から取り出すよりもiPhoneから読む方がすぐに本を読めるために便利だ。そのデバイスの接触時間という事を考えればiPadよりもiPhoneの方が多いだろう。

 iPadを電子書籍端末として見るかどうかは、人それぞれだと思うが、私の場合はiPadを購入しても結局iPhoneで本を読むと思う。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.09 23:00

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クラウドという言葉を「定義付け」してもしょうがない。

2010.05.05

最近クラウド系のイベント・セミナーに顔を出すと「クラウドというのは所詮バズワードだからよくわからん。」という意見をいただく事や「クラウドという素晴らしい技術をバズワードとするためナニゴトだ、ちゃんと定義づけする必要がある」という意見をいただく事がある。このブログでも何度も書いている通り「クラウド」という言葉は、人によって様々な意味で使われる。例えば、GmailのようなSaaS、AzureのようなPaaS、Amazon EC2のようなIaaSと言った基本的な物でも違うのだが、最近では様々な「×aaS」が登場したり、iPhoneやアンドロイド端末のような物まで「クラウド端末」と言われる始末だ。

 このような状態で「クラウドコンピューティング」の定義を作るの非常に難しい。仮にできたとしても「×aaS」のような言葉や「なんちゃらクラウド」という言葉が増えるだけだ。私のように「バズワードが増えれば増えるほど、心が躍るぜ!」という人間もいるとは思うが、基本的には覚える言葉が増えるのは大きな負担だし、増えた言葉によってコミュニケーションが取りにくくなる。できれば言葉は増やさない方が良いだろう

 また、クラウドという言葉が増えると、それぞれのクラウド同士でケンカをはじめる。プライベートクラウドの事業を営んでいる業者はパブリッククラウド業者を「不安定だ」といった理由で攻撃しているし、パブリッククラウドは「料金が高い」という理由でプライベートクラウドを攻撃する。また、クラウド業者の中には「○○がないとクラウドでは無い」という理由をつけて、他の業者を攻撃する所があるが、IaaS、PaaS、SaaSではユーザからの見せ方も違う「○○が無いからクラウドではない」「○○があるからクラウドである」という事を言ってもしょうがなく、利用するユーザにどのようなメリットがあるか説明した方が良い。逆にIaaS型のクラウドなのにサーバ1台追加するのに数日かかるようでは、一体何が「クラウド」なのかさっぱりわかららない。

 様々なサービスを見ていても「これをクラウドと言ってしまって良いのか?」と思ってしまう事も正直あるが、「○○だからクラウドではない」「○○だからクラウド」というよりも、ユーザへのメリットをアピールした方がはるかに生産的だと思う。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.05 23:58

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「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」

2010.05.05

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 一昔前に、童話調で政治を語ったり、仕事のやり方を説明する本が流行ったが、この「ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話」は、現代社会のお金の話しを童話調に解説したもの。円天事件や有名会社の株券発行、よくある株式情報詐欺などの事例をベースにした物語を童話仕立てで(多少、ブラックジョークがきいているが…)わかりやすく解説している。

 作品のテーマを簡単に言うと「うまい話には裏がある」という事。この本に掲載されているどのお話も、最初は「うまい話」で主人公達はつられてしまうが、最後は騙されてしまうという物。何も考えずにホイ々とウマイ話しについていってしまうと騙される、どのような事でも最後は自分で考える必要があるということなのだろう。

 この作品自体は童話調で書かれてはいるが、実際の団体・企業・人物をモデルとして書かれている。中には、現在ベストセラーを出されている著名な人の読者を批判(からかった?)内容も掲載されているので、その人物のファンの人には少々頭にくるかもしれない。本屋で見つけたらならば、まず2章を目を通し、その内容が自分にあっていれば購入しても良いだろう。

 ページ数も少なくテンポよく読めるので、ブラックジョークが好きな人は読んでみても良いかもしれない。

投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2010.05.05 18:10

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